カードローンを申し込む際に、家族や会社に知られたくないと思う人もいます。
カード会社もこのような申込者の希望をくみ取って、様々な利用手段を構築しています。
プロミス、SMBCモビットではオンライン申込時に、”配偶者がカード申込を知っているか”という内容の項目があります。
この項目がないカード会社でも申込後にかかってくる電話で秘密の申込であることを告げれば、その希望に沿った手続き方法を案内してもらえます。
ここでは大手消費者金融4社のプロミス、SMBCモビット、アイフル、アコムについて比較してみます。
申込者への電話連絡
通常はどのカード会社でも、オンラインでの申込後にカード会社から連絡があります。申込の意志確認と電話番号が有効であるかの確認です。
電話連絡を絶対に行わないと約束しているカード会社はありません。
郵送でのやりとりは時間がかかるため、電話という連絡手段を確保しておきたい(延滞時のためなど)のです。
ちなみに両親の同居は申込時にプラス評価となりますが、電話連絡がつきやすいという理由です。
固定電話の連絡先を入力しても通常は携帯電話の方にかけてくれます。
携帯電話であっても仮に家族が電話をとったとしても個人名を名乗り、カード会社であることは絶対に名乗りません。
SMBCモビットの「WEB完結」
SMBCモビットのWEB完結はこの電話連絡を原則しないということになっています。原則というのは、申込時の入力に不備や不明瞭な点があると確認の電話をかけてくることがあるとHPに明記されていますが、通常はほぼありません。
申込から契約のやり取りが完全にWEBで完結するため、このような名前になっています。
電話連絡すら困るという方は、この方法を申込方法検討してみましょう。
会社への電話連絡
勤務先への在籍確認です。これは返済原資が確実であるかを確認するためにどのカード会社でも必ず行われます。
審査手順としては、申込時の情報、信用情報で合格した方のみ行われることになり、ここをクリアすれば審査通過ということになります。
なお、在籍確認に関してですが、電話による会社への在籍確認は貸金業法によってカード会社の名前を出したり、借金の存在を知らせたりすることが禁止されています。
電話による在籍確認
カード会社担当者が直接電話をかけてきます。個人名でかけてきて、本人が出ると
「申込ありがとうございます。在籍確認でお電話させていただきました。・・・」
となり、今後の手続きの流れなど簡単な説明を受けて終わります。
時間もそれほどかかりません。
別の人がでると、名前以外の身元や要件を告げず、本人に直接伝えたいと言い残し電話を終えます。
○時に戻ってくるというような在籍が確認できる内容であれば、次にかけてくることがないこともあります。
カード会社の担当者の性別や、フルネームで呼び出して欲しいなど簡単な要望であれば聞いてもらえる可能性がありますので、あれば相談しておきましょう。
但し、取引先の社名を名乗ったり、かなり狭い時間帯指定などはできません。
ウソをついたり、在籍確認の電話を取る人が限定されてしまうようなことは在籍確認の信頼性が損なわれます。
ただ、電話のかかってくる職場環境ではなかったり、会社の休日に申し込んだが即日で借入したい方には別の方法があります。
書類による在籍確認です。
書類による在籍確認
まず初めに、書類による在籍確認が可能なのは主にサラリーマンの方です。理由は社会保険証をはじめとした書類で確認するためです。
アイフル、アコムは申込後に相談することで可能になることがあります。
ようするに確実に要望を聞き入れてもらえるわけではないということです。
SMBCモビットのWEB完結は、在籍確認を書類で行うと決まっています。
SMBCモビットの通常の申込方法は「カード申込」ですが、これは電話による在籍確認となっています。
郵便物
家族に知られないようにするための最も大きな心配は郵便物ではないでしょうか。電話であれば出ても出なくても痕跡を消すことは簡単ですが、郵便物は送られたら確実にモノが残ります。
郵便物の送付についてもカード会社は策を講じていますが、カードを申し込もうとする側からすると少しわかりにくいため、申込を見送っているケースもあると思います。
