クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus
ラージャマウリ監督の作品は『バーフバリ』二作『マガディーラ』『RRR』『マッキー』『ヤマドンガ』と発表順バラバラで見てきたんだけど、どんどん洗練されていくのが分かりますね。完全に世界を視野に入れて作品作ってきたんですね。いや～『バーフバリ』でご存じになれて私ツイてたわ～♪
2023年05月15日 20:39
作品世界はそれぞれ別物だけど、監督の撮りたいものって『ヤマドンガ』の時点でワリとハッキリしてますね。・一つの作品に二つの世界・運命の出会い・一途な思い・無垢故の悲劇・復讐を遂げる強い意志アクションシーンでは・ノールック連携プレー・満身創痍での死闘悪役は・欲望に忠実
2023年05月15日 20:39
特に特徴的なのが「一つの作品に二つの世界」を描く事で、『ヤマドンガ』では現世と天界（閻魔が居てもインドでは地獄じゃなくてお空の上なのよ）『マガディーラ』では現代と400年前『マッキー』では人間と蠅『バーフバリ』ではアマレンドラとマヘンドラ『RRR』ではラーマとビームに分けられます。
2023年05月15日 20:39
『ヤマドンガ』ではタラク演じるラジャは現世でも天界でも自分のままだったけれど、『マガディーラ』では転生したとはいえ別の時代に生きる二人をチャランが、『バーフバリ』では同じ姿の父と息子をプラバースが演じ分けてた。『マッキー』では人が蠅に転生するけれど中身は同じまま。全部違う。
2023年05月15日 20:39
でも『RRR』では二人のスターを使えたから、これまでは一人に凝縮してたものを振り分けることができたのかな？ とはいえ二人とも本当の自分を隠して仮面生活を送っていたわけだから、それぞれ二つの世界を生きてたわけよね、故郷とデリーとで別々の。やはりマウリ監督は二重性がお好きみたい。
2023年05月15日 20:39
仮面を被ったような生活をしている主人公の、仮面の下の心の奥底に隠してある無垢な部分を探り出してスクリーンの俎上に出すのがお好きなのか、上手いですよね。ラジャは現世でも天界でも舌先三寸で周囲を翻弄しまくった挙げ句、純な心に触れてあっという間にほだされる所で観客も一緒にほだされる
2023年05月15日 20:39
『ヤマドンガ』ではその変身ぶりが「いや、あなた、そんな純な心どこに隠してたんですかい？」になるのが欠点といえば欠点なんだけど、『マガディーラ』や『バーフバリ』をではそういうツッコミ所もなくなっているのよね。観客が納得できるかどうかはおいといて、脚本上では齟齬がない。
2023年05月15日 20:39
『マガディーラ』の場合はツッコミ所は他に多々あれど一応体裁は整ってるという感じだけど、『バーフバリ』はそれもないもんね。シブドゥ→アマレンドラ→愚鈍ちゃん→マヘンドラと役割は変わっても常に純真なままだったから。思慮深く教養があっても無垢でいられるという設定ができる美しさよ。
2023年05月15日 20:57
