第86話:久しぶりの大歓声! 大中里こども園で投げ餅!!
       ―ホール上棟式が5年遅れた理由―

【プロローグ:5年間遅れた理由】
 じゅっぺちゃんが大中里保育園の初代園長の時から用地買収を始め、 2代目園長の
塩川恵美子さんの時に本格的に建築計画しました。そして2018年4月1日に大中里保育
園から大中里こども園(幼保連携型認定)に移行した機会にこれまで以上に『保育・
幼児教育の質の向上』を考え、ホール(遊戯室・兼多目的ホール=横16m×縦12.5m
= 200㎡)の増築工事に取り組みました。
 5年間も工事が遅れた理由は、東京オリンピック・日本各地の大震災・新型コロナ
ウィルス感染症・ロシアの侵略戦争と続き。その結果、資材不足、建築費高騰、職人
さんの不足となり、日本の建築史上稀に見る災難の連続で5年間の遅れとなりまし
た。

2022年9月28日:投げ餅の実施 
【お家の方々へ上棟式の報告】 3代目園長 京極桃子

 今日は皆でホールの餅拾いをしました。昔は新しくお家を建てるときに経験した人
が多いと思いますが、最近は聞くことがなくなりました。大中里こども園ではホール
を建てていると言うせっかくの機会ですので、皆で餅拾いをしてホールが建つのを楽
しみにしたいと思い行いました。お家の方々もホールが建っていくのを子どもと共に
楽しんで見てくれていてありがとうございます。これからも一緒にホールの建つのを
楽しみにしていきましょうね。

 棟上げは、家を建てる中でも大事な工程の一つです。
木造建築では、屋根の一番高い位置に木材を架け、柱・梁・屋根といった家の骨組み
になる部分の工程が完了します。上棟式は、無事に建物が完成することを願い、家の
守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、最
後まで工事の安全を祈る儀式で、神恩に感謝の気持ちを表します。

 《紅白のおもちとお菓子を、それぞれ自分の袋に拾い、とても楽しい時間でした》

*投げ餅で拾ったお餅は持って帰って、焼かないで食べてね。

 昔から焼いて食べると火事につながると言われています。
 当日まだやわらかいときはそのまま食べる。
 レンジで温め、きな粉やあんこをつけて食べる。
 雑煮のようにして食べる。
 温めてチーズをのせて食べる・・・などお楽しみください。
 また.
 小さい子はおもちをノドに詰まらせないように気をつけてください。

【写真1・2・3】をご覧ください。

 

 

 


 投げ餅用の立派なやぐらがホールの前に立てられました。
 愛育会会長さん 理事長さん 建設会社の社長さん 設計士さん。
 そして、
 初代園長で、ホール建設委員のじゅっぺちゃん。
 5年間も 待ちに 待った じゅっぺちゃんと皆さん。
 ようやくホールが建つので 嬉しくて 嬉しくて たまりません。
 やぐらの上からお祝いのお餅やお菓子をいっぱい投げました。

【写真4~8】をご覧ください。

 

 

 


お餅やお菓子が天から降ってきた。歓声をあげて大喜び。
園児さんも職員も保護者さんもお餅やお菓子を拾いました。
夢中で拾いました。ご覧ください生存競争は厳しいものです。

 


『たくさん拾ったようー!』と袋の中身を見せてくれる笑顔の園児さん。

 

 


お家で待っているご家族に持って帰るたくさんのお餅とお菓子です。

【写真9~12】をご覧ください。

 


お祝いの投げ餅と言う神事のいよいよクライマックスです。
四方餅(東西南北に投げる中位の4個のお餅)と、
拾った人は特別ラッキーな1個しかない大きな1升餅です。
危ないので子どもは入りません。
コロナ禍中で苦労の多かった先生方の出番です。


初代園長のじゅっぺちゃんが代表して、最後の1升餅を高々と持ち上げています。

 


思いっきり高く投げました・・・1升餅が空中に浮いています。
先生方の争奪戦・生存競争は激しいものでした。

 


運動神経抜群のK先生が獲得し、皆さんからオメデトウと祝福を受けました。
最後に先生方で、ホール建設の完成を祈願してエイ エイ オー! をしました。

 



【写真13~15】をご覧ください。

 


初代園長のじゅっぺちゃんと、2代目園長の塩川恵美子さんです。
在任中に建つ予定だったからホールの前に立って感無量です。

 


今回のお祝いの投げ餅では、
恵美子さんも中位の大きさの四方餅を神様からいただくことができました。
めでたし めでたしです。



「ホール」は現在使用中の園舎と連結して建てられています。
行き来が自由にできる設計で保育内容の質は理想的に向上します。

大中里こども園に新たに加わる「ホール」という保育環境は、
社会福祉法人柿ノ木会の『大地保育の理念』をより豊かに実践するもので、
その豊かな「遊びと生活」は子どもたちの「幸せ」をもたらすものです。