ラーマが身動きもままならないのに立ち去ろうとするアクタルの手を掴んだのは彼の正体を確かめたかったからなんでしょうが、問い質すまでもなく告白されたらどうしていいか分からないですよね。
 
この後壁をぶち抜いて拳の痛みに耐えながら気を取り直していく過程が凄まじい。かつてなくしたものを取り戻したと思っていたけれど、その喜びは幻だった。失った時の苦しさはかつて経験した。だったら今一度その時に立ち戻れ。その時なくしたっきりの自分であれば、今も平気でいられるはず。そう思う事でなんとか乗り越えたんでしょう……。