『ロード・オブ・ザ・リング』オーランド・ブルームが『力の指輪』エルフと!添えた「一言」が力強い
非常に高い評価を得ている一方で、白人ではない俳優も多くキャスティングされているため、人種差別に基づく誹謗中傷も起こっているが、差別発言によって変化が元に戻されることはない。
シルヴァン・エルフの戦士であるアロンディルを演じた、プエルトリコ人のイスマエル・クルス・コルドバは、キャスティングが発表された2年前からSNSでヘイトスピーチは受けてきたと明かし、しかしついに配信が開始となった今では、「“でもエルフはそんな外見じゃない”というのは言い訳になりません。そうじゃなかったのかもしれませんが、今はそうなんですから」と言って胸にある誇りを示した。
そんなエルフたちのことを、『ロード・オブ・ザ・リング』でホビットを演じたイライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、ドミニク・モナハン、そしてビリー・ボイドはサポート。様々な色をしたエルフの耳のイラストと、エルフ語で「ここではみんな歓迎される」と書かれたグッズを身につけた写真をそれぞれのSNSで投稿した。
そして、さらにオーランド・ブルームも人種差別に反対する姿勢を明確にした。彼は、イスマエルと対面! 『ロード・オブ・ザ・リング』のシンダールのレゴラスと、『力の指輪』のシルヴァン・エルフのアロンディルによる2ショットは胸アツ。
オーランドはその投稿に「mellon」という単語とエルフの絵文字を添えた。「mellon」は、シンダールの言葉で「友達」という意味! シンプルに力強く、新旧エルフたちの絆を見せたオーランド。イスマエルはコメントで、「大きな愛を、友達」という返信と、肌色の異なるエルフたちの絵文字を書き込んでいた。
ちなみに、ドラマが制作されるということだけが発表されていた2019年に、オーランドは自分はもう年を取りすぎたとして、レゴラスをふたたび演じることはないとコメント。その後、舞台が第二紀であることが明らかとなり、オリジナルキャストの出演はなさそうだということが分かった。しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影中にオーランドが片思いしていたケイト・ブランシェットが演じたガラドリエルは、モーフィッド・クラークがバトンを引き継ぎ登場している。