先日は藤沢市湘南台文化センターにて、
東城百合子先生と五来純先生※の講演会に参加、
『健康は手作りの食卓から』
を学ぶことができました。
※あなたと健康社 代表取締役・東城百合子先生の息子さん
東城先生は来月で89歳になられますが、
そのお歳を感じさせないくらいのパワーです。
本当に世の中を
良くしていきたい、
変えたい、
という情熱を感じました。
入場者数の席600名のところ1000名、
入場無料、小冊子3冊をも無料で
いただきました。
以下、箇条書きではありますが、
東城先生の講演会の内容を書き記します。
●今の日本は『食べる』っていうことに関心が無い。
「食べる」とは「生きる」こと。
●和食がただ世界遺産になっただけではない。
これを残していくこと。
●我々の先祖は手作りをした「伝統食」。
戦後からは添加物、手抜き心抜きの食。
●春夏秋冬を生かした食をする。
暑いときは体を冷やすものが旬、
寒いときは体を温めるものが旬、
自然はそうなっている。
それに合わせて器も大事。
美しいもの(食材)を
季節に合わせた美しい器に
盛って食べる。
和食とはそういうもの。
●躾は手抜きをしない。手足を動かして伝えること。叱るのではなく伝えることが大事。
●箸はただ使うのではない。一粒も残してはいけない。誰がどのような気持ちで作ったのかを思いながら食べる。
●子どもと一緒に食卓を囲んでいますか?一緒に食べなかったら、(子どもは)教わらない。
●箸の使い方は、身を美しくするもの。躾とはそう書く。
●箸の置き方は、欧米のナイフフォークの置き方(縦置き)とは違う。なぜ手前に置くのか。それは神様と人間の境界線の意味もある。箸の向こうはお天道さまからの頂きものだから、人間は“お下がり”を頂いて、自分の命とさせて頂く、『いただきます』。『ごちそうさま』は、作ってくださった方への感謝の意味。
●もう日本は2人に1人ががんになっていっている。このままだと日本がダメになる。
●お父さんは働くことで経済力。お母さんは家庭、お父さんの補佐、お金を上手に使うこと。そして、次の世代に何を残せるのか、それを実践していくことが必要。それがしっかりできていないから、今現在はダメになっている。戦前までは食卓からしっかり教えられた。
●根(心)がしっかりしているから、枝葉(体)は育つ。『根』とは、日々の生活、毎日の習慣であり、家での勉強。これが性格となり、心を育む。根をしっかりと育てることによって、心は神のみち(自律神経)を通り、60兆の細胞を動かし、枝葉(体)となる。神経とは神のみちと書く。
●根がないとどうなるか。昔は近所の子どもを叱った。根が育っていない子どもが多い現代ではそれができない。どうしてか?叱ると刺されるかもしれない。何をされるかわからないから何もしない。逆に防波堤を築く。今の子どもは根が無い。
●無職の人が多い。なぜ、そうなったのか?家でろくに教えなかった、何もしなかった。命に対する感謝がなかったら、そうなる。働くことは大事。
●学校の勉強は知識、暗記力だけど、家での勉強は違う。
●共働き…働くのはいいけど、しっかり留守番ができる子になるように「こころ」を置いて行く。できる子(次の世代)に育てていく
●掃除のできる子、・後始末のできる子(洗い物ができる子。食べるんだったら、自分のお茶碗を洗いなさい)
●ゴミの捨て方…肥料になるような生ゴミは腐葉土にして種を蒔く→芽が出て、命になる、命を育てる。自分で育てたものは命があるんだという、子どもに命を教える。
●自分で食べる、っていったものは食べさせる(言葉に責任を持たせる)
●3歳までに何をインプットしていくか、お母さんの役目。
●お母さんが次の世代を育てる、次のお母さんを育てる。
●いつやるか?生きている限り、人間はいつでも変われる。
●愛情で叱ったら、子どもはついてくる。感情で叱ったら、ダメ。(頭で叱る。何回言えばわかるの!)
●林間学校に子どもが行くことがあった。雨が降りそうだったので、お父さんが子どもに傘を持っていくように言ったが、持って行かなかった。案の定、帰宅するときは大雨で、子どもはずぶ濡れで帰ってきた。お父さんは玄関先で、仁王立ちで叱った。
「だから持っていけ!って言っただろう!そこに立っとけ!!」
その後、お父さんはお湯を持ってきて、子どもをタオルでしっかり、全身をくまなく拭いてあげた。愛情で叱るというのはこういうこと。
●『薬』や『食(レンジでチンの手抜き食品・食品添加物)』を便利と思って利用し続けることは、その人の人生を決めてしまう。
●血液を汚さない食べ物を摂る(玄米、味噌汁、漬物、梅干し等の玄米菜食)
●和食はご飯とおかず。ご飯を抜く人がいるが、それは体を冷やします。
●自然療法、コンニャクやビワの葉のお手当て。肝臓や腎臓を温めることで、血行が良くなり、血液を浄化する。新しい細胞に変えていく。そして、食の改善(動物性タンパク質は血を汚すため避けたい)。これらをどれだけ実行できるか、です。
●お金のために勉強して、お金のために仕事して、お金のためばかりに目をやると、必要なことがおろそかになるし、次の世代が育たない。家のことに目をやる工夫をする。努力したら良くなっていく。
●「日本(国)は世界一長い歴史があります。みなさん、『日本』をどうぞ覚えてください。日本の国はすごいんだ!ということを認識してください。今日来てくれた皆さんに差し上げます(日本がもっと好きになる、の著書)。」
※講演中の画像は、当日は撮影禁止だったため、他サイトよりお借りいたしました。