3月21日(火)TBS系火曜ドラマ『カルテット』の最終回が放送され、みぞみぞな展開に様々な憶測が飛び交っている。

 

©TBS

 

松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が出演するTBS系火曜ドラマ『カルテット』は、"偶然"出会った4人の男女がカルテットを組み、軽井沢の別荘で共同生活を送る大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンス。

 

3月21日(火)に放送された最終回では、真紀(松たか子)が去ってから1年後の様子が描かれた。

 

 

最終回あらすじ

 

真紀は執行猶予を終え、音楽から離れて1人でひっそりと暮らしていた。

 

一方、残されたカルテットの3人も未だに別荘で共に暮らしていた。しかし、変わったことが数点。すずめ(満島ひかり)は前より眠らなくなり、資格を取るために真面目に勉強をし、家森(高橋一生)は週7で「のくた庵(元・ノクターン)」で働き、別府(松田龍平)は会社を辞め、ニートになっていた。

 

真紀が起こした事件が様々な週刊誌で取り上げられ、真紀だけでなく、すずめの過去や別府の家族に関する内容も広まったことで、人前で演奏することができなくなってしまったカルテットドーナツホール。

 

そんなある日、真紀がコロッケデートをしている写真が報じられる。新たな道を歩みだし、笑顔を見せる真紀の姿を見た別府は、カルテットを解散しようと提案。だが、すずめは真紀から預かったヴァイオリンを持ち出し、「解散するなら、このヴァイオリンを真紀さんに返してからにしましょう」と言った。

 

すずめ、家森、別府は週刊誌の写真を頼りに真紀を探すことに。真紀の家の近くまできた3人は演奏をし、真紀をおびき出すことにした。

 

すると、洗濯中の真紀のもとへかすかな音楽が聞こえる…。急いで家を飛び出した真紀の前にいたのは、楽しそうに音楽を奏でるカルテットのメンバーだった。

 

すずめは、真紀のもとへ駆け寄ると「真紀さん、連れて帰る」と真紀を抱きしめ、そして、家森もそんな2人を抱きしめた。

 

 

改めて4人での共同生活が始まった。だが、1年ぶりに再会したすずめ、家森、別府が前よりもそれぞれの道を生きていることを知った真紀は、自分のせいで、みんなが夢を諦めてしまったのだと考える。

 

そこで真紀は、夢を諦めたメンバーに自分が有名人になったことを利用して「いつか大きなホールで演奏したい」という夢を叶えようと言い出した。最初は戸惑ったメンバーだったが、届く人に届けばいい…そんな思いで舞台に立つことを決めたのだった。

 

演奏に向けて、準備をする4人のもとへ1通の手紙が届いた。それは、5年前に奏者を辞め、1年ほど前にカルテットドーナツボールの演奏を聴いたという人物からだった。そこには、意味もないのになぜ演奏を続けるのか?そんな疑問が綴られていた。

 

そして、いよいよコンサート当日。真紀が1曲目にチョイスした曲に、すずめは疑問を抱いていた。

 

 

すずめ:真紀さんのことを疑ってきた人は別の意味にとりそう。

 

真紀:そうかな?

 

すずめ:なんでこの曲にしたの?

 

真紀:………こぼれたのかな。内緒ね。

 

すずめ:(頷く)

 

真紀が選んだ1曲目、それは「死と乙女」という曲だった。 

いよいよ演奏が始まる。それと同時に、カルテットの名シーンたちが流れた。

 

**

 

裏切ってないよ、人を好きになるってことって絶対裏切らないから…!

 

穴がなかったらドーナツじゃありません。僕はみなさんのちゃんとしていないところが好きなんです。

 

しっかり三流の自覚を持って、プロの仕事を、カルテットドーナツホールとしての夢を見せつけてやりましょう。

 

すずめちゃん、軽井沢帰ろう。病院いかなくていい。泣きながらご飯食べたことがある人は生きていけます。

 

**

 

1曲目が終わると、客席からは拍手が湧いたが、帰る人もチラホラ…。しかし、「1人でも、2人でも…届く人に届けばいい」そんな昔から変わらない思いで4人は演奏を続ける。

2曲目は、1話でも登場したドラクエのテーマソング。そこには、ショッピングモールで出会った中学生たちの姿もあった。4人は立ち上がり、自由に動きながら演奏し、客席からは手拍子が溢れた。

 

 

夢を叶えたカルテットドーナツホールは、今宵も4人で食卓を囲む。そこには、唐揚げが。昔、家森に言われたように、レモンのかけ方に注意したメンバーだったが、家森が次に口にしたのはパセリ問題。

 

「パセリがないと寂しいでしょ?殺風景でしょ?ここにパセリがいることを忘れちゃわないで」と訴える家森。そして、4人はパセリに向かい、「センキュー、パセリ」と感謝を述べるのだった。

 

初の遠征に向けて車で移動する4人は、車の中で「おとなの掟」を合唱していた。これからもカルテットドーナツホールは、音楽を奏で続けるのだろう…。

 

 

■司くんと諭高さん、有朱の人生チョロい発言が話題

 

9話から1年後の様子が描かれることで、始まる前から話題になっていた最終回。冒頭から既に泣けるとの声が続出していたが、中でも視聴者が気になったのは家森と別府が、司くん、諭高さんと名前呼びになっていたこと。

触れられずに終わるのかと思いきや、別荘に帰って来た真紀が「どうして名前で呼んでるの?」とすずめに尋ね、すずめは「嫌なんです」と男子2人の親密具合に引き気味。このシーンには、「もしかして2人はできてるの?」「気になるよね、やっぱりw」「名前呼びでエプロン着て料理作ってる男子メン可愛すぎる」と女性たちから歓喜の声が溢れていた。

 

また、カルテットファンがどうしても気になってしまうのが有朱(吉岡里帆)の存在。コンサートの日、イケメン外国人にエスコートされ現れたのは高級そうな宝石たちを見に纏った有朱だった。なにを言うかと思いきや、今まで見せたことのない飛びっきりの笑顔で「人生、チョロかったぁ!アハハハ…」。この姿には、「さすがありすちゃん全部持ってくなぁ」「ありすちゃん最高すぎww」「この小娘がぁw」と衝撃を受けた人が多数だった。

 

 

■みぞみぞするやり取りに憶測が飛び交う

 

また、真紀とすずめのコンサート前の「死と乙女」の曲に関するやり取りには、「まきさんが義父の死に関与したことを肯定したってことだと思う。」「「死と乙女」が司と早乙女の両思い説?!!!!!」「死と乙女=死とは安息である=社会的な死の後にカルテットとしての安息を手に入れた という"真紀さんの気持ち"の真実」とSNSで様々な憶測が飛び交っている。

 

真紀は本当は義父を殺したのか?帽子を深くかぶり、コンサートに来ていたのは一体誰なのか?手紙の送り主は?

 

 

多くの謎を残し、視聴者を見事にみぞみぞさせたまま終えた『カルテット』。ぜひ、カルテットファンたちからのアンコールの声に応えてほしいところだ。