大地保育をするには、
大地を離れちゃダメなんだ。
じゅっぺ教授がお手本を示すからね。

(写真1と2)をよく見ててちょうだい。
クワで耕す。


スコップで掘り起こす。



笑顔で楽しくやるんだよ。健康体操にもなるよ。
土を掘り起こすとプーンと匂いがしてくるんだ。
癒されるよ。
都会生活で忘れている大地の匂いだよ。

日本の国はみずほの国で、
田んぼによって創造された国なんだ。
日本人の遺伝子に『大地大好きDNA 』があるんだよ。
ほんとだよ。
今日のようなコンピュータやAIの国になる前。
2000年以上も前の縄文〜弥生時代から農業国だったんだから。

ところで、
じゅっぺ教授のお家はお百姓さんでした。
田や畑や甘柿の果樹園があって、
食糧難の戦争直後のことだから、
じゅっぺ教授も中学生の頃から田植えを手伝ったり、
さつまいも作りや、麦ふみも手伝って、大きくなりました。
その田や畑や果樹園が父と母の手によって保育園になったのは、
今から69年前の1953年(昭和28年)のことです。
野中保育園(現野中こども園)が、
《大地保育》を唱えるようになったのは、
大地の恵みに感謝して生活していたからです。

それで、
大地に育ててもらう感謝から《大地保育》は誕生したのです。
じゅっぺ教授のお母さんの
大地保育創始者の塩川豊子(1915〜1999)は、
『汲みつくすことのできない宝庫である大自然に挑む中で、
子どもたちが育てられていく保育』と定義しました。

大地保育の哲学です。
こんなに深いところに大地保育はあるのです。
びっくりするけど。
同じようにどろんこ保育も深いんだぜ。

だから、
大地保育をするには、
保育・幼児教育の先生たる者、体験が大切なのさ。
大人だって土いじりはやってみると楽しいよ。

どろんこの保育内容には、どろ遊びだけではなく、
「花壇作り」や「家庭菜園」も立派なジャンルです。
園児の前に立つ前に、
   先生たちにお願いします。

じゅっぺ教授が言いたい事は、
まず、体験することの大切さです。
先生たちも大地を耕してみましょう。
感動体験がなければ始まりません。
五感を研ぎすませて大地に挑戦してみよう。
感動体験は頭で考えていてはだめです。
行動を起こしましょう。
先生たちが育てば、子どもも育ちます。

《追伸》
大地に対する優しさや、
大地に対する感謝の思いがなければ、
この地球を救う事は出来ません。
今世紀最大の社会問題は自然環境破壊です。
大地保育を通して、
園児と共に自然環境保護に取り組みましょう。
考えて!できることから!
大人たちの責任です。