小学館「Sho-Comi」にて連載中の人気少女漫画を実写映画化した『兄に愛されすぎて困ってます』は、告白12連敗中の非モテ女子高生・橘せとか(土屋太鳳)に突如モテ期が到来し、"兄系イケメンズ"たちがせとかを巡ってラブバトルを繰り広げる、究極の愛されすぎラブストーリー。

 

本作でホスト系スウィートBOYこと、美丘千秋を演じるのがダンスボーカルグループ『超特急』としても活躍する草川拓弥。本作で約1年ぶりの芝居を披露した彼が、作品への思い、兄こまメンバーとのエピソードやこれからの俳優業について語ってくれた。

 

 

■「カレカノごっこには衝撃を受けました」

 

ーー約1年ぶりのお芝居ということですが、美丘千秋を演じることが決まったときはいかがでしたか?

 

草川:いまは『超特急』としてアーティスト活動をしているのですが、その前は俳優業に専念させて頂いていて…。久しぶりにお芝居のお話をいただいたときは、素直に嬉しかったですね。

 

 

ーー久しぶりのお芝居で、千秋という独特なキャラクターを演じるのは難しかったのでは?

 

草川:オファーを受けて嬉しいという気持ちから一転、千秋の役柄を知ったときは驚きました。自分と真逆ということもありますし、演じたことのないような王子様系の役だったので、すごく難しかったですね。あんなに甘い言葉をさらっと言える人、現実にはいないんじゃないかな。

 

 

ーー真逆なんですか?

 

草川:僕は、恥ずかしいので甘い言葉は言えないです(笑)。

 

 

ーー甘いセリフの中でも特に印象的だったものはありますか?

 

草川:ドラマ版の千秋とせとかのメールで「カレカノごっこしよう」という言葉が出てくるんですけど、それには衝撃を受けました(笑)。水族館デートのシーンで「他の男の話やめて。目の前に僕がいるんだから」というセリフがあるのですが、それも緊張しましたね。

 

 

ーーカレカノごっこは、視聴者としても衝撃を受けました(笑)。千秋はセリフはもちろん、動きも独特でしたよね。

 

草川:作品に入る前にリハーサルをする機会があって、そこで千秋の動きについて監督とたくさん話し合いました。ターンをしながら登場するシーンも、僕からやってみたいと提案させていただいたり。

 

 

ーー「女の子を、落とす」(セリフに合わせて顔の横でグーからパーに開く動作)という手振りもご自身で?

 

草川:基本、手振りは僕が考えました。面白かったのか、キャストのみんなに真似されていましたけど(笑)。

 

 

ーー現場で流行ってたんですね。

 

草川:そうですね。実は、千秋の妹・千雪役の大野いとちゃんも、監督の兄に寄せてほしいという要望で手振りが多いんです。いとちゃんは、慣れるまでちょっとぎこちなかったので、みんなで笑いながら見守っていましたね。

 

 

ーー草川さんは、『超特急』としてダンスをしているからこそ、そういった動作をスムーズにできたのでしょうか?

 

草川:確かにそれはあるのかもしれないです。役柄に合わせて千秋用のヒールがあるブーツを履いていて、ターンするのは意外と難しくて。そういったときに踊っている経験が活かされたのかなと思います。

 

 

 

■恋愛には「結構慎重なタイプかも」

 

 

ーー千秋といえば欠かせないのが、愛犬のショコラです。

 

草川:ショコラは本当に可愛かった!千秋が制服でネクタイをつけていたら、ショコラもつけていたりと、いつもお洋服を合わせているんです。僕も犬が大好きで、ショコラみたいなトイプードルが欲しいなと思っていたので、ショコラとの撮影はとても楽しかったです。

 

 

ーー犬好きなところは千秋と共通する点ですね。

 

草川:はい。あとは、自分で言うのもあれですけど、女性にたいして優しくしたいなという気持ちは似ていると思います。千秋には勝てないですけど、僕の中でも女性を優先したいという意識は常にあるので。

 

 

ーー積極的なところはいかがでしょう?

 

草川:僕も積極的な方かなぁと思います。でも、確実を狙いたいから、お互いが好きだということが分かってから告白したい(笑)。結構慎重なタイプかもしれません。

 

 

ーーそうだったんですね。映画では積極的でキラキラしている千秋から一変、切ない表情の千秋も見ることができますね。

 

草川:せとか一筋になることは、千秋の中で相当覚悟が必要なことだったと思うんです。夏祭りの帰りのシーンは、そんな千秋の覚悟が見えるシーン。キャストのみんなにも良かったと言ってもらえたので、ぜひ注目して見ていただきたいです。

 

 

 

■困っていることは、あのSNSアプリ?

 

ーー撮影現場はいかがでしたか?

 

草川:僕は人見知りなので、最初はそんなに打ち解けられなかったんですけど、だんだん仲良くなっていきました。初対面のときに(杉野)遥亮がご飯に誘ってくれたのが、すごく嬉しかったですね。

 

 

ーー撮影が終わったいまも、兄こまメンバーでの交流は続いているようですね。

 

草川:おとといもテレビ電話してました(笑)。たまたま千葉さんと遥亮がお兄(片寄涼太)の家に集まったみたいで、寝ようとしていた僕のもとにテレビ電話がきたんです。僕だけタイミングが合わないことが多いのですが、予定が合えばはやくみんなで集まりたいです。

 

 

ーー片寄さんとのLINE LIVEでは、修学旅行にいきたいというお話もでていましたが、どこにいきたいですか?

 

草川:パッと思い浮かんだのは温泉!いまはツアー中なので、温泉に入ってリラックスしたいなと。

 

 

ーーいいですね。普段はおやすみの日は、何をして過ごされているんですか?

 

草川:とりあえず、目覚まし時計というものに縛られないで寝る!アラームをかけずに寝て、起きて、ご飯を食べて、本を読んだり映画を見たり、買い物をしたり。自転車に乗って、写真を撮りに行くこともありますね。

 

 

ーー草川さんのインスタグラムを拝見して、写真がすごく素敵だなと思っていました。

 

草川:本当ですか!インスタグラムは、あのサイズ感がこだわりなんです。もう、あのサイズから抜け出せないことが、今困っていることかな(笑)。

 

 

■いまは、俳優としてもすごく大事な時期

 

ーー兄こまをきっかけに、改めて俳優業の魅力を感じたりはしましたか?

 

草川:1年ぶりにお芝居をしてみて、仲間と一緒に1つの作品を作り上げていくことの楽しさを改めて実感しました。『帰ってきた家売るオンナ』という作品で、千葉さんと再共演できたこともすごく嬉しかったですし。

 

 

ーーでは、これから俳優としての活躍の場を広げていきたいと?

 

草川:そうですね。映画はよく観るのですが、観るだけで終わるのではなく、自分もスクリーン側になりたいなと。そのために、いまはすごく大事な時期だと思っています。

 

 

ーー次に挑戦してみたい役はありますか?

 

草川:兄こまは王子様系だったので、それとは真逆な役柄に挑戦してみたいです。

 

Photography=Ryo Kameda
Interview=Ameba

 

映画『兄に愛されすぎて困ってます』は6月30日(金)全国ロードショー。

 

■「兄こま」ヘタレ系塩顔男子 杉野遥亮インタビュー

 

 

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