3月18日(土)、アニメーション映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』の初日舞台挨拶が行われ、主人公・ココネを演じた高畑充希、満島真之介、前野朋哉、高橋英樹、江口洋介、神山健治監督が登壇した。

 

©2017 ひるね姫製作委員会

 

『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊S.A.C.』など、重厚な世界設定を構築しその中で人間ドラマを描いてきた神山健治監督初の劇場オリジナルアニメーション『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』は、平凡な女子高生・ココネが、ある事件をきっかけに東京へ旅をすることなり、大きな冒険の末に小さな真実を見つける物語。

 

©2017 ひるね姫製作委員会

 

3月18日(土)に行われた初日舞台挨拶では、“充希さーん!”という掛け声の中、現実の世界では昼寝ばかりして不思議な夢を見る森川ココネ、夢の世界ハートランドのお姫様であるエンシェンの二役を演じた高畑が、物語の相棒ジョイのぬいぐるみを連れて登場。

 

「私が演じたココネは、お昼寝が大得意の女子高生で、私も学生時代ずっと寝てたので、通じるところを感じながら演じさせていただきました。様々なことが起こるのですが、彼女の変わらない“前進力”で周りを変えていく女の子で、世界を救わないヒロインというキャッチコピーの通り、チャーミングなヒロインをやらせていただき光栄です。」と、役柄との共通点も披露した。

 

 

ココネの幼馴染で“理系オタク”のモリオを演じた満島は、「僕の役は、ココネちゃんと様々な冒険をしていくのですが、一番お客さんに近い役かなと思うので、皆さん、ぜひ僕の動きにも注目してご覧になってください。今回神山監督に出会って、劇場版で声優をさせていただくのは初めてなので、ついにこの日が来たかと、胸がいっぱいです。今日から、この映画は新たな冒険のスタートなので、皆さんの力で是非盛り上げていって欲しいと思います。」さらに、「今日は沖縄の守り神の、シーサーを連れて来ました!」とシーサー柄の衣装をアピールし、会場からは拍手が起こった。

 

 

森川ココネの父親、モモタロウと、夢の世界ではピーチを演じた江口は、「声優は初挑戦だったのですが、ココネの声を聞きながらやっていると、映画のシーンを作っているような感じで。細かい制作段階も初めて見させていただきました。アニメーションは実写と違って最後に役者の声が入ります。最後の色付けとして我々の声が入るので、身が引き締まる思いでした。近未来のお話でありながら、家族愛を感じられる作品ですので、家族で楽しめる作品だと思います。是非、みなさま家族で楽しんで下さい。」とコメントした。

 

 

■ひるね姫メンバーは即寝派?

 

さらに、イベントでは3月18日の“世界睡眠デー”(世界睡眠医学協会が世界的に定めた、由緒正しき眠りを見つめ直す日)にちなみ、キャスト陣の快眠法を発表。

 

高畑は「私は3秒で眠れるので現場の合間もすぐ寝てしまうので、顔に寝跡がついてしまって、よく怒られてしまう方のなのですが、いつもないと困るのは、「着圧靴下」です。」と発表。

 

続いて、満島は「僕は、汗かきなので、自分は話ながら寝てしまうことがあるくらいなのですが、きちんとん寝たい時は、「お香」を炊きます。ハテナ(?)型の抱き枕も好きで、最近使ってます。」と、コメント。

すると江口も、「俺も、2秒で寝られるんですけど、お風呂にゆっくり入って、音楽聴いて、本を読んだり、して、その日のスイッチをOFFにして、その日によってバラバラですが、布団に入るとすぐ寝てしまいますね。」とコメントした。

 

 

■監督へバースデーサプライズも

 

©2017 ひるね姫製作委員会

 

2日後の3月20日は神山監督の誕生日ということで、ハッピーバースデーの曲とともにサプライズでケーキが登場。突然のバースデーケーキの登場に監督は、「ちょっと、びっくりしてしまって・・・!今年で51歳です。実は、結構監督をやっているんです。」と驚きをコメント。

高畑から、直筆の色紙をプレゼントされると、「いやー、本当に宝物です。こんな素敵な色紙まで、ありがとうございます。」と喜びを語った。

 

「神山さんの頭の中は、宇宙みたい。それを少しだけ覗けて、参加までできて、幸せでした。この壮大なラブレター、娘さんに届け!!!ココネ」という色紙にあったメッセージから、監督は「実は、娘にだけわかるポイントとして、娘と同じ水色のランドセルを劇中にも登場させました。完成披露で作品を見た娘から、鑑賞後、“ランドセルが水色だったね”とメールをもらいました。」と娘さんへのメッセージが伝わったことをコメントした。

 

 

最後に森川ココネを演じた主演の高畑は、「みなさま、今日はありがとうございました。今回の映画は、モリモリ盛りだくさんで、私は見た後に自分の中の24色では足りないくらいの感情が動いた作品でした。このスケールの作品は絶対映画館で見て欲しいです!頭というより、感覚で世界のスピードについて行って欲しいなと思います。そして、私はエンドロールがすごく好きなのですが、物語の終着点なので、最初から最後まで、目をカッ開いて、見て欲しいなと思います。好きだと思ったら、是非周りの人に、勧めてください!」と語り、舞台挨拶は大盛り上がりのうちに終了した。

 

 

『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』
3月18日(土) 全国ロードショー

 

監督・脚本:神山健治
キャスト:高畑充希、満島真之介、古田新太、
 釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介
音楽:下村陽子「キングダム ハーツ」
主題歌:「デイ・ドリーム・ビリーバー」森川ココネ(ワーナーミュージック・ジャパン)
 

キャラクター原案:森川聡子『猫の恩返し』
作画監督:佐々木敦子『東のエデン』、黄瀬和哉『攻殻機動隊S.A.C.』
演出:堀元宣、河野利幸
ハーツデザイン:コヤマシゲト『ベイマックス』
 

制作:シグナル・エムディ
配給:ワーナー・ブラザース映画

(c)2017 ひるね姫製作委員会

 

公式サイト:http://www.hirunehime.jp