4月の読書メーター
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ナイス数:32

特捜部Q―カルテ番号64―(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)特捜部Q―カルテ番号64―(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
久しぶりに貪るような勢いで活字を読みふけってしまった。やっぱりよくできた小説は面白いな~。映画で見て内容知っていても、このシリーズに流れるユーモアらしきものが理解できなくても、テンポのよい文章と上手な構成の作品は最高だわ。映画の方はどちらかというと女子収容所の描写が多かったような気がするが、小説では相変わらずしっちゃかめっちゃかなマークの私生活に多くページが割かれている。ようやくわかってきたけど、作者にとってはマークの不遇をこれでもかとばかりしつこく書くのがこの上ない楽しみのようだ。
読了日:04月28日 著者:ユッシ エーズラ・オールスン


特捜部Q-カルテ番号64-(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)特捜部Q-カルテ番号64-(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
映画をシリーズと知らずにこれの前作あたりから見たので、ラスト辺りでマークがアサドに向ける感情の奔流がよくわからなかったため、最初から映画を見直したのだがピンと来ず、それで小説でも読み進めてようやく戻ってきた。で、わかったのが、本の方では映画よりもさらっとしかその事には触れていないのだった。でも、ここに至るまでの細かい積み重ねがあるので、映画での強い感情の表出にも納得ができた。とにかくマークが気むずかしい上に天の邪鬼すぎるのだ。きっとその罰として作者は彼の私生活をハチャメチャにしてるのだろう。面白かった~♪
読了日:04月29日 著者:ユッシ エーズラ・オールスン

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