「牛のミルクはあくまで子牛のためのミルクであり、 人間の赤ちゃんは母乳で育てるのが 「生物の法則」である」
ロバート・メンデルソン
(医学博士)
(出典:超健康革命・名言の教え)
まず、忘れてならないのは、
牛乳は牛の赤ちゃんが離乳期までの間、飲むものであること。
全ての哺乳動物の中で他の動物の乳を飲むのはヒトだけ。
加えて離乳期を過ぎても飲み続けているのもヒトだけ。
牛は誕生時にすでに50~60㎏の体重。
これが二年足らずで1000㎏(約20倍)にもなるため、牛乳にはそれだけのエネルギーが存在していることになる。
人間は、1年でせいぜい3㎏が10㎏(約3倍)になる程度。(それも凄いこと!)
だから、牛乳は人間には濃過ぎる、即ち、“成長促進剤”としての意味を持つ。
実際、成長促進剤は、成長促進ホルモン。
それが牛乳には多量に含まれている。
人間は、お母さんのおっぱいが出るタイミングは当然赤ちゃんが生まれてから。
しかし、現代の酪農の75%以上は、妊娠牛からおっぱいを搾っている。
妊娠しているから、女性ホルモン(エストロゲン)も自然に含まれる。
妊娠牛からの搾乳理由としては、大量に安く供給する必要があるため、ゆったりとした自然のスピードは許されない。
妊娠して出産後、搾乳しながらまた妊娠してという、毎年出産と妊娠を繰り返すということである。
牛乳中の女性ホルモンは、熱に強いため、加熱殺菌によって分解されない。
動物食品中の残留ホルモンは有毒で、発がん性の可能性があり、特に乳がん、卵巣がん、前立腺がんに関連する可能性があるという研究報告もある。
確かに牛乳は、カルシウムやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれていることも事実。
ただ、牛乳を摂ることのメリットとデメリットを比べた場合、デメリットのほうが大きいということもあり「牛乳は嗜好品」と考えている。
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