2月21日(火)TBS系火曜ドラマ『カルテット』の第6話が放送され、真紀(松たか子)と幹生(宮藤官九郎)の夫婦関係に共感の声が集まった。

 

 

松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が出演するTBS系火曜ドラマ『カルテット』は、"偶然"出会った4人の男女がカルテットを組み、軽井沢の別荘で共同生活を送る大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンス。

 

2月21日(火)に放送された第6話では、真紀と失踪していた夫・幹生との過去が明かされ、その夫婦関係がSNSでも大きな反響を呼んだ。

 

 

第6話あらすじ

 

すずめ(満島ひかり)は道端で知り合った家森(高橋一生)の知り合いの巻村と名乗る男を別荘に案内していた。しかし、見たことのある結婚指輪、そして真紀と同じような声の小ささに、徐々にその人物が真紀(松たか子)の夫・幹生(宮藤官九郎)だということに気づく。

 

一方、真紀は義母(もたいまさこ)と会っていた。義母から平手打ちをされ「息子を殺したんでしょ」と問いただされる真紀。どうして夫は失踪してしまったのかー?真紀は夫との馴れ初めから結婚生活までをゆっくりと振り返った。

 

そして、幹生もすずめにその経緯を話す。

 

***

 

仕事のつながりで出会った真紀と幹生。幹生は真紀に一目惚れ、真紀は一緒に食事をするうちに徐々に幹生に惹かれていった。

 

真紀「何度か食事をするうちに今度いつ電話あるかなって考えるようになって、で、気付いたんです。あー、わたし、あの人のこと好きなのかもしれないなって」

 

幹生「彼女は知り合ったことがないタイプで。品があって、音楽やってて。ちょっと何やってるかわからない、そういうミステリアス?ななところがやっぱり魅力で」

 

真紀「彼と一緒にいると飾らなくていい気がして」

 

幹生「彼女と一緒にいるとなんかドキドキして」

 

 

そうして2人は結婚したのだが、お互い小さな価値観の違いを感じていく。

 

 

真紀「結婚して、彼と家族になりたかった」

 

幹生「結婚しても、彼女と恋人同士のようでいたかった」

 

 

真紀にはヴァイオリンを続けてほしいと思っていた幹生。

幹生のために家にいたいと思った真紀。

 

唐揚げにレモンをかける真紀。

レモンが嫌いだと言えない幹生。

 

映画をみて、寝ている真紀。

映画をみて、泣いている幹生。

 

近くのカフェに行こうと誘う幹生。

家にあるコーヒーで十分だと思う真紀。

 

幹生が結婚前に薦めた詩集、

真紀のしおりは未だに9ページで止まったまま。

 

 

真紀「一緒にいるうちに、無理しないでいられる関係になって、だんだん、他人じゃなくなっていって」

 

幹生「一緒にいてわかってきたのは。当たり前だけど、あ、彼女も普通の人だったんだなって」

 

 

だんだんと家族になっていく幹生との関係を幸せに思う真紀と、だんだんと特別な人ではなくなってしまう真紀との関係を退屈だと思う幹生。

 

幹生は昔から変わらず自分を愛してくれている真紀へ愛情が無くなってきている自分に「こんなんじゃ駄目だ。」と思い直そうと必死だった。

 

しかし、ある日、レモンが嫌いだったこと、そして「愛しているけど、好きじゃない」と言ったのを真紀にたまたま聞かれてしまう。

 

 

真紀「わたしは家族が欲しくて結婚して」

 

幹生「結婚しても恋人同士のままでいたくて」

 

真紀「気がついたら、彼は家族じゃなくて、片思いの相手になってて」

 

幹生「彼女は恋人じゃなくて家族の1人になってて」

 

真紀「なんでこんなことになったんだろ」

 

幹生「欲しかったものがお互い、逆さんなってて」

 

 

レモンが嫌いだと知られてしまった幹生。

レモンが嫌いだとはじめて知った真紀。

 

2人はこのままじゃ駄目だと思い、話し合いをしようと決意するが、その日に幹生は逃げ出してしまうのだった。

 

***

 

幹生の話を聞いたすずめは「もうこれ以上、巻さんを困らせないで」と言い、コンビニ強盗をして逃亡中の幹生を警察につきだそうと110番しようとしたところ、幹生に拘束されてしまう。

 

そして、そこに現れたのは、真紀のヴァイオリンを抱いた有朱。幹生は真紀のヴァイオリンを持ち去ろうとする有朱ともみ合いに。そして、有朱は別荘の2階から転落してしまうのだった…。

 

 

夫婦間のすれ違いに共感の声続出

 

真紀と幹生のすれ違いが一つ一つ丁寧に描かれた今話。そのリアルすぎる描写には、「やばい、夫婦の離れていく過程の描き方が秀逸すぎる。さすが坂元裕二さん。」「ずっと恋人のまま、なんていうのも無理な話だし、家族になりきってしまったら夫婦としては終わりなのかもな。」「恋愛は幻想、結婚は現実って感じのお話」とSNSでも大反響。

 

そして、どんな男女でも陥ってしまう可能性があることに「夫婦のすれ違ってくかんじが見ててツライ。」「なんでか胸の奥がみぞみぞする」「小さな違和感とガッカリが積み重なっていくさまがエグい」「カルテット、めっちゃ分かる」「切ない…結婚…」と、自身の経験と重ねて感情移入をしている視聴者が続出だった。

 

 

ラストの展開に「もうサスペンス」

 

さらに、ラストの有朱が転落してしまう衝撃的な展開にも視聴者が騒然。「もうサスペンスでしかない」「えええええ。。アリス死んだの?」「何が起こったの…?」と驚きの声が相次いだ。

 

 

 

真紀と幹生の過去が明らかになったものの、新たな展開でまたまた予測不可能な結末となった『カルテット』。2月28日(火)放送の第7話に注目が集まる。

 

 

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