10月の読書メーター
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ナイス数:46

 


塀の中の元極道YouTuberが明かす ヤクザの裏知識塀の中の元極道YouTuberが明かす ヤクザの裏知識感想
子どもの頃に大人に質問しても要領を得る解答が得られなかった疑問に対する答えが幾つか本書の中で見つかった。例えば「愚連隊」とか「代貸し」とかヤクザにおける「舎弟」とか、仁義をきるのは何のためでテキ屋とヤクザは似て非なるものであるとか、欧米のマフィアとヤクザの違いが対称的である事とか。小指詰めにも右手と左手があって、意味あいが全然違うというのは初めて知った。往年のヤクザ映画を見る前に読んでおくべき書ではある。ところで本書の中では「ヤクザ」一本で「極道」という言葉は使われてなかったと思う。何故だろう。プライド?
読了日:10月30日 著者:懲役 太郎


レンズが撮らえた 幕末 日本の事件史レンズが撮らえた 幕末 日本の事件史感想
幕末の日本で撮影された写真が教科書に出てくるようなもの以外にこんなにあったとは驚きである。きっと一枚一枚が様々な土地のいろいろな所で展示されていたりしたのだろう。城や街並みといった風景や有名な肖像画に混じって手彩色で色づけされた「刺青姿の男性」が異彩を放つ。背中一面に太刀を構えた武者が睨みをきかせている。薄い青の中に深紅と桜色が浮かぶのが美しい。江戸時代、刺青は男意気を示すため、博徒、火消し、鳶職人、飛脚など肌を露出する職業に多く見られたそうだ。ヤクザの専売特許というわけではなく、割と一般的だったのね。
読了日:10月31日 著者: