3月14日(火)、草彅剛主演ドラマ『嘘の戦争』の最終回が放送され、SNSでは「嘘ロス」の声が相次いだ。

 

©関西テレビ

 

大好評放送中の草彅剛主演ドラマ『嘘の戦争』は、30年前に家族を殺された千葉陽一が一ノ瀬浩一(草彅剛)という偽名を使いながら、事件に関わる人物を次々と追い詰めていく物語。

 

満を持して迎えた最終回では、いよいよ事件の首謀者である二科興三との直接対決が描かれ、その結末に誰もが息を飲んだ。

 

 

最終回あらすじ

 

二科家の反撃と仲間の裏切りによって、興三(市村正親)が30年前の罪を告白した録音テープを消されてしまい、絶体絶命のピンチに陥った浩一だったが、いかに興三にざんげをさせるかと、さらなる復讐に燃えていた。

 

浩一は、恩師である守(大杉漣)に30年前の事件の発端となったOL殺人事件の証拠を持っているかを尋ねるが、それだけだと証拠にはならないと言われてしまう。しかし、もっと大きな証拠を持っているように見せることができれば…と思いつき、守に協力してもらうことに。

 

浩一は30年前のOL殺人事件を隠ぺいした“新たな証拠と証人が見つかった”と隆(藤木直人)に電話をする。「ダマされたら、ダマし返す。詐欺師は詐欺師らしいやり方で…30年前を終わらせる」と笑みを浮かべて話す浩一に隆は頭を抱えるのであった。

 

そんな中、百田(マギー)が警察を誘導。興三の指示により浩一を追う六車(神保悟志)を捕まえることに成功する。一度は浩一を裏切った百田だったが、浩一のことを見捨てたわけではなかったのだ。

 

 

そして、浩一は最後の手段を使うことに。自身が30年前に味わった大切な人を失う地獄を興三にも見せてやろうと、興三の一番大切な楓(山本美月)を興三の前から消すことを決めるのだった。

 

浩一は楓のもとを尋ね、興三に謝るように楓からも頼んでほしい、それで自分は二科家の前から姿を消すと話す。浩一にひどいことをしてきた父親に怒りも感じていた楓は、それで浩一の思いが晴れるなら…と了承する。

 

一度は、浩一のことはなんでも受け止めると言ったことに「私も嘘つきだね」と楓。浩一は「憎んでくれたほうがずっと楽だ」と言い、楓も涙ながらに「憎むよ、あなたのこと。ずっと…」と応えるのだった。

 

 

浩一は、興三と隆を海沿いの別荘に呼び出した。そして、その場で罪を告白しネットで中継することを要求。もし、要求を飲まないのなら楓を殺すと訴え、手足を拘束して小屋に閉じ込められている楓の様子をモニターに映し出した。

 

興三は楓の姿を見るなり、要求に応じようと素振りを見せるが、「こんなことをするやつの父親がまともなわけがない」と断固として謝らない。どこまでも、自分の罪を認めない興三に、浩一は涙を流しながらも楓を捉えた小屋の爆破スイッチを押す。目の前で、自分の大切な娘が殺された興三は、ここで初めて浩一の辛さを思い知るのだった…。

 

 

しかし、楓は無事だった。浩一はカズキ(菊池風磨)に協力してもらい、映像をすり替え、いかにも楓が本当に燃えてしまったかのように演出していただけだったのだ。

 

安心したのもつかの間、浩一は警察に囲まれてしまう。そして突如現れた晃(安田顕)に刺され川に落ち、浩一の復讐劇は幕を閉じたのだった…。

 

 

数日後、殺人未遂で捕まってしまった晃のもとへ隆と楓が面会に来た。隆は「いつからグルだったんだ?」と晃に問う。そう、実は、晃は浩一に頼まれて、浩一を刺したふりをしていたのだ。浩一は、無事に日本を脱出したら警察に連絡し、晃が裁かれないようにサポートすると約束。隆は、詐欺師の言葉を信じるなんて…と言い放つが、晃と楓は浩一を信じていた。そして、隆の顔にも笑みがこぼれる…。

 

 

川に落ち、百田らに救出してもらった浩一は1人で姿を消していた。ハルカは置いてかれたことに不満げだったが、行きつけのバーのオウムがタイにある川の名前を叫んでいた。浩一がタイに戻ったことを知ったハルカはすぐさまタイに向かう。"相棒"として…。

 

 

その頃、浩一はニシナコーポレーションが開発を進めていた「医療用ロボット」の設計図を返すために空港で隆と会っていた。「いつまで嘘をつき続けるんだ」という隆に「嘘のないやつなんていない。けど嘘もつき続ければ一つくらいは本物になるかもな。一ノ瀬浩一は死んだ。 復讐に囚われた男は消えて別の人間になれるかも。だから俺はつき続ける。嘘が嘘じゃなくなるその日まで」そう言い残して、浩一はタイへ旅立った。

 

 

■心温まる最終回に感動の声が続出

 

草彅が、僕はハッピーエンドが好きなんで、復讐劇だけれど見ている人にちょっと温かい気持ちになってもらって、ドラマが終わっても温かい気持ちがずっと続くような作品になったら良いな」と語った最終回は、その言葉通り、登場人物たちが嘘を付き合い攻防する中で、真実を見つけ出し、誰もが納得がいくハッピーエンドとなった。

 

三瓶や百田やカズキなど、仲間と思っていた人物たちも一度は裏切りにはハラハラさせられる展開もあったが、最後には、敵であった晃や楓、そして隆までもが天才詐欺師・一ノ瀬浩一という男を愛したラストにSNSでは「すっごい満足いく終わり方だった」「浩一と隆が微笑み合う日がくるなんて」「この2人大好き!!」「終わり方までぬかりなく素晴らしい…」「最後まで騙されたなぁ」「ほんと最高に面白かったドラマ」と余韻に浸る人が続出。

 

そして、「既に嘘ロスになってる。来週からどーしよー」「もう浩一に会いたい」「SPか続編ありますように」「復讐から解き放たれた、華麗なる詐欺師のドラマでぜひ続編を!!」と嘘ロスの視聴者たちから、早くも続編を期待する声が寄せられた。