大地保育ものがたり「第3話」 

 

教授:オンライン授業を体験してみて、

     

思いつくままの心情を述べます。

 

教授:

私は初めてオンライン授業をしました。

某専門学校の授業が5月7日より始まりました。

教室には、40名の学生さんは1人もいません。

学生さんの顔がカメラを通して40分割で見えるだけです。

ちらちら画面が動いていることもあり、

多すぎて学生さんの顔は誰が誰だかわかりません。

下を向いてる学生さんは全くわかりませんネ。

 

教授:

私の所属しているこども環境学会の会議も自宅書斎のパソコンから、

メンバー20名とオンラインアプリ「zoom内」で行っています。

長女の婿さんが取り付けてくれたカメラが生かされています。

昔ドイツのデュッセルドルフの孫との交信に使っただけで、

その後は使用していなかったカメラですが、

この度、その懐かしいカメラが大活躍しました。

婿さんありがとう。

 

教授:

このようなバーチャル授業では科学知識や理論系統の

認知学習はある程度可能性がありますが、

学生に伝わったかどうかは怪しいものです。

スキンシップ(皮膚伝達)や、アタッチメント(愛着)など。

保育や介護や医療の実技系や、

体育指導などの教育は無理なので、

また別の日に、

改めてやらなければならないと思います。

オンライン物の授業でOKもあるでしょうが。

一方では、保育は3密でなければダメなので、

これからの幼児教育・保育は、①理論系と、②3密(保育技術)の

二本立てを充実させなければならないと思います。

新型コロナウィルス感染症がおさまって3密でなければ、

豊かな幼児教育・保育はできませんネ。

乳幼児に大切なオンブにダッコにオテテツナイデはダメ!

今はすべて大人が決めた行動しか許されませんから。

 

教授:

とにかく新型コロナウィルスとの戦いだからしょうがない。

私の幼なじみで80歳の今も続いている、

仲良し5人の『五樹会』は3密で内容の濃い、

ワイワイガヤガの楽しい会なので『早く3蜜したい!』と、

小声で呟きなら、今はお休みです。

 

教授:

感想としては、オンライン授業は、

理屈と言葉だけが電波に乗って、やたらに大量に飛び交うのですね。

感情や感覚は『通じたネ! わかったネ!』と一方的に、

先生の自己満足で念を押すだけです。

虚しいと思いつつ。

授業時間数のノルマをこなすだけの、

心の通じていないオンライン授業が大流行りです。

私が知る限りオンライン授業では先生1対学生40では、

双方向なんて不可能です。

学生の反応見ている時間ナシ。先生から一方的に90分の送信です。 

皆さんが聞いているかどうかわかりません。

 

 

教授:

本来、私の授業の楽しさは事例研究などの生々しさなのですが、

嫉妬や妬みや恋や不倫などの無意識のセンスが伝わりません。

テレワークやオンライン授業は 根底のところで信頼関係が

なければ空しく電波が流れるだけですね。

なんといっても人間と人間の間に機械が挟まるので

伝わったつもりでも、 ヤリッパナシが多くなると思います。

 

教授:

機械の素晴らしさに乗っかって、機械に頼って、

機械にやらせている授業もありますからね。

先生は楽チンです。

撮ってある動画を流している先生も見ちゃつったよ。

困った 困った どうする! どうなるの!!

 

教授:

動画を流すだけって。

コロナ君! これでいいのかなァ~?

コロナさん! よくないよなァ~!

 

以上、近況報告でした。教授