講談社「Kiss」にて現在連載中の有賀リエの『パーフェクトワールド』映画化、岩田剛典、杉咲花がW主演を務めることが決定した。

 

©2018「パーフェクトワールド」製作委員会  ©有賀リエ/講談社

 

『パーフェクトワールド』は、 “障がいのある恋”というテーマを描いた純愛ストーリーが、国内のみならず海外の女性たちからも支持され、フランスの老舗漫画雑誌「Animeland」にて編集部セレクション/一般投票ともに2016年ベスト少女漫画を受賞した作品。

 

車イス生活になった初恋の人との再会を軸に、仕事、生きること、そして恋する気持ちを障がいという難しいテーマで扱いながら、ストレートに伝える純愛ストーリーだ。

 

突然の事故で下半身に障がいをもち、車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹(あゆかわいつき)を演じるのは、EXILE/三代目J Soul Brothersのメンバーとして絶大な人気を誇る岩田剛典、初恋の先輩である樹を一途に思い、悩み、もがきながらも、一緒に前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみ(かわなつぐみ)を演じるのは、若手演技派女優として圧倒的な実力をもつ杉咲花に決定した。

 

岩田は、2016年公開の有川浩原作の映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』に続く2作目の主演、杉咲は、本作で初主演となり、2人は、本作品にて初顔合わせでW主演をつとめる。

 

 

ー原作・有賀リエコメントー

 

漫画作品の実写化には色んな意見がありますが、本作はありがたいことに「実写化して欲しい」「した方がいい」と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います。

内容は原作を大変尊重してくださっていて、製作側の皆さんには感謝でいっぱいです。主演は、岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお二人に決まりわくわくしています。

二人の恋にときめいたり、そして見終わった後はテーマの部分を身近に感じてもらえるような、そんな映画になればいいなと思っています。

 

 

ー監督・柴山健次コメントー

 

漫画原作を読ませていただいたとき、慎重に扱う必要のある題材だと思ったと同時に、登場人物たちの力強く生きる姿勢に、撮りたい、という意欲をかきたてられました。

変えられない過去、未来に対する不安。

一歩を踏み出すために、登場人物たちは必死に、現在と向き合います。この物語が持つ光と闇を丁寧に描きたいと思います。

 

 

ー主演・岩田剛典コメントー

 

漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。

この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います。

 

 

ー主演・杉咲花コメントー

 

樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います。
原作の魅力を肉体を使って表現させていただくなかで、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです。

読者の皆様に愛されている原作、そしてその原作者である有賀リエ先生の想いに敬意をはらい、向き合わせていただきます。

 

 

撮影は、2017年6月2日から、都内近郊にてスタートし、7月中旬にクランクアップを予定。2018年全国ロードショー。