ろくでなしパルクール。
いちご編。
(え... ヤバい... 。 イケメンいるじゃん。)
「きみ、かわいいね...
死ぬ前に、君の名を知りたい。
ぼ、
僕は、君のことが...
君のことが
アイ ラブ...」
「私の、名前は いちご。
この名前を知ったら
あなたは
...死ぬわ。」
いちごは、禁断の必殺技...
赤い血しぶき
切り裂き肘 五回 全滅
愛してるのサイン
を、繰り出した。
シィッ
シィッ
シィッ
シィッ
シィッ
苦しくも、敵として 出会ってしまった二人...。
もし、違う形で出会っていたのなら
きっと...
涙の 切り裂き肘...
いちごは、悲しみを忘れ去るかのように
一人、また一人と
トレイサー狩りたちを その美しい肘で切り裂いていった...
いちごの切り裂き肘による、負傷者
のべ、64人。
仙台国力病院は、この日
病室のベッド64台を
悲しみの涙で濡らすこととなった...。
後に、この切り裂き事件は
古畑さんでも解決できない
怪事件として
仙台市にて
「愛の切り裂きジャック事件」
と、都市伝説化したのであった。
つづく。