日本の母は、もう梅がほころび始めたと言うけれど
私が育った家の庭の梅は、今朝3輪咲いていたと言うけれど
そういう春は、フィンランドでは、まだまだ先。
でも、ちゃんと、
日本よりもずっとかすかだけれど、
春の気配が訪れています。
日の光。
毎日10分も日が伸びて、
冬至の頃に比べ、確実に明るさが増しています。
一日に10分日が伸びるということは、一週間で1時間以上!すごいスピードで変化しています。
家の中にも、この冬はじめての、日の光
晴れた日の空が、
夕焼けではなく、
青空になる。
それは、お日様が高くなったあかし。
日の光が強まったあかし。
鳥の声。
午前中に外に出ると、
冬とは違う、鳥の声。
抑揚のある、よく通る、艶やかな音色。
そして時折、気温が上がって0℃近くになると、
雪が水っぽくなったり
つららができたり
そこはかとなく植物の匂いが空気中に感じられたり。
急に冷え込んだ日は、空気中の水分が霜となり、木の枝を真っ白に染めます。
青空と白の、はっとするようなコントラスト
そういえばフィンランドの国旗は、青空と雪を表しているのだそう。
あー、しあわせ。
春の気配は、訳もなく、なんだかしあわせになる。
なんでだろう。
あー、しあわせ♡