「ごはん大好き!」 ~ NEO ~




 

              生きていくのに 大切な なにか

              それが わからなくなってきたら


              空を ただ じっと見上げてみる

              空を ただ じっと眺め続けてみる





            だんだん こころにチカラがたまっていく 







「ごはん大好き!」 ~ NEO ~


ベランダで

うとうと うとうと うとうと


目が覚めたら ドアが閉まっている

忘れたんだ ボクのこと


うちの中に入りたいな・・・

チーズのおやつ 食べたい

水も がぶがぶ 飲みたい



こっぴどく 叱られて

部屋から 出られなかったときよりも

忘れられるのは もっと ずっとずっと ショボンだよ


忘れられるのは いないってことと おなじでしょ






         ぽかぽか陽気の のどかな春の日

         だけど まだ水は冷たい


         オレンジのボールが 川に・・・

         するするっと滑って ポトっと落ちた


         早く 早く助けなくっちゃ
         いつも ボクと遊んでくれる 大好きな ともだち


         手も足も胸も 冷たい
         キュッとかたくなる 冷たさだけど
  
         もうすぐ あとひといきだから
         そこで 待っててね
 

         かならず ボクが助けてあげるから










       車に乗って 知らないどこかへ

       行くのが 好き


       はじめて 出合う風景

       はじめて 出会う仲間たち


       窓から 空を見上げると ひこうき雲

       窓から 地面をのぞきこむと デコボコ道


       車から 降りたら 思いきり走りまわる

       心もからだも自由になれる ボクの週末







        アスファルトの端っこに

        あどけない たんぽぽが咲いていた


        いい匂い かすかに悲しい匂い


        クンクン クンクン していたら


        やわらかい風が吹いて たんぽぽが 笑った

        クンクン クンクン してみたら


        春の土の匂いがして ボクの気持ちも笑った



        ここが ボクの散歩道











 

                  たいせつなひとが 星になった

 

                    会いに行かなかったこと

               ぐるぐる ぐるぐる
               ぐるぐる ぐるぐる

              身体中をかけめぐる


             いつかボクが星になったら

             まっさきに あやまろう


               星になるまでは
               ぐるぐる ぐるぐる


        胸の奥にそっと置いたまま 笑って生きて行こう





「ごはん大好き!」 ~ NEO ~



          碧い空

          だいだいの空

          銀色の空


          どんな空の日も

            君のことを考えていると

              清らかで澄んだ気持ちでいっぱいになる







    生きているってことは
    楽しむこと
                  
    生きているってことは
    忘れること

    生きているってことは 
    夢中になること


      生きているってことは・・・


      生まれた奇跡が 今も続いていること












 

    ごはんのときは              

    いつも思う
「ごはん大好き!」 ~ NEO ~

    強く 思う


    チーズもいちごもキャベツも

    もっともっともっと



    食べてみたい













「ごはん大好き!」 ~ NEO ~
 ボクは わるくない

 ぜったい わるくない

 

 洗たくしたシャツが 風に吹かれて

   スルリと地面に落ちた


 それから

 また風に はこばれて

 ボクの足元に 来たんだ


 だから ボクはわるくない

 風も わるくない

 シャツも わるくない


 だれも わるくない