3月14日(火)TBS系火曜ドラマ『カルテット』の第9話が放送され、カルテットドーナツホールの解散に視聴者からは感動の声が相次いだ。

 

 

松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が出演するTBS系火曜ドラマ『カルテット』は、"偶然"出会った4人の男女がカルテットを組み、軽井沢の別荘で共同生活を送る大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンス。

 

3月14日(火)に放送された第9話では、真紀(松たか子)が「早乙女真紀」じゃなかったことが明らかになる。4人の別れのシーンは大きな感動を呼んだ。

 

 

 第9話あらすじ

 

大菅(大倉孝二)から真紀が全くの別人だったと告げられた鏡子(もたいまさこ)。真紀は義父から暴力を受けていたため、他の女性から「早乙女真紀」という戸籍を買い、姿を消したのだという。しかし、それと同時期にその義父が死亡していたことから、警察は真紀を疑っていた…。鏡子は息子・幹生(宮藤官九郎)にそれを伝えるも、幹生は何か事情があったからに違いない、と真紀を信じていた。

 

一方、カルテットの4人のもとへ、別荘の査定見積書を持った不動産鑑定士が現れる。売却話が出ていたにも関わらず、黙っていたことを謝罪する別府(松田龍平)は、不安に思う3人に「なんとかするので少し時間をくれ」と申し出た。

 

そんなある日、別荘に大菅がやってくる。任意同行を求められた真紀は、黙ってその意味を理解した。

 

様子がおかしい真紀を気にするすずめ(満島ひかり)、家森(高橋一生)、別府。真紀は3人へ「私、早乙女真紀じゃないんです…」と暴露した。涙ながらに真実を打ち明けようとする真紀にすずめは「真紀さん、もういい。もういいよ。もうなんにも言わなくていい。」と遮る。

 

 

真紀:本当の私は…わたしは…わたしは……

 

すずめ:真紀さん、もういい。

 

真紀:本当のわたしは…

 

すずめ:真紀さん、もういい。いいいいいい、もういいよ。もう何にも言わなくていい。真紀さんが昔誰だったかとか、なんにも。私たちが知っているのは、この真紀さんで。

 

真紀:みんなに嘘…

 

すずめ:どうでもいい。すっっごくどうでもいい。


真紀:みんなを裏切って…

 

すずめ:裏切ってないよ?人を好きになることって、絶対裏切らないから。知ってるよ?真紀さんがみんなのこと好きなことぐらい。絶対それは、嘘のはずないよ。だって溢れてたもん。人を好きになるって勝手に溢れるものでしょ?溢れたものが嘘なわけないよ。

 

過去とか、そういうのなくても。音楽やれたし、道で演奏したら楽しかったでしょ?真紀さんは奏者でしょ?音楽は戻らないよ、前に進むだけだよ。

 

いっしょ。心が動いたら、前にすすむ。好きになったとき、人って過去から前に進む。私は真紀さんが好き。いま、信じて欲しいか、信じて欲しくないか、それだけ言って?

 

真紀:信じて欲しい…!

 

 

そして、4人は最後の思い出をつくるように、別府のおすすめの映画を観たり、ジェンがをしたり…と一夜を過ごした。それぞれがカルテットドーナツホールへの思いを抱きながら…。

 

翌日、4人での最後の演奏を終えると、真紀はすずめにヴァイオリンを託し、「ちょっと、お手洗い行ってきますね」と笑顔で言い残し、3人のもとを去った。

 

 

 

■すずめちゃんの名言に感動の声

 

真紀が自分の嘘を明かしたシーンでは、すずめの名言に心を打たれた視聴者が続出。「すずめちゃんがほんともう…!」「涙腺崩壊」「カルテットやばい」「すずめちゃんの愛は尊い」「カルテットほんとに泣ける」と大きな感動を呼んだ。

 

いよいよ最終回を迎える『カルテット』。3月21日(火)の放送では、4人の1年後が描かれる。