『ロード・オブ・ザ・リング』オーランド・ブルームが『力の指輪』エルフと!添えた「一言」が力強い

 
 
> J・R・R・トールキンによる小説を原作とし、Amazonプライム・ビデオ史上最大の初日視聴者数を記録したドラマ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』は、原作における第二紀の時代を舞台としており、第三紀が舞台だった映画『ロード・オブ・ザ・リング』に登場したキャラクターの若き姿や、新しいキャラクターとが様々に活躍する。
 
 

非常に高い評価を得ている一方で、白人ではない俳優も多くキャスティングされているため、人種差別に基づく誹謗中傷も起こっているが、差別発言によって変化が元に戻されることはない。

 シルヴァン・エルフの戦士であるアロンディルを演じた、プエルトリコ人のイスマエル・クルス・コルドバは、キャスティングが発表された2年前からSNSでヘイトスピーチは受けてきたと明かし、しかしついに配信が開始となった今では、「“でもエルフはそんな外見じゃない”というのは言い訳になりません。そうじゃなかったのかもしれませんが、今はそうなんですから」と言って胸にある誇りを示した

 そんなエルフたちのことを、『ロード・オブ・ザ・リング』でホビットを演じたイライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、ドミニク・モナハン、そしてビリー・ボイドはサポート。様々な色をしたエルフの耳のイラストと、エルフ語で「ここではみんな歓迎される」と書かれたグッズを身につけた写真をそれぞれのSNSで投稿した。

 そして、さらにオーランド・ブルームも人種差別に反対する姿勢を明確にした。彼は、イスマエルと対面! 『ロード・オブ・ザ・リング』のシンダールのレゴラスと、『力の指輪』のシルヴァン・エルフのアロンディルによる2ショットは胸アツ。

 

オーランドはその投稿に「mellon」という単語とエルフの絵文字を添えた。「mellon」は、シンダールの言葉で「友達」という意味! シンプルに力強く、新旧エルフたちの絆を見せたオーランド。イスマエルはコメントで、「大きな愛を、友達」という返信と、肌色の異なるエルフたちの絵文字を書き込んでいた。

 ちなみに、ドラマが制作されるということだけが発表されていた2019年に、オーランドは自分はもう年を取りすぎたとして、レゴラスをふたたび演じることはないとコメント。その後、舞台が第二紀であることが明らかとなり、オリジナルキャストの出演はなさそうだということが分かった。しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影中にオーランドが片思いしていたケイト・ブランシェットが演じたガラドリエルは、モーフィッド・クラークがバトンを引き継ぎ登場している。