ほわっほわ 真っ白の うさぎさんを
みつけたのは
かどの ゆうびんきょくを すぎたあたり
小さな お店で てぶくろを さがしてた
じっくり 色とりどりの てぶくろを みくらべて
まよって まよって 1っこの てぶくろを 手にとったけど
やっぱり やめて お店をでてきた うさぎさん
それから ぴょんぴょん いそぎ足で
つぎの お店をみつけて
また てぶくろを さがしてた
みっつめのお店でも よっつめのお店でも
おなじ色の てぶくろを てにとって やめて
なんども くりかえしていたね
ぴょんぴょんのうさぎさんが
なんだか 気になったボクは
ここまで こそこそ おいかけてきちゃった
だれかにプレゼントしたいのかな てぶくろ
ボクが もうスピードで走って まちじゅうの てぶくろを
あつめてきてあげたいけど
声をかけるのが こっぱずかしいというか
うさぎさんは たいせつそうに たのしそうに えらんでいるから
かるはずみに こえを かけられないなあ
このあたりまできたら まちの真ん中でながれていた ジングルベルも
とおくで かすかに きこえるだけになっちゃった
うさぎさんは ずっとさがしてる りんご色の てぶくろ
おきにいりを みつけられるのかなあ
ボクはといえば いつだって たべものいがいのことは
ろくすっぽ かんがえないで決める
それでもまあ なんとか しあわせに 生きてこれたんだ
みんな それぞれの 365日を 生きているんだね
あったりまえじゃん!って いわれそうだけど
ボクは しみじみ おもった
ここまで のうのうと 生きてきたボクも
1日1日を たいせつに 生きてきた みんなも
それぞれの ねがいが かないますように
こころを こめて
メリー・クリスマス!!
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