はっと 気がついたら
ひざしも 風のいろも 春になっていた
まだ 冬眠していたい
眠たげな きぶんは いっきに さめた
おとぎのくにのような
サクラ舞う 春が うたっている
やさしい声で つつむように
ボクにも うたってくれる
きみの住む町にも
きっと とどいているよね
オモイドオリ いかないことの ひとつやふたつ
生きている あかし だれだって もっている
晴々した 気持ちだけの
のうてんきな 日々ばかりじゃ ないけれど
春のうたのような まほうのような才能を
みんな 生まれるときに もらってきていること
わすれていたら ちゃんと おもいだそうね
才能の一歩を うたうように ふみだそう