ひそかに『昔、ナゴムレコードがあった』

意識したタイトルでおはようございます。

 

 

 

こないだからオレが

苦しみ呻きこさえとる書き仕事で、

かつてのヘンなタイアップ機について

コチョコチョやっとるヤツがあるんだが、

そこで個人的にどうしても扱いたくて

取り上げた機種が、

1995年の平和の羽根モノ『てっか娘』

 

 

 

SANKYOが『OL娘』で、

ホール導入と時を同じくして

主題歌CDなんか出し始めた時代で、

ライバルメーカーに対抗すべく

平和も頑張った結果、

生まれてしまった

徒花みたいな機種である。

 

つまり、平和のタイアップ機第1号は、

羽根モノだったのね。

しかも、わりかしマイナーな…。

 

ちなみにゲーム性は、

左右に動くなんてことない橋が

正面を向いた瞬間に

玉が転がってくればV入賞。

入ったら『○』か『×』か

2分の1の振り分けがドットデジタルで行われ、

『○』なら15ラウンドで大量出玉。

『×』だとたったの1ラウンドで

まぁ死んでくださいみたいな…。

あえて率直な言葉にするなら、

ヒドいアレであった。

 

 

 

で、この機種には

SANKYOに負けちゃおれんと、

主題歌CDが存在したのである。

 

いちおう定価1100円となっているし、

東芝EMIからリリースされているので、

新台発表会のおみやげとかだけでなく

全国のCDショップでも売られていたと思うのだが、

店頭で目にした記憶はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもアタクシ、

なぜか所有しています。

 

タイトルは、

恋の鉄火娘

 

 

 

にしても、

いまだに気になるのが

歌っておられる

パーラ美妃さん。

 

「パーラーじゃねぇのかよ……」

当時も思ったもんだが、

昔のパチンコ業界というものは

カタカナに弱いのが世の常で、

平和さんなりに頑張った結果だったのか、

それとも『パーラ』という

未知の何かが存在するのか?

あるいは、美妃さんが

「なんだよ、パーラーって!

 パーラならいいけどよ!!」

と、わけのわからん MY主張を

ブチかましたのかもしれない…。

 

ま、なんにしろこの

パーラ美妃さんが

限りなく謎の人なのだ。

 

 

 

たしか、1度か2度ほど

パチンコ雑誌の誌上で

顔を見たような記憶はある。

が、その顔がまったく出てこない。

ただ、そんな飛び抜けた

美人だった印象はなくて、

まぁ普通の人というか…。

 

平和のおえらいさんが

行きつけのスナックで

歌手にあこがれる抱きたい女を

うまいこと持ち上げ、

夢のCD出させてあげようからの

あーのこーのという絵が

透けて見えてくるような気がする。

で、カラダを求められた途端

両者の関係は完全崩壊したのか、

ホント一瞬にして消えてしまったので、

もうメチャクチャ謎多き演歌歌手なのだ。

 

で、その懐かしの8cmCD、

後ろを見ると

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで

役モノの人形のアップが載っているのだが、

問題のパーラ美妃さんは

ジャケットの隅っちょにすらおられない。

しかし、だ。

上の方に書かれた曲名を

よく見てほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

カップリングの『演歌 はぐれ鳥』は、

なんと元YMOの細野晴臣氏が作曲。

そして当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった

『ちびまる子ちゃん』の作者でおなじみ、

さくらももこ先生が作詞されておるのだ!

 

ナニ、この超2大ビッグネームによる夢の競作!?

しかも、それがカップリング曲て…。

『恋の鉄火娘』の偉大さが

よくわかるエピソード…なのかもしれない。

 

イヤ!

だが、コレはいくらなんでもおかしい、

オレ的にしっくりこないと思い調べると、

この曲は1993年に

演歌歌手の『藤川なお美』さんが

歌っていた曲のカヴァーらしい。

 

ここでふと、脳裏をよぎったのだ。

 

もしやこの、

名もなき演歌歌手

藤川なお美さんの

世をしのぶ仮の姿こそが

パーラ美妃さんなのでは…!? と!!

 

で、たった今「まさかな…」と思いつつ、

ウィキのペディアを覗いた結果、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マジで言うておられます…!?

 

我が長年の謎、

ここに氷解……!!

 

 

 

 

 

 

パーラ美妃さんは、

藤川なお美さん

だったァアアアッ!!

 

 

 

 

 

 

たいして美人じゃなかった印象とか

さっきうっかり言うてしまったけど、

すみません……。

写真を見ると、

かなりのイイ女なのである。

ましてや、結構な熟女におなりの今ですら

抱きじゃくりたいほどのイイ女なんよ?

きっと、そのパチンコ雑誌が採用した写真が、

たまたまクソミソ写りが悪かったのであろう。

そういうことって、あるよね……!?

 

ちなみに藤川さんは、

現在はものまねタレントとして

息の長い音楽活動を続けておられるらしい。

 

 

 

もしどこかで会うことができたなら、

「パーラさんッ!!」

とお声がけしたい。

きっとポカーンとされるやろな。

そんなん、もう忘れてて……。