第81話:富士山をいつまでも美しくする会(静岡県&山梨県)
    ―富士山クリーン作戦・明るい社会づくり運動―

① じゅっぺちゃんのボランティア

じゅっぺちゃんが『明るい社会づくり運動』に初めて参加したのは
1997(平成9)年のことです。
きっかけは小学校の入学式で富士宮市内の新一年生全員に、
交通安全を願う『黄色い帽子』を贈呈する募金活動でした。
以来25年間、明るい社会づくり運動のさまざまなボランティア
に賛同し、多くの仲間と共に楽しく活動してきました。

② 私たちのボランティアの会の名前は

 正式には『明るい社会づくり運動静岡県連合会富士宮地区協議会』と
言う長い名前です。
 どんな活動をしているかと言うと、
1、新一年生に「黄色い帽子」と「防犯ブザー」を送る運動
2、施設を訪問して行う愛の傾聴「ハートフル」活動
3、家庭教育関連事業(宮あっトホーム・家庭教育学級、等)の支援
4、清掃活動(富士山クリーン作戦・白糸の滝清掃、等)
5、「ふじさん 市民・野鳥の森」づくり運動(富士森林組合との共同事業)
等です。
 このような実践活動を通して市民のみなさんと信頼と思いやりで結ばれ、
心豊かに暮らせる『明るい 住み良い 我が郷土』を育てていきたい
と願うボランティア運動です。

③ 富士山憲章(静岡県・山梨県)

 静岡・山梨の両県は、日本のシンボルである富士山を世界に誇る山として、
後世に継承するための全国的運動の原点となる「富士山憲章」を、
平成10(1998)年に制定しました。

      《富士山憲章 ―行動規範―》
1、富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう。
2、富士山の美しい自然を大切に守り、豊かな文化を育もう。
3、富士山の自然環境への負荷を減らし、人との共生を図ろう。
4、富士山の環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう。
5、富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末永く継承しよう。
   静岡県・山梨県[富士山をいつまでも美しくする会]

④ 待ちに待った富士山クリーン作戦の日

今年の富士山クリーン作戦は、
・年月日:2022年8月27日(土) 
・集合時間:午前7時20分・・・バス出発7時30分
・集合場所:富士山神田川楽座(富士宮市大宮町19-12)
・クリーン作戦(2時間コース、休憩時間を含む):
 富士山5合目(富士宮口)本部~登山道~宝永山~森林浴遊歩道
 
【写真1・2】をご覧ください。

 

 

8月27日。
じゅっぺちゃんは朝5時半に起きました。
昨夜の天気予報では明日は「曇り~雨」でしたから心配でした。
リュックサックにはカッパも着替えもタオルも入れました。
何よりお天気が心配。
じゅっぺちゃんが外に出てみると。
何と嬉しいことにご覧の通り。

 



自宅の庭から富士山がはっきりと見えました。
実はこの1週間は梅雨のようなお天気でした。
奇跡です。めでたし めでたし。
今日は富士山もはっきりと見え快晴となりました。
じゅっぺちゃんはルンルンで出かけました。

【写真3・4・5】をご覧ください。

 

 

・明るい社会づくり運動の元気なメンバー10人勢ぞろい。
 清掃活動出発地点の富士山表口5合目。標高2,400mで記念写真。

 

 

・富士山頂まで見える快晴に思わずじゅっぺちゃんはバンザイです。

 


・今日は登山客も多くじゅっぺちゃんと挨拶しながら皆さんは山頂を目指します。

【写真6・7】をご覧ください。

 

 

 

・なんと親子の美しい鹿さんと出会いました。
 ビックリ!です。
 思わず手を振ってご挨拶したじゅっぺちゃんでした。
 



・また また ビックリ!です。
 恐ろしい看板を見つけました。
『熊出没注意 WARNING!  Bears see in area 』
  (2017年12月に入り この付近に出没)
   富士山自然休養林保護管理協議会
・・・・・幸いなことに今回は熊さんは出ませんでした。



【写真8・9】をご覧ください。

 



これが高山植物の「コケモモ 苔桃」です。
じゅっぺちゃんの足と比べてみてください。常緑小低木です。
富士山の5合目あたり標高2000m付近の火山灰地(強い酸性土壌)に
生育します。冬でも葉があります。秋頃10ミリほどの赤い実がなります。
富士山(国立公園の特別保護区)は原始状態の保護規制があり、
勝手にコケモモ採取はできません。

1932(昭和7)年創業の老舗[富士の菓子処“藤太郎本店”]
(富士宮市大宮町8-3)のみ特別の許可のもと
郷土の銘菓に取り入れられています。
じゅっぺちゃんが大好きな[富士のこけもも]と[こけもも羊羹]です。


【写真10・11・12】をご覧ください。



・じゅっぺちゃんはゴミを拾いながら宝永山火口入口の
 富士山表口6合目『雲海荘 2,492メートル』に到着。
 バンザイするじゅっぺちゃん。



・富士山クリーン作戦に参加のボーイスカウトのみなさんと交流。
 子どもさんたちは限りなく元気でした。
 じゅっぺちゃんは6合目にたどり着くとボロボロでした。

 



・明るい社会づくり運動の10人のメンバー 宝永山まで無事に到着。
 集めたゴミの袋を持って記念撮影。
 ところで最近のみなさんのマナーはとても良くなって。
 ゴミはほとんど落ちていないと言うのが実情です。
 と言う事ですが『美しい富士山を守る』精神向上の意味で、
 富士山クリーン作戦はSDGs学習としてとても大切だと思います。



【写真13・14・15】をご覧ください。

 



 じゅっぺちゃんは83歳9ヶ月になります。
 1938年 昭和13年 11月26日 の寅年生まれです。
 じゅっぺちゃんは この日は 1万歩あるきました(万歩計によるしらべ)。

 


 
・しばらく歩くと景色を眺めて休んで皆さんのあとを追いました。
 グループの皆さんの2倍の時間をかけてやっとついて行けました。
 日頃、約1万歩ほど散歩して訓練していましたがノロ ノロでした。
 また標高差のため空気が薄くなりハア ハアと息苦しくなりコマリマシタ。
 それから前立腺の加減でトイレが近くなりコマリマシタ。
 6合目の山小屋では厳重にロックされた男子小便200円でした。
 昔ならば人の少ないところで立小便できたのですが今はできません。
 来年はどうしようと真剣に考えています。

・たび たび 熱中症予防のために遅れても水分補給をしました。

 



・いつも参加しているクリーン作戦で初めて『杖(登山棒)』を買いました。
 山小屋で1本1,300円でビックリしました。
 しかしもし『杖』がなかったならば、転んでいたでしょう。
 すごい急な火山灰の坂道をへっぴり腰で懸命に下山するじゅっぺちゃんを
 ご覧ください。
 反省会で『杖』を買っていた事は『大正解だった』と述べました。