第101話:大地保育文化苑の始まり⑨針金でガッチリ縛る
    —大風が来ても二度と飛ばされないように—

⓵どうしたら飛ばされないか?
【写真1・2】をご覧ください。

 

 



どうしたらこのミニ芸術小屋を守れるか。
大風が来ても、台風が来ても、二度と飛ばされないように色々考え、
2つの方法で固定することにしました。
(その1)今すぐ、太い針金で縛る。
(その2)後日 、4本柱の基礎をコンクリートで固める。
この二段構えで大風からも、台風からも、守ることにしました。
大寒波の大風で飛ばされたのは1月24日です。
1月27日、早速、
じゅっぺちゃんは富士宮市内のよく利用する西川金物屋さんに
電動自転車に乗って針金を買いに出かけました。
いつも使っている針金よりもずっと太い、
#12ライトグリーン(1 kg=サイズ2.6 mm ×38m)を買ってきました。
このビニールカラー線の「引っ張り強度表」を見ると120 kgとあります。
よーし、これで四方八方がんじがらめにしばあれば安心安全だ。

②四方八方がんじがらめに縛る
【写真3・4 5・6・7】をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ちょうどいい具合にミニ芸術小屋の横に石柱がありました。
以前、知り合いの墓石屋さんから、
『いらなくなったからあげる』と、もらったものです。
この石柱は重さ300 kgあります。
2つあるので600 kgです。
これにぐるぐる巻きに縛り付ければ安心安全です。
飛ばされる事はないと思いました。
この太さの針金がじゅっぺちゃんが取り扱える限界です。
石柱に2重に縛り付けるのですが手が痺れました。
痛かった。手が冷たかった。寒かった。
富士山は綺麗な日でしたが、この日はとても寒い日でした。

③芸術作品をきれいに並べたよ
【写真8・9】をご覧ください。

 

 

 

 



子どもの作品も大人の作品も並べてみました。
後方に小さな黄色いプールが写っていますが、
1953(昭和28)年野中保育園創立当時のプールです。
背景に写っているお家はじゅっぺちゃんの自宅・兼大地教育研究所です。
創立当時、塩川本家の母屋を改造して保育室として使われました。
70年前の野中保育園です。

④ミニ芸術小屋の完成です
【写真10・11・12・13・14】をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ミニ芸術小屋の工事初日は2023年1月19日(ブログ第93話)です。
ついに完成の時2月23日が来ました。
工事期間は1ヶ月と19日。 45日のあゆみでした。
いろんなことがありました。
大寒波の大風(1月24日)に飛ばされたり。
しかし、じゅっぺちゃんは七転び八起きです。
希望を持って努力を続けました。

このミニ芸術小屋の完成により、
大地保育文化苑の第一歩が始まりました。
土の子窯=どろんこ窯を指導してくれたり、応援してくれた、
大ベテランのスズコさんもエミコさんもヨウコさんも
『よくやったね!』と来てくれました。
そして大事な事!
『こんな大地保育があったんだよね!』と、
歴史を伝える大切さを共感し合いました。