9月1日(金)公開の映画『トリガール!』は、中村航原作の同名小説を実写化した人力飛行サークルを舞台に繰り広げられる青春エンターテイメント。
 

本作で、主人公・鳥山ゆきな(土屋太鳳)とバディを組み、人力飛行機のエンジンとして、パイロットをこなす坂場大志役を演じたのが絶賛ブレイク中の若手俳優・間宮祥太朗。見た目はヤンキー風ながら、メンタルは弱めというギャップのあるキャラクターを演じた間宮に、体を張った両手放しシーンやダンスシーンのこと、共演の土屋太鳳のこと、そして『トリガール!』という作品の魅力について聞いてきた。

 

 

■好きな子をいじめるところは似ているかも

 

ーー『トリガール!』は、鳥人間コンテストを題材とした笑いあり、涙ありの今までにない青春ラブコメディです。改めて、この作品に参加しての感想をお聞かせください。

 

間宮:鳥人間コンテスト40周年という記念すべき年に、『トリガール!』という作品に参加できたことをとても嬉しく思います。この作品は、ラブコメでもあり、スポ根っぽいところもあって、汗臭くて…僕はそこがすごく好きなんです。それに、みんなが様々な班に分かれて、人力飛行機を飛ばすために全力を尽くすというのが映画作りに似ているなとも思っていて。

 

 

ーー映画作りに似ているとは?

 

間宮:坂場とゆきながみんなの作った機体に乗って空を飛ぶというのが、役者という仕事にも絶妙にリンクしている気がしたんです。役者も、美術や衣装、照明など多くのスタッフさんが作ってくださったものの中で表舞台に立つ仕事なので。

 

 

ーーなるほど。

 

間宮:劇中ではパイロットのゆきなが主人公ですけど、実際の鳥人間コンテストのお話を聞くと、花形はパイロットじゃなくて設計士なんです。この作品でいうと、古沢(矢本悠馬)。だから、古沢は映画作りでいったら監督のような立ち位置なのかなと思ったり。経験したことのない世界のお話だったので、いろいろな発見があってそういった意味でも面白かったですね。

 

 

ーー古沢は『トリガール!』の影の主役だったのですね。

 

間宮:古沢は、TBT〈Team Birdman Trial〉のチームの中ではかなり人望があるんですよ。メガネくんたちにとって、神様のような存在。カリスマなんだと思います(笑)。

 

 

ーー確かに、常に大勢のメガネくんたちを従えていましたね(笑)。間宮さんから見た、親友の矢本さん演じる古沢はいかがでしたか?

 

間宮:矢本悠馬は、全編を通して"しゃくれる"という大胆な役作りをしていました。途中で「あかん、気づいたわ。これ喋りにくい…」って言い出したときは、誰もしゃくれてほしいとは言ってないから!勝手にやり始めたことだから知らん!と思いましたけど(笑)。

 

 

ーー(笑)。間宮さんが演じられた坂場は、ヤンキー風のコワモテキャラなのにメンタルは弱い…というギャップのある役どころです。演じるときに気をつけたことはありますか?

 

間宮:あれだけ威張って、威圧的で、隙がなかったら見ている人も興味を持ちづらいと思うんです。なので、隙や弱さが見えるように意識しました。その弱さが坂場の魅力の1つでもあるので、母性本能をくすぐるような、彼なりの可愛らしさが坂場を愛嬌のあるキャラクターにしてくれていると思います。

 

 

ーーご自身と似ていると感じた部分はありましたか?

 

間宮:声がでかいところですね(笑)。あとは、ゆきなに対して口が悪いところは共感できるというか…僕も小学生のころから、好きな女の子はいじめるタイプだったので(笑)。

 

 

■一番辛かったのは、ダンスシーン

 

(C)2017「トリガール!」製作委員会 

 

ーー撮影をされたのが昨年の6~7月頃ということで、自転車に乗るシーンも多く、体力的にかなり厳しい撮影だったのでは?

 

間宮:ずっと自転車を漕ぐというなかなかの肉体労働ではあったんですけど、撮影がしんどかったなという思い出はあまりありません。内容的にも爽やかなお話だったので、楽しかったという印象のほうが強いです。

 

 

 

ーーそうだったのですね。ところで劇中では、見事な両手放しも披露されていましたよね。

 

間宮:はい、やりました!ぜひ書いてください(笑)!

