88話:すごい! わがまち富士宮に若大将が来る!!

 -加山雄三さんラストライブ朝霧JAM-


【はじめに】

加山雄三さんが生まれたのは1937411日です。

じゅっぺちゃんが生まれたのは19381126日です。

じゅっぺちゃんは17ヶ月年下の弟分ということになります。

加山雄三さんと同じ時代を生きてきたので懐かしくてたまりません。


とは言え、

生身の加山雄三さんに会うのは今回が初めてです。

しかしながら、

映画のスクリーンでは親しい間柄?ファンでした。

東宝映画の若大将シリーズ19611971年の17作品のほとんどを見ました。

映画全盛期で、最高の娯楽の時代をじゅっぺちゃんも映画と共に生きてきました。

映画の主役の若大将はもちろん加山雄三さん。

おもしろくてたまらなかったのは敵役の青大将の田中邦衛さんです。

ライバル関係で映画の中でいつも張り合って笑わせてくれました。

1966年のNHK17回紅白で「君といつまでも」で初登場。

それから紅白連続出場でいつもテレビで会うことができました。


加山雄三さんの決めゼリフは『ぼくは幸せだなぁー』です。

今回のライブでもファンはどっと大歓声をあげました。

加山さんのトーク『ぼくは幸せだなぁー』を聞くと、

誰もが幸せになるから不思議です。

そして、

誰もが何回も聞きたくなるから不思議です。


ところが、

加山雄三さんの人生をみると不幸がいっぱいありました。

経営していたパシフィックホテル(19601980年)が倒産して、

お父さんの上原謙さんとともに5億円もの債務を抱えました。

1974年には北海道のスキー場で雪上車事故で左肩を骨折。

1975年にはお父さんの上原謙さんが38歳年下の方と再婚して悩んだり。

2018年には愛した大型クルーザー「光進丸」が全焼して沈没。

『これほど悲しい事は無い』『半身を失ったくらいつらい』と。


でも でも そんなつらいことがいっぱいあっても。

いつでも どこでも『ぼくは幸せだなぁー』と熱唱するからすごい!

本当にすごいと思います。

じゅっぺちゃんもこのセリフを いつでも どこでも 真似をしたいと思います。

だから加山雄三さんが大好きです。


【写真12】をご覧ください。








109日。朝早くチリ チリ チリと友達から電話です。

友達:『今日ヒマかい!』

私:『あァ あァ まーなァ』

電話の内容はこうでした。

今日、今年で歌手活動を終わる加山雄三さんのライブがある。

買えば15,000円はする招待券がある。

会場は「富士山麓・朝霧アリーナ・ふもとっぱら」です。

私たち夫婦はライブなんて行ったことがないので、

この珍しい体験に出かけることにしました。

友達3人と私たち夫婦の5人は友達の車に乗せてもらって出かけました。


【写真34】をご覧ください。









会場に着いてみるとビックリ!

全国から1万人もの人で会場はびっしりでした。

テントもいっぱいありました。

前日から若者や家族連れがキャンプ生活を楽しんでいるのです。

いやー 広い 広い 富士山麓の大自然の中のライブ会場です。


【写真567】をご覧ください。









到着したら富士宮やきそば屋さんや、カレー屋さんや、ピザ屋さんや、

食べ物屋さんも飲み物屋さんもいっぱい並んで『いらっしゃい』していました。

どの食べ物屋さんも行列。私たちも散々待たされ。散々並んで。

スパゲッティーとハイカラな異国の食べ物を注文して。

ビールも買ってカンパーイ!!!。

ライブの前の腹ごしらえをしました。

大自然の広々とした野外の食事は格別美味しかったです。


【写真8910】をご覧ください。









午後2時になりました。開演です。

今年度で歌手活動を終える加山雄三さんが舞台に登場しました。

舞台のかぶりつきには数千人の加山ファンが総立ちです。

「若大将ありがとう」ののぼり旗が揺れます。


いきなり、

映画『エレキの若大将』の挿入歌『 Black sound beach 』で一気に盛り上がる。

縞模様の入った白のスーツ姿で現れ かっこよく次々と、

『君といつまでも』

『お嫁においで』

『夕日は赤く』

『夜空の星』

そして一番のお気に入りと言う、

『海その愛』

など10曲を次々と披露しました。

フィナーレが近づくとトークも絶好調で、

『俺はもう85歳。

ここまでやってこられたのは皆さんのおかげ。感謝! 感謝!!』

『ぼくは幸せだなぁー』と締めくくると富士山が揺れるほどの大歓声でした。

じゅっぺちゃんも思わず

『ぼくは幸せだなぁー』と口すさんでいました。


【写真11 】をご覧ください。





地元の岳南朝日新聞は、① 109   1016日の2回掲載。

この4年ぶりの朝霧コンサートの大盛会を多くの市民のみなさんと

喜びを分かち合いました。