時は、807年、空海34歳。(空海、未だ九州に留め置き中、京に上れず!) | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし


上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
場所は九州『大宰府』です。
806年(大同元年・秋10月)に帰朝した空海は『御請来目録』を京の都の朝廷に奉進。
〔『御請来目録』とは、空海が持ち帰ったおみやげ品の一覧表です。主に仏教『経典』です。もちろん大乗仏教から密教に変遷する道筋案内の『胎蔵曼荼羅図・金剛界曼荼羅図』もあります。朝廷へのきちんとしたお使品扱いですから、まんじゅうなどの駄菓子は入っていません、誰かさんならブーっとするところですが・・・あははは謝・謝〕
今、空海は『大宰府』に滞在しています。
滞在とは名ばかりで『留め置き(京の都に帰ってきてはいけない!)』が実情でした。
〔許されて都に帰ることが出来たのは帰国後4年(36歳)も経ってからでした〕
皆さん、空海は直ぐに、都に帰れずに4年間、九州・大宰府に4年間も留められたのです。
場所は九州『大宰府』
観世音寺(『大宰府』)で毎日、空海は、やがて世に出す著作『即身成仏義』の下地構想を練っています。
・・・この年807年、空海34歳。真言宗開祖、真言密教、空海は龍となり天に駆け上る日を、ゆっくりと腕を組んで待っています。
(空海、未だ九州に留め置き中、京に上れず!)
続く。