急に寒くなってきました


着物でお出かけの
最適な気候に
なりました



着物についての
お話しです




着物は裁断、形、作り方
全て同じです


違うのは
寸法(大きさ)だけ



それも大体
三種類くらい
(S.M.L)


洋服の裁断、デザインとは
まるっきり考え方が違う


洋服は
体の形に合わせて
いろいろなデザインを
楽しめる




今更ながら
和裁を習っていてよかった〜
と思っています



洋裁だったら
15年も続いてなかった💦



同じ事の繰り返しで
作り上げいく
和裁だからこそ
続けてこれたのだと思います



今まで1000枚近くの着物や長襦袢、羽織、帯
を作ってきましたが
完璧に作り上げたと云う記憶がありません



それ程
絹の生地が一枚一枚
違っていました


反物は
蚕から作られた
絹糸で織られていますが
絹糸はまるで
呼吸をしているようでした



日本の着物と云う文化には
奥深い意味が
込められています



形、作り方は
今も同じ
何も変わっていない
シンプルで何も無駄がない


それが


絹糸、木綿糸

染め
絵付け
刺繍


その技術で
全ての個性が
決まっていく


そして
着る人までも
選んでいるようです



それぞれ
その人の生活
気候
行動




人が着物を選ぶのではなく
着物が人を選ぶのです



着物に選ばれるようになると

人の思考

行動

美しさが自然と

変わってきます



日本の躾の教えを
感じます



人の人生もまた

同じように思います




生まれた時は

みんな同じ身体




環境

場所

により

人生が変わり始めていきます





自分の周りの環境や人が

自分自身を育ててくれます




その環境のように

思考回路出来上がり

人付き合いがあり

話し方が決まってきます




自分自身で気付くまで

誰にも変える事はできません




不思議に同じ様な考えの人が

集まり、楽しむのです




良い事も悪い事も半分、半分

バランスよくなっています





その人自身が

変わりたいと思い始めると

自然に周りが変わり出します




今まで気づきもしなかった事が

とても居心地良く感じ始めます




その小さな気付きが

人だったり

病院だったり

行き場のない感情だったりします




着物と同じように




自分の好きな着物に

選ばれるように

なるには




小さな変化に気付き

自分自身の中を変えていく事




やがて

自然に好きな着物が似合い始めるように




自分の周りの環境が

変わっていきます



喜びを感じる

瞬間です



シンプルなだけに

その人自身を

隠すことができません




シンプルで何も無駄がない




着物が教えてくれる

お話しです