草彅剛主演ドラマ『嘘の戦争』は、幼い頃に家族を殺された一ノ瀬浩一(草彅剛)が、事件に関わる人物に復讐をしていく物語。第7話では、いよいよ二科家の長男・晃(安田顕)への復讐劇が幕を開ける。

 

©関西テレビ

 

これまで家族を殺害した実行犯の1人である医師・五十嵐(甲本雅裕)、嘘の証言をしたニ科家の顧問弁護士・六反田(飯田基祐)、幼い浩一に嘘の証言を強要した刑事・三輪(六平直政)、事件のきっかけとなった“OL殺人事件のもみ消し”を二科興三(市村正親)に依頼した代議士の四条綾子(ジュディ・オング)、OL殺人事件の主犯で銀行マンの九島亨(平岳大)に復讐を果たしてきた浩一。

 

さらに第5話では、OL殺人事件には晃(安田顕)も事件に関わっていたことが発覚し、第6話では楓(山本美月)との交際の挨拶をするため、感情を押し殺して興三や隆(藤木直人)が待ち受ける二科家へ乗り込んだ。興三に受け入れられた浩一はその場で婚約を果たすが、実はこれこそが興三のついた嘘。終盤では、浩一の正体を見抜いた興三が、「お前の望みは何だ?」と問いただした途端、心臓発作を起こし倒れてしまう。一時は苦しむ興三を見捨てようとした浩一だったが、興三の元に戻り「俺の復讐を見届けろと!」と叫びながら心臓マッサージを施した…。

 

 

いよいよ二科家・長男の晃へ復讐

 

今夜放送の第7話では、一瞬友情が芽生えていたようにも見える晃への復讐が始まる。

 

©関西テレビ

 

晃を演じている安田は「騙されて当然の人物ですよね、晃って。でもそれぞれに事情があって、浩一から見れば憎いけれど、楓からみたら優しい兄に見える。30年前の事件を晃がどこまで真相を知っているのかが曖昧。見張りをしていたということだけで、もしかしたら被害者が亡くなったことすら知らないのかもしれない。だから、俺ってツイてねぇなぐらいしか思ってない。もし晃に罪の意識があったとしても、ずっとそれにフタをして生きてきたと思う。今後、浩一によって真実がさらされ、そのフタが開いてしまったらどうなるのか…?と役の印象と今後の展開について語った。

 

また役作りについてクールな弟とは違って喜怒哀楽が激しい。見た目からわかる“バカ”ではなく、セリフから伝わるようにしています。視聴者の皆さんが一番気心地よいと思ってくれる嘘をつきたいです」と話す。

 

また共演している草彅については「草彅さんは俳優としても素晴らしい方だと思います。相手の良さを引き出してくれる。まるで一流のプロレスラーのようなんですよね。だってプロレスって相手の見せ場もないと成立しないじゃないですか」と共演を楽しんでいるよう。また第8話以降の見どころとして「これから先は毎週毎週が最終話みたいな作りになっているので、ぜひ楽しみにしていてください」と番組をアピールした。

 

 

ー第7話あらすじー

 

©関西テレビ

 

30年前、一家心中に見せかけて殺された家族の復讐を次々に果たした浩一(草彅剛)は、ついに、事件の首謀者である興三(市村正親)に近づくことに成功。興三の娘・楓(山本美月)との結婚も決まる。一方、またしても浩一の巧みな嘘に翻弄され、興三もまた「2人で話がしたい」と浩一を呼び出すが、興三は心臓発作を起こし倒れてしまう…。そして隆(藤木直人)は浩一が30年前の事件で生き残った“千葉陽一”だと疑いつつも、確固たる証拠をつかめずにいた。

 

隆の事を気にしつつも浩一は、まず30年前のOL殺人事件に関わっていながら、これまで何の罰も受けずに生きてきた晃(安田顕)に狙いを定め、事業拡大のために工場を全面改修するよう勧める。そして晃が早速、隆に工事に必要な多額の費用を用立ててくれるよう頼むと、隆は意外にもそれをあっさり承諾するが、それには隆なりの考えがあり…?

 

上機嫌の晃に、浩一はそれとなく、興三や隆のまわりで怪しい動きを見せる六車という男について尋ねる。晃の話を聞いた浩一の脳裏には、ある疑惑が浮かんで…。

 

 

 

ついに浩一が晃への復讐を果たす第7話。いよいよ終盤戦に突入した『嘘の戦争』は2月21日(火)よる9時からの放送だ。