言葉にするのに時間がかかってしまいましたが、このシリーズの続きです。

 

⇒ 「幸せ」の勘違い ①良い気分より、充実感

⇒ 「幸せ」の勘違い ②藤本さきこさんの「全て喜び」

⇒ 「幸せ」の勘違い ③存在する目的

⇒ 「幸せ」の勘違い ④存在の目的と「全て喜び」

 

頑張って、本質に近づくための言葉を手探りで探してきたので、ぜひ読んでください♡

 

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存在(人間にとっては、生きること)の目的は、存在していることによって可能になる、全ての現象(気持ちや体験)。

(⇒「幸せ」の勘違い ③存在する目的

 

私がこのように「存在の目的」と理解しているもの、そのものを、

 

「幸せ」とする哲学や人々もいます。

 

例えば、藤本さきこさんは、

「存在しているということ、そのもの。そして、それによって感じる事・経験することの、全て」

が、喜びであり、幸せなのだと言います。

 (⇒「幸せ」の勘違い ④存在の目的と「全て喜び」


さきこさんや、その他の悟っている人たちが

丸ごと「幸せ」や「喜び」と呼ぶ、存在そのもの及び、それに付随するすべての経験。

 

確かにそれら全てが存在することの大切な要点なのだけれども、私はその中にも、より幸せに近いものと、そうでないものがある気がします。

 

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その、幸せにより近いもの。

幸せというポジティブさ。

 

それは

「良い気持ち」というポジティブさではなく、

それが「良い気持ち」でも「辛い気持ち」でも、

「生の充実」というポジティブさなのでは、と思っています。

(⇒「幸せ」の勘違い ①良い気分より、充実感

 

なぜならば、前述した通り、

「生きること(存在)の目的・要点は、生きている(存在する)ことによって可能になる、全てのこと(現象)、つまり気持ちや体験」

 

なので、

 

それを深めること、

それをより深く味わうことが、

「幸せ」と呼べるポジティブさ、

なのではないでしょうか。

 

それがイヤな気持であったとしても、

嬉しい気持ちであったとしても。

 

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それは、いわゆる「幸せ」という言葉でイメージされるポジティブさよりも、「充実感」に似ています。

 

人間存在にとって、そして自分という個人にとって、本質的なものを経験している・味わっている、という充実感。

自分の奥底の感覚に沿っている、という充実感。

 

それが苦しい気持ちでも、悲しい気持ちでも、嬉しい気持ちでも、

「幸せ」かそうではないかを分けるのは、

その、「気分の種類」の分類ではなくて。

 

・自分という存在を、しっかり味わっているかどうか

・自分の感性や、心身が織りなす感覚を、深く味わっているかどうか

 

そのような「充実度」に、幸せの基準が、あるのではないでしょうか。

 

霧氷と呼ばれる、空中の水分が霜となって、木々を真っ白にする現象。昼間も綺麗ですが、夜に見ると、また格別の厳かな雰囲気があります。夜桜を思い出すな♡

 

表面的だったり

薄っぺらかったり

本当の自分や、本心に沿っていないことも、

存在しているからこそ味わえるのだけれど。

 

その意味では、そういったものも、「生きること、生きる要点」の一部なのですが・・・。

 

でもやっぱり、

自分という個や質

 

「自分である」ことに

より深く根差しているもの(体験)の方が、

 

自分という、固有性の現象(存在、人生)の体験としては、純度が高く、充実していて、

そしてそれが、本当の意味での「幸せ」なのではないか、と思います。

 

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そして、全てを「幸せ」とする、さきこさんのような人の言葉にも、端々に、このことが感じられます。

 

例えば

私も頑張ろう!って思う。
 頑張るって言うのは、「稼ごう!」とか
そういう気張った「頑張ろう」じゃなく、
 私は、私の人生を頑張るしかない、ってこと。

引用:

とか、

 

自分の大切なものを、しっかり大切にしたい。

(同上)

 

または、

 

じゃあ幸せって何?

あるがままで感じられること。
好きな世界で、好きな経験を
成功とか幸せとかそんなの無関係に

ただ感じられること。
感じ取れる自分であること。

そのままで在っていいと、自分を許せること。
その自分、在るがままで、この世界を感じること。」

(引用⇒ 【本日ラストチャンス!】どんなに悩んでも考えても、「幸せ」には一切関係がないならば。

 

などの言葉。

 

何でもOKなんだけど、

でも、その中でも

「本当の自分」に沿っていること。根差していること。

 

それが、「幸せ」の本質だ、という示唆があります。

 

流れ星流れ星流れ星

 

だから、世間的に「幸せ」だとされれていることに大切な命を使うのではなくて、

 

自分の奥深くに潜り、

そこにある北極星のような光を見出し、

 

その、体の奥底から湧いてくる感覚・方向性に沿うことに、エネルギーを費やす。

 

そうすると、

私たちの頭(エゴ)は抵抗するかもしれないけれども、

体の奥底では知っている、深い意味での幸せに足を踏み入れることになる。

 

そのような時間が、人生の充実度や充足感がを高めるのでは、と思っています。

 

 

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