母に会うたびに、母から愚痴を聞く
兄から、母が、どんなに物忘れが酷くなったのかを訴えられる




何もしてあげられない自分がいる





お正月は、兄に頼まれて、ランチで外に連れ出しただけ


写真撮るよ!
笑って!



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ちょっと無理した笑顔



ちゃんと笑えてるか?
と私に聞く母



本当にごめん!心の中で叫んでる



何にもしてあげられない私

でも、こんな私のことを、心配してくれる


何度も何度も、繰り返し同じ事を聞く

何度も何度も、根気よく応える




私の仕事はね…

大袈裟に、誇大表現で、すごく忙しい風に話す


それは良かった、と無表情だった母が微笑んでくれる


こんな素敵な母の子供に産まれた私は、とても幸せだ


ありがとう!

お母さん、私、頑張るから


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