第82話:富士山の異変に気付く
   ―富士山クリーン作戦に参加して―

富士山をいつまでも美しくする会(静岡県・山梨県)の
今年の富士山クリーン作戦(8月27日)に私は参加しました。
そこで富士山のガイドさんから学んだこと。
大変です! 
富士山に異変が起こっています。

【写真1・2】をご覧ください。


 


なんと宝永山の標高2,500m付近や火口にまで、
高山植物や木々がボーボーと迫ってきているのです。
ガイドさんに言われて気がつきました。
じゅっぺちゃんは何回も富士山クリーン作戦に参加しているのですが、
確かにこんなに草・木がなかったことに気付かされました。
地球温暖化で富士山に異変が起こっているのです。

【写真3】をご覧ください。


高山植物が標高の高い富士山6合目あたりにもいっぱい。
ガイドさんの説明を聞いてびっくり。
気にしていなかったのですが改めて観察すると。
木々や高山植物が標高の高いところまで迫っている。
地球温暖化で富士山に異変が起こっているのです。
じゅっぺちゃんは今回改めて気づきました。

【写真4】をご覧ください。

 



じゅっぺちゃんは10年ほど前を思い出しました。
宝永山から降って森林浴の遊歩道に入る道です。
今は草ボーボーの茂みになっていてビックリしました。
昔も草はあったけど小さかったことに気づきました。
地球温暖化で富士山に異変が起こっているのです。

【写真5】をご覧ください。



熊が出没するようになりました。
登山道も危険になりました。
これは地球温暖化とは別に考えましょう。
全国各地でも熊さんが人里に出てきていますが、
熊さんのためにも人間のためにも、
原因と対策を考えなければならないですね。

【写真6】をご覧ください。

 



この写真は2021年12月18日に
じゅっぺちゃんが白糸滝公園から撮影したものです。
クッキリと大沢崩れが写っています。

今回、ガイドさんから、
「崩落し続ける大沢崩れ」の話も聞きました。
富士山の西側斜面には、
「大沢崩れ(所在地:静岡県富士宮市・山梨県鳴沢村)」があります。
この谷では毎日のように少しずつ崩落が起きていて、
その崩落によってできた土砂が土石流となって、
少しずつ富士山が崩れているのです。
このような現実問題も学びました。

さて、
もう1つ富士山の深刻な話を聞きました。
写真の富士山は冬の姿で雪に覆われて凍っています。
じつは富士山頂は夏でも凍っているのです。
富士山頂は富士宮浅間大社の境内で、
山頂で神社の修繕のための工事がありました。
かって山頂は永久凍土で2m以上は硬くて掘れませんでした。
ところが今年の工事では5m掘れてしまったのです。
地球温暖化で富士山に異変が起こっているのです。

じゅっぺちゃんは深刻に考えこんだまま
富士山クリーン作戦から帰宅しました。
地球温暖化で南極の氷が解ける姿をテレビで見ても
遠く彼方の出来事にすぎませんでした。
しかし身近な富士山の永久凍土も地球温暖化で溶けているのです。

地球温暖化の話は、
じゅっぺちゃんにとって一気に身近な課題になりました。

深刻に受け止めて、
《じゅっぺちゃんの出来る地球温暖化対策》
・COOL CHOICE
 (クールチョイス・脱炭素社会づくりに貢献する)
・ライフスタイルイノベーション
 (低炭素型社会生活の実現を支援する)
・家庭の二酸化炭排出軽減に取り組む。
等々の対策を意識して生活していこうと思いました。