第53話:大地保育もマスクの運動会(その1)
-第16回 テーマ:子どもが元気になる大中里こども園うんどうかい-
1、コロナ渦中の運動会(2021年10月9日実施)
-大中里こども園 園長 京極桃子『挨拶』-
皆様には日ごろお世話になっております。
コロナウイルス感染症はいつまで続くのかと心配はまだありますが、
10月1日より静岡県も緊急事態宣言解除となり、
少しほっとしています。
9月中は富士宮市から登園自粛の協力要請があり、
各家庭へのお願いも多く、ご迷惑をおかけしてきましたが、
ご協力下さいましてありがとうございます。
今年の運動会も昨年に続き、
新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため規模を縮小し、
参加人数の制限をしての開催になりました。
10月9日 土曜日 9:00〜11:00 2歳児以上の参加です。
思えば昨年、『来年は今までのようにみんなで運動会ができますように』と、
祈りましたが今年も祈り続けていくしかないコロナ渦中です。
今後も皆様にご迷惑をおかけする事と思いますがよろしくお願いします。
幸いにも、子どもたちは元気いっぱいに「走っりっこ」「一本橋」「ジャンプ」
「登り棒」「鉄棒」などに挑戦する日々を過ごしてまいりました。
子どもは見てもらい、出来たことを認めてもらうと自信がつきます。
そしてさらにやろうという気持ちになり意欲に繋がります。
では、応援をよろしく。ご一緒に楽しみましょう。
2、お約束とお願い
・健康状態は各家庭でしっかり管理し、具合の悪い時は欠席してください。
・検温、体調チェック、マスクの着用、等のご協力をお願いします。
・運動会の間はお菓子など食べません。
・園児の熱中症対策、担任は各クラスごと適宜水分補給をしてください。
・保護者の熱中症対策、各自で適宜水分補給をしてください。
・運動会が終わったら食事をせずに帰ります。
・園内は禁煙です。
*「写真1・2]をご覧ください。
うんどうかい会場入口です。
検温係と記録係の2名の先生に迎えられ、緊張した体温チェックの様子です。
入場門は個性豊かな園児の自由画で飾られホットし、和みました。
早速、私たちも家族のみなさんとマスク姿で記念写真を撮りました。
コロナが収まった時にこのアルバムを広げて、
コロナ時代の象徴『マスク生活を懐かしく話す日』が、
早く来ることを祈ります。
*[写真3・4]をご覧ください。
マスク姿のお父さん・お母さん・保護者のみなさんを前に、
マスク姿のじゅっぺちゃんがご挨拶をしました。
じゅっぺちゃんは大中里こども園の初代園長さんで、
現在は名誉園長さんで来賓挨拶をしました。
じゅっぺちゃんのご挨拶
『大中里こども園の運動会は、
心と体の健康を作るフェスティバル(お祭り)です。
今は100歳まで生きられる時代です。
乳幼児の今から100歳まで使える健康な心と体をつくりましょう。
秋晴れのこの良き日。
サア! ご一緒に “健康づくりフェスティバル” を楽しみましょう。』
*[写真5・6]をご覧ください。
種目名は《空飛ぶじゅうたん》5歳児です。
使用する用具は、大人用の災害時に使用する救急用担架です。
保護者2人が1組になって前後を持ち、
担架には自分の子をそれぞれ乗せて園庭を1周するのです。
お父さん お母さんに 乗せてもらうので嬉しくてたまりません。
子どもたちは本当に《空飛ぶじゅうたん》に乗って、
アラビアンナイトのような気分になって宇宙旅行をします。
どの子も笑顔がこぼれそうに大笑いして、大満足です。
親子共々、生涯忘れられない思い出になることでしょう。
また、担架を使っての避難訓練にもなり価値ある種目として、
継承されている伝統ある大中里こども園の名物種目です。
*[写真7]をご覧ください。
種目名《障害物:大冒険に出発だ!(2歳児と保護者)》
いろいろな障害物に挑戦するわけですが、
その一つ「ぶら下がり」です。
距離5メートル。
ガンバルわが子の成長にびっくりする種目の1つです。
*[写真8]をご覧ください。
種目名《せなかって あったかい(5歳児と保護者)》
お父さん お母さんにおんぶしてもらって、
園庭を1周走るのですから嬉しくてたまりません。
「背中って暖かい!」「おんぶ大好き!!」
親子共々、生涯の思い出となることでしょう。
*[写真9]をご覧ください。
スマホに収めるお父さん お母さんです。
わが子をいとおしく思う微笑ましい姿ですね。
そして、なんと言っても、
一生懸命写真に残してくれる人がいる。
なんて幸せなお子さんたちでしょう。
*[写真10]をご覧ください。
運動会の会場を飾る大中里こども園の万国旗は、
一人一人の子どもが描いた自由画です。
「子どものための」「子どもの運動会」であること。
そして「子ども主体の園」であることがよく伝わります。
子どもの絵が会場いっぱいに大切に飾られているのを見ると、
すべての子どもの「個性」と「能力」が受け入れられ、
一人一人が大切に保育されていることがよくわかります。