表面的な言葉にだまされちゃダメで、これは克己心の物語です(いきなりですいません)。悪しき習慣を断つ決心の話ですから。 そう思って見るとこれは立派なヒーロー映画なんですよ。そこ、一番に押さえておくべきだと思って(誤解されそうだから)。
表面的にはエズラ君が一人二役で漫才やりつつ「バットマン」と友達になって「スーパーマン」探すという話なので、DCに特に詳しくなくても大丈夫です。知ってる方が余計に楽しめるのは言うまでもありませんが、後から調べて映画を見るという楽しみ方もあるので♪
これはまた大変よくできたコメディでもあるのです。だからアメリカでの興行成績イマイチだったのかな? 面白いのに……。 ただクセはあるかもしれない。 「寒いな」 「北極圏だから」 の会話でプッと笑えるタイプ(私とか)じゃないと 通じないおかしさなのかも…
劇中よく出てくるのがBTTFこと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんですが、エリック・ストルツが一時マーティ役として起用されていたのは有名な話です。タイムトラベルものの例としてタイトルが挙げられるんですが、当時の時間旅行の理論はたぶんもう古いのね。
過去に戻って「修正」したら、自分の生きていた現代(過去から見たら未来)はどうなる、という話は韓国ドラマにたくさんあるんですが、今回思い出したのは『アリス-運命のタイムトラベル-』。思考実験を重ねるとどうしてもこういう結論になるのかな……。
6月8日の試写会に行ったきりでまだ劇場で見てない人は絶対に足を運ぶべき! 公開中の本編には「誰?」で終わったその続きがあるのよ! それがもー傑作で、これ見るためだけに新たにお金払っても満足と思いましたよあたしゃ!さらにクレジット後にもお楽しみが!