 

 

ーー(笑)。もともとは吹き替えの方がやる予定だったと伺いました。

 

間宮:そうなんです。もともとは吹き替えの方にお願いする予定だったんですけど、自転車の練習をしている中で、できるなら自分でやりたいと思って。監督にも話したら「いけるならいこうよ!」と言っていただいたので「じゃぁ、いきます!」と。

 

 

ーー本当に美しくキマっていました。さらに後半のシーンでは、ダンスを披露されたりも…。

 

間宮:ダンスは最悪でした。もう、本当に。ダンスのシーンが一番最悪でしたね(笑)。

 

 

ーーいやいや、あそこはファンの方も大注目のポイントだと思いますよ!

 

間宮:注目しないでほしい…。僕は南米の人間じゃないんで、踊るのは好きじゃないんですよ(笑)!

 

 

ーー新しい言い訳ですね(笑)。一緒に踊られていた土屋さんは、ダンス経験者ということで教えてもらったりもしたのでしょうか?

 

間宮:教えてもらいはしたんですけど、教えてもらったからといって僕がなにかできるわけでもなく。全然うまく踊れなかったですね…。

 

 

ーーダンスシーンは、だいぶ苦戦されたのが伝わってきました(笑)。

 

間宮:ダンスのシーンがこの作品の中で一番大変でした。辛かったです(笑)。

 

 

 

■太鳳のことは「いじってます(笑)」

 

(C)2017「トリガール!」製作委員会 

 

ーー土屋さん演じるゆきなとの息の合った掛け合いは本作の見所の1つだと思うのですが、2人で役作りなどもされたのでしょうか?

 

間宮:2人でお芝居の打ち合わせはしていないです。でも、あのやりとりはほとんどアドリブなんですよ。今回の作品は本当にアドリブが多くて、台本通りにセリフを言ってるのは真宙(高杉真宙)とエライザ(池田エライザ)くらい(笑)。

 

 

ーー逆に、アドリブであそこまで息の合った掛け合いができるのがすごいです!

 

間宮:これを言おうとプランを立てていったわけでもなかったので、本当にその場で思いついたことを言っていました。事前に太鳳に何かを伝えることもなく。監督も「間宮くんが台本にないことを言っているのに、必死に返している太鳳ちゃんの姿が坂場とゆきなの関係性に近いからそのままでいこう」とおっしゃってくださったので、あの言い合いは本当に動物的というか…本能的な部分が出ていると思います。

 

 

 

ーー普段の間宮さんと土屋さんの関係性も、坂場とゆきなに近いものがあったりするのですか?

 

間宮:そうですね、あそこまでではないですけど普段もいじりますよ(笑)。太鳳は、まっすぐで誠実ではあるんですけど、がちがちに真面目というよりはちょっと抜けた部分もあるんです。なので、そこをいじってます(笑)。

 

 

■惹かれる女性のファッションは…?

 

(C)2017「トリガール!」製作委員会 

 

ーー本作では、ゆきなのカジュアルファッションや、和美のガーリーファッションも可愛いと評判です。間宮さんは、どちらがタイプですか?

 

間宮:基本的には、女の子には自分がしたい格好をしてほしいんですけど…正直に言うと、どっちもあまり好みではないかも(笑)。

 

 

ーーでは、間宮さんが惹かれる女性のファッションは?

 

間宮:夏だったら、ジーンズに白いTシャツとか。シンプルなのが好きです。

 

 

ーーベーシックな感じですね。

 

間宮:あんまり女の子らしいものよりは。例えば、海外ドラマとかに出てくるようなジーンズにタンクトップの女性に惹かれます。ヘルシーな、健康的な感じが良いと思いますね。

 

Photography=Mayuko Yamaguchi
Interview=Ameba

 

 

映画『トリガール!』は、9月1日(金)よりTOHOシネマズ新宿、他 全国ロードショー!

http://torigirl-movie.com/

 

(C)2017「トリガール!」製作委員会 

 

 

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