第77話:退任式の謝辞に涙するじゅっぺ教授
― 最終講義終了・祝電・寄せ書き・ 謝辞 ―
【写真1】をご覧ください。
教師生活通算52年間の最後の授業となった、
29年目の富士市立看護専門学校の退任特別最終講義(2022.5.26)
の前夜『眠れぬ夜』を過ごしたじゅっぺ教授。
いよいよ最後の出番にキョロキョロと緊張!!!
【写真2】をご覧ください。
マスクを外してイヨイヨ最終講義始まる。
コロナの時代ですから前面に透明プラスチック板の衝立があり、
マスクを外しても安心安全を確保して・・・・・。
緊張して・・・・・。
あらかじめ準備してきたレジメに目を通しながら、
感無量の第一声を発しました。
じゅっぺちゃんの一句:
退任の教壇に立つ走馬灯
【写真3・4・5・6】をご覧ください。
・マゴマゴしながらスライドの準備をしているじゅっぺ教授。
・発達の理論やどろんこ遊びの大切さをスライドを通して語る。
・職員の和の大切さを《全員野球の精神》のたとえをしながら、
・担当科目の『精神保健の単元:
ライフサイクルにおける心の発達と関連問題』を語る。
【写真7 ・8】をご覧ください。
・司会の先生が祝電の披露してくださいました。
・塩川寿平様
『 富士市立看護専門学校の開校当初より、
精神保健分野のご教授をいただきありがとうございました。
先生は学生の事をいつも第一に考え接してくださいました。
先生と共に学んだ事を基盤に、
これからも看護の道を歩んでまいります。
塩川先生のますますのご健康とご多幸をお祈り申し上げて、
お礼の言葉とさせていただきます。
富士市立看護専門学校 同窓会 紫苑会一同 』
【写真9・10・11】をご覧ください。
・29年目の退任特別最終講義の受講生。
第29期40名・2学年代表から「寄せ書き」をいただきました。
2冊あり在校生・卒業生・教職員のみなさんの「寄せ書き」です。
・塩川寿平先生
『 先生の授業でビデオや教科書で学習した知識などから、
先生の精神保健についての強い熱意が伝わり、
今後私たちが患者さんと関わっていく中や、
生きていく中で必要なことをたくさん学ばせていただきました。
最後の授業の学年になれたことを誇りに思います。
これからも お身体に気をつけて お元気で!
ご活躍を 生徒一同 応援しています。 』
《 寄せ書きから 》
・『私も母も先生にお世話になりました。
ありがとうございました。』
・『ご心配おかけした24期の学生です。
現在看護師としてしっかり頑張っております。』
・『毎回配布してくれるプリントや、
先生のお話を楽しみにしていました。』
・『子育ての参考になるお話もたくさん聞けて、
新米ママになって助かっています。』
・『自由な教育方針を見習って行きたいです。
ありがとうございました!』
・『興味深いVTRや、新聞記事などを参考にした
授業は楽しかったです。』
・『印象深かったのでしょう。学生さんから
先生の授業の話を聞くことがありました。』
・『最後の授業を受けられてとても光栄です。(29期生)』
・『人の心や成長について考えることができました。
答えは1つではなく、感じ方は人それぞれ。
心豊かでありたいと思います。 』
・『講師会議などでの先生のお話がとても懐かしいです。
先生を見習ってアクティブに過ごしていきたいです。』
・『じゅっぺちゃんは唯一生徒のことを
知ろうとしてくれる先生でした。』
・『 14期の卒業生です。今年より教員として勤めています。
先生の授業忘れられません! ありがとうございました。』
・『富士看のために長い間ご尽力いただきました。
ありがとうございました。
生涯現役! 生涯青春!! 先生は目標です!!!』
・『塩川ismを継承し、
活躍続ける卒業生をずっと見守ってください。』
【写真12】をご覧ください。
現在は当校の看護教員であり、卒業生でもある、
教え子さんから謝辞をいただきました。
・塩川寿平先生
『 長年、看護学校でのご講義をありがとうございました。
私は現在、当校の看護教員をしていますが、
6期生として塩川先生の授業を受けた学生でもあります。
卒業生を代表して謝辞を送らせていただきます。
塩川先生の授業で印象に残っていることは、
裸でどろんこ遊びをしている保育のビデオ見たことです。
心や体が育つ大切な時期に、
どろんこになって思い切り遊ぶこと、
とても大切な時間だと思います。
そして、
小説「マディソン郡の橋」についてのお話もありました。
このような少人数によるグループ討論の授業では、
「人とは何か。」
「人間関係とは何か。」
と深く考える機会でもありました。
そこから多くを学ぶことができたと思います。
昨年のオンラインの授業では、
(新型コロナ感染症流行のため対面授業は中止)
学生のために紙芝居を作り、
学生にわかりやすいようにと、
心のこもった授業をしてくださいました。
学生も嬉しかったと思います。
塩川先生の優しさを感じた出来事でした。
29年間と言う月日はとても長いものです。
その間に、多くの学生が卒業し、
看護師として様々な場所で活躍しています。
1,000余名の多くの学生が学びました。
素晴らしいことだと思います。
私たち卒業生は、
心温かい塩川先生に心より感謝しています。
ありがとうございました。
塩川先生!
これからもお体を大切に
穏やかにお過ごしください。
お疲れ様でした。
令和4年5月26日 卒業生代表』
【じゅっぺ教授からの感謝の言葉】
ヒトはだれでも。
自分の仕事に責任を持たなければなりません。
責任の取り方の1つに第三者評価があります。
今回の退任特別最終講義を終わって、
このような第三者評価をいただき感謝にたえません。
じゅっぺちゃんの一句:
退任の教壇に立つ走馬灯
思い出が次々と走馬灯のように流れていきます。
一つ一つの「祝辞」や「寄せ書き」や「謝辞」を、
ひとり静かに声を出して読み終わった時、
涙が頬を伝わって止まりませんでした。
皆さんから頂いた評価の一つ一つの言葉は、
私の通算52年間の教員生活と。
そして、
最終講義となった看護学校の29年間の仕事に対する
承認欲求を 深く 大きく 満たしてくれました。
幸せでした。
教師という私の仕事と、
共に学ぶことのできた学生さんと教職員のみなさんに、
心から感謝申し上げます。 塩川寿平