ここでは郵便物の全3点である、カード、通常の郵便物、利用明細書(取引明細書)をどうすれば送付停止にできるかを説明していきます。痴漢記録日記ガチレビュー
カード・契約書
プロミス、SMBCモビット、アイフル、アコムどのカード会社でも自動契約機を全国展開しています。自動契約機とはその名の通り、契約手続きを行ってくれる機械のことです。
もしこの自動契約機が近隣にあり、出向くことができれば契約段階での郵送物、つまりカードと契約書を直接受け取ることができるので、郵送をなしにすることができます。
これについては契約の手続きの中で、郵送か自動契約機での受け取りかを選択できますので、後者を選択しましょう。
なお、自動契約機が近隣にないという方の場合、契約書の交付・確認をネットで行うことができます。
カードについては、プロミスとSMBCモビット、さらにアイフルがカードレス契約が可能となっています。
アコムは必ずカードが発行されますので、自動契約機で受け取りできないのであれば郵送されることになります。
カードレスでの契約
プロミスとSMBCモビット、アイフルについては、カードを発行せずに契約方法することができます。財布の中にカードが入っているのは嫌だという方や、少しでも物証がないようにしておきたい方が選択しています。
プロミスのカードレスは借入がインターネット経由での振込、返済がインターネット経由での振込とATMと引き落としなります。
カードレスでATMというのは、取引番号か個人情報を入力すればカードが無くてもATMで取引できるようになっているのです。
但し、返済のみとなっています。
SMBCモビットはWEB完結がカードレスとなっていますが、借入・返済ともにインターネット経由での振込キャッシング・口座引き落とし、またはスマホATM取引となっています。
利用明細書(取引明細書)
利用明細書とは、借入・返済を行った時の利用明細書です。利用明細書は、送付をされるときとされないときがあります。
利用明細書が発行される取引、例えば自社ATMを使った時などは郵送されません。
発行されない場合には郵送されます。
振込キャッシングや口座引き落とし返済時は郵送されます。
借入または返済時にお金が移動するとき、利用明細書を発行しなければならないと貸金業法で決まっているのです。
その為、その場で利用明細書を発行できた場合は郵送されないのですが、利用明細書発行に未対応のATMであったり、振込キャッシングのときは発行されないため郵送となるのです。
しかし、最近のカード会社は、この利用明細書の郵送を指定できるものが増えています。
電子交付といい利用明細書を郵送しないかわりに、Web上で閲覧できるようにすることです。
現在は貸金業法によって利用明細書は書類ではなく電子媒体による開示が認められており、Web上で確認できるようになっています。
従って、電子媒体での開示を利用すれば利用明細書の郵送は一切なくなります(延滞時等は除外)。
どこのATMかにより利用明細書が郵送されるどうかは異なるため、Web上で閲覧できるように設定しておけば確実なのです。
プロミス、SMBCモビット、アコムはインターネットから手続きを行います。
アイフルは電話による申込となります。
プロミス
ネット会員画面にログインし、Web明細を選択すれば送付されることはありません。契約を終了しただけではだめで、自身で手続きが必要です。
SMBCモビット
プロミスと同様に、ネット会員画面から手続きすることで郵便による送付をストップすることができます。アイフル
契約時に郵送の有無を選択できます。郵送ありで契約した場合もフリーダイヤルから連絡することで、郵送がストップできます。
他社のように、会員画面から郵送ストップの手続きを行うという方法ではありません。
アコム
プロミス、SMBCモビットと同様にネット会員画面から郵送ストップの手続きを行います。銀行振込によるキャッシング
振込キャッシングは通常は利用明細書が郵送されますが、上記の郵送ストップの手続きを行えば郵送されません。ただ、通帳に振込があったこと(カード会社の名前は使われません)が記帳されるので、周りの方に通帳を見られる方は注意しましょう。
現在の多くのカードローン会社では会社名以外に個人名などを振込元として記載できるところもあります。
家族にばれたくないという希望を持った申込者が非常に多いためです。