クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#アルピニスト これはドキュメンタリーなのだけど、撮影されているマーク・アンドレ・ルクレール氏を見てる内に別の映画が思い出されてならなかった。そのタイトルは『グラン・ブルー』。ジャック・マイヨールがモデルの作品だ。 https://t.co/ge7nAZqzo9
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusマーク・アンドレは山、ジャックは海だが、酸素もつけずに人間本来の機能のままで極限を目指す姿がそっくりだったのだ。『グラン・ブルー』はジャックをモデルにしたフィクションではあるが、映画の中の主人公のたたずまいがマーク・アンドレに重なって見えた。
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『アルピニスト』のニック・ローゼン監督は自分もクライマーなので撮るべき事がわかっている。或いは中心となる人物の違いによるのかもしれないが、ロッククライマーであるアレックス・オノルドのドキュメンタリーである『フリーソロ』よりも私にはずっと面白かった。アレックスも出てきたけどね
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusアレックスはどちらかというと功名心のために山に登っているように見える。マーク・アンドレは違う。楽しいから登っている。自分の能力を100%投入する快感を知っているからだ。全ての知覚と筋力を総動員し、一歩毎に自分の決断が間違ってなかった事を体得しながら進むのは他では得られぬ快感だろう
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusスリルを楽しむのではない。全身の細胞がわきたち、生きるために全てをかけて戦っている感覚を味わうのだ。神経速度が最高潮に達し、全てが止まっているかのように見える瞬間、それをマーク・アンドレは山で、ジャック・マイヨールは海で感じていたのだと思う。そして多分芸術家達は表現の世界で
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusマーク・アンドレにとっては山に登るのが自己表現だったのだ。ADHDと診断された彼にとって、言葉よりクライミングの方がずっと雄弁な自己表現だったのだろう。撮影隊の同行を避けたのも、自分自身を表現するのに誰かに手伝って欲しくないという思いからなのだろう。その気持ちはよく分かる。
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#アルピニスト を見ればマーク・アンドレの一挙手一投足が研ぎ澄まされたものである事が分かる。そこには余人の入る隙はない。観客はただ見守るだけだ。側にいようとスクリーン越しだろうと他人が彼にしてやれる事など何もない。それを弁えるのが究極の人間関係のあり方かもしれない。彼は、自由だ
2022年07月15日 20:30
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus彼の周囲にはその人間関係を受け入れた者のみが居る。母親も、恋人も、撮影隊も、彼の自由を妨げない。それはとても強い心がないとできない事だと思う。 この映画はクライミングを描きつつ、人を愛することはその自由を尊重することだと強く訴えかけてくるのだ。そう、『グラン・ブルー』と同様に
2022年07月15日 20:30