OPクレジットとPASMO | ハナちゃんのブログ
2023/10/13

信用情報機関の概要

信用情報機関とは個人の信用情報の収集と管理、そして請求(カード制作時にカード会社からの)によって会員企業にその情報の提供を行う機関です。

個人の信用情報とは氏名や年齢などの基本的な個人情報と金融に関する借り入れ状況や返済状況などの個人情報ことです。

現状では、信用情報機関としては、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3つがあり、それぞれ信販系、消費者金融系、銀行系と大きく色分けできます。

それぞれが独立していますが、一部の情報は共有されるシステムになっています。

金融機関が融資を行う際に実施する審査において、これらの信用情報機関の個人信用情報はもっとも重要視される属性となっており、特に金融事故を起こした履歴を記載している事故情報は融資の実施に大きな影響を与えます。

貸金業法の改正により貸金業者に融資の制限を課す総量規制が導入されましたが、それを実施するために貸金業者はすべてがどこかの信用情報機関に加入しなければならなくなりました。

総量規制について

貸金業法の改正によって、消費者金融に総量規制が課せられたため、借入希望者に対して、希望者の年収の3分の1を超えて貸出をすることができなくなりました。

なお、消費者金融は信用情報機関に加盟しているため、個人の借入総額など金融に関する信用情報を共有しています。

そのため、年収の3分の1まで借り入れている場合は、初めて訪れた業者であっても、「審査に通りませんでした」と断られることになります。

ただし、借入額が100万円までの場合は、年収の3分の1を超える額を借りられることもあります。

総量規制があるため、1社からの借り入れ希望が50万円を超える場合は、収入証明書を提出しなければなりませんが、30万円の借り入れ希望を1社ずつ3社に出すと、3社ともOKが出ることがあります。

それは、収入の証明が必要なのは、1社から50万円を超える場合か、若しくは複数事業者から100万円を超える金額を借り入れる場合であって、それ以外は全て借入希望者の自己申告のため、消費者金融も希望者の実際の収入を知ることができないからです。

しかし、借入希望額が100万円を超えるようになると、年収の3分の1まで貸してもらえるとは限らなくなります。HEYZOおすすめ

例えば、年収400万円の人が133万円まで借りられると思って、100万円の残債に加えて、新たに30万円を申込んでも、断られることが少なくありません。

消費者金融は返済の滞りを一番恐れます。

ギリギリまで貸したために返済が滞ると、それに対処するだけで余計なコストがかかります。

また、自己破産などの法的手続きでも取られると、資金の回収が不可能になることもあるからです。

年収の3分の1は、あくまでも目安です。

「ブラック」の人は、すべての消費者金融の審査に通りません

消費者金融にキャッシングの申込をすると必ず審査が行われ、審査に落ちると当然お金を借りる事ができません。

審査においては合否の判断をするための基準がありますが、その基準は一律ではなく消費者金融ごとに異なったものがあります。

そのため、AさんはX社の審査を通過したけど、Y社の審査に落ち、Aさんの友人のBさんはY社の審査に通過したのに、X社の審査に落ちる、ということは珍しくありません。

ただ、X社だろうがY社だろうが、絶対に審査に通らない人もいます。

それは、通称「ブラック」と呼ばれる人です。

何らかの理由でキャッシング不可と判定された人です。

一度ブラックと判定されると、どこの消費者金融に行ってもお金を借りることは不可能です。

それは、ブラックの情報が信用情報機関に記録されているからです。

すべての消費者金融は借入の申込者の審査をする時に必ず、信用情報機関から情報を入手します。

従って、信用情報機関にブラックとしての記録があると、その時点で審査が却下されます。

なお、信用情報機関にはいくつかの種類があり、金融機関の業態によって加盟している機関が違っています。

消費者金融は主に全国信用情報センター連合会(全情連)に加盟しています。

信用情報機関に登録されている情報は、過去のキャッシング履歴を始め、債務残高から個人情報である氏名、住所、職歴、勤務先情報まで多岐に渡っており、これらの情報がすべて消費者金融の間で共有されています。

ちなみに、よく「ブラックリスト」という言葉が使われますが、実際にそのような帳票があるわけではありません。

また、事故情報などの履歴は通常、5年間保管されています。


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