翌朝は全員バッチリ目覚め、
予定どおり４時にはホテルをチェックアウト
なんとか駐車場から車を出して
（↑当たり前のことが外国では大変だったりします）
さあ、スイスへ向けて出発しま～す。
まだ真っ暗なニースの街を走り抜け、
高速道路をしばらく走った頃、やっと朝陽が顔を出します。
気がつけば、ここはイタリア・・・って、
不思議な感覚だけれど、暗くて気がつかないうちに、
フランスとイタリアの国境を越えてしまいました
ちなみに、イタリアの高速道路は制限速度があっても
ないようなもの（？）
うっひょ～～～
同乗者の心配をよそに、夫は大喜びでかっ飛ばします。
イタリアの高速道路には『AUTOGRILL』という
日本で言えばサービスエリアのようなものがあります。
大小さまざまですが、どこにもレストランやショップが
あって、休憩するのも１つの楽しみ
ここでトイレ休憩。
一休みしたら、また高速道路をひたすら走って、
午前中だけで３カ国目です。
イタリアとスイスの国境（税関）に到着しました。
ちょっと、緊張します
カフェがあったので軽く食べようという事になり、
私はハムとモッツアレラチーズのパニーニ＆カプチーノ、
うん、おいしい～～～
お２人さん「どれにしようかな？」
ショーケースとにらめっこです
高速道路事情は国によって変わります。
スイスの高速道路はヴィニエッテ（Vignette）と言う
前払いのチケットが必要なので、ここで購入します。
なんと、４２ユーロで１年中乗り放題！！
なのに今回は２時間ほどしか使わない。うう～ 
このヴィニエッテを車のフロントガラスに
貼り付けておかなければ
国境を通過することができません。
夫が前もって調べてくれたからよかったけれど
知らなかったら大変です。
そして、この旅の新発見！
ナビをしてくれるのはiPhoneです。
世界中どこでも日本語で案内してくれるのですよ
でもね、イタリアと違ってスピード違反は厳しいらしい、
気をつけて行きましょーーー
こうして何事もなく国境を通過、
スイスに入るとだんだん景色が変わっていきます。
きゃっ、スイスっぽくなってきたぁ
グリンデルワルドへ行くには高速道路、あるいは一般道、
２つの方法があります。
きっと風景がきれいだろうと、一般道で行くことに
なったのですが・・・
実は、実は・・・
これが私にとって悪夢の始まりでした
「わぁ、自転車でこの道を行くなんてすごいね～」
だって、ここは標高３０００ｍ級の峠道だもの。
しばらくは私も素晴らしい景色にウットリ
滝が落ちているのが真横から見える！
すごい、すごい！と、喜んでいました。
みんなで記念写真、
このあたりまではよかったのです・・・
ところが、
この峠道はもの凄い急カーブの連続で、
しかも、お昼までにはグリンデルワルドに着きたいと、
夫はひとり焦っていたので、
凄いスピードで走り続けて、身体は右に左にグラングラン
そしたら、なんだか気持ち悪くなって・・・
言葉も出なくなって・・・
ひたすら我慢してたけど・・・
とうとう絶えきれなくなって・・・
「ちょっと、トイレに行きたいんだけど・・・」
やっと小さなカフェを見つけて、
私はトイレに駆け込みました。
みんなが心配してるだろうなぁ、
そう思いながら長い間トイレから出ることが
できせんでしたが・・・まぁ、なんとかやっと回復
山間の小さな村のカフェ、
女主人さんも心配してくれて、ああ、自己嫌悪
余談ですが、スイス軍隊は世界最強だと言われて
いるのをご存じでしょうか？
永世中立国であるがゆえ、自国を守る屈強な
軍事力がなくてはならないと言うことなのです。
で、ちょうどこの時、１台の軍用トラックがやってきて
荷台から出てきたのは馬、馬、馬・・・
ここはすっごい山の中なのに、
どうやら騎馬隊訓練が始まるらしい
（女主人さん「アーミー！アーミー！」って興奮していました）
やっと私も気分スッキリ、あと一息でグリンデルワルド
ここからも素晴らしい景色が続いたけれど、
まだ写真を撮る元気がなくて・・・ごめんなさい
こうして目的地のグリンデルワルド駅に到着、
今からユングフラウ鉄道に乗る予定なのですが、
この時、またもや・・・
ううう～～～私は気分悪くなってしまって、
駅のトイレに猛ダッシュしたのでした
「大丈夫？」
優しいＹさんの声が聞こえたけど
「・・・うん」
私は返事をするのがやっとでした
すっごい楽しみにしていたユングフラウ鉄道、
私は半ば諦めて、
車の中で休んでいようかと思ったのですが、
みんなが「行けるところまで行こう。」
そう言ってくれたので、
頑張って行くことにしました。
ユングフラウ鉄道路線図
まずはグリンデルワルドからクライネシャイデックへ
電車で３０分くらいです。
なんとか電車に乗ったけれど、
う～～～まだまだ気分は最悪
こんな調子でユングフラウヨッホの頂上まで行けるかな？
う～～～アカン
つづく