ジグソウ:ソウレガシー | 言いたい放題な映画レビュー

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ソリッドシチュエーションスリラーの代表でもあるSAWシリーズの最新作!

「ジグソウ:ソウレガシー」は、SAWシリーズの良さをそのままに登場した最新シリーズです。

 

近作のターゲットは複数メンバーによるジグソウゲーム。

 

トビン・ベル演じるジグソウも登場し、時系列の動きを絶妙に組み合わせたストーリーが魅力です。

ゲームの中心、主人公としてストーリーに登場するのは検死官のローガン。

 

ゲームに巻き込まれた被害者の検死を行う反面、ジグソウを追う刑事ハロランに目をつけられます。

 

同僚の女性検死官エレノアの隠された顔は、ジグソウを心酔し、彼の殺人装置を模倣して作り上げるほどの狂信的な一面。

 

部下の秘密を知ることでローガン自身がジグソウとの繋がりを疑われはじめます。


死んだはずのジョン・クレイマーが再びジグソウとして動き出した恐怖と疑問を抱えたままストーリーは展開していきます。

ストーリーが進むとともに登場するジグソウの姿は、死んだはずのジョンが生きていたかと思わせる付箋をばらまいてきます。


今回のジグソウゲームは、シリーズ後半の無理なゲームではなく、ジグソウのメッセージを正しく解釈すれば全員が生還できそうな初期の設定を生かしたものが多く、1作目好きなら興奮してしまうストーリー展開をしてくれます。

なによりも最後の装置の魅力すごくよくて、ジョンの装置と、新たに作られた新装置による二人への選択がファンに興奮を与えてくれます。


すでに簡潔したSAWシリーズだったので、見る前は間延びしたシリーズ後半を思い出して不安を覚えたものの、実際にみると数年ぶりに復活した新シリーズとして大変すばらしい完成度でした!

 

これを見たあとなら絶対に1作目から見直してしまうこと間違いなし!と、いえるほどのクオリティです。

ソリッドシチュエーションを完璧に作り上げており、グロさだけじゃない、時系列をうまく繋げたストーリーの完成度は衝撃のラストに高い満足感を与えてくれます。


エンディングやジョン・クレイマーとの関係性を上手く作り上げていて、新シリーズとして続くのに期待してしまう面白さです。