皆さんこんにちは。ショート!アプリ!レビュー!のお時間です。

今回は短めながら皆さんのお役に立てるレビューをお届けします。ずばりスマホのウェブブラウジングにおける広告ブロックのお話です。他ならぬ私自身がiPhoneを使っていますので、主にiPhoneユーザーさん向けのお話になりますが、PCに関しても、Androidについても、それぞれ解説サイトが山ほどネットに落ちてます。ご一考を。

ちなみにうちのブログのユーザーさんは3割程度がスマホとモバイルからのアクセスです。ちなみにちなみに残り7割はPCからのユーザーさんです。皆さんいつもありがとうございます。

んで、スマホでブラウジングしてると気になるのがウザすぎる広告群。
興味のないコンテンツの広告が下にちょこんとあるだけならまだしも、最近はコンテンツの内容も不快(直球のエログロ、そして精神的不快さを催すタイプの精神グロ)ですし、何よりあの手この手を使って別サイトやアプリストアに飛ばそうとしてくる。今やウェブ広告業界は荒野のウェスタンと言って差し支えない無法地帯。隙を見せれば撃たれて死ぬんですよ…パケ死的な意味で。

絶妙なタイミングでスライドしてきたり、透明になってまでクリックさせようとしてくるのであれば、もうこちらも対抗手段を用意せざるを得ない。その為のアプリ、あと、その為の広告ブロッカー。

<広告ブロッカーご紹介>
先程からアドブロックだの広告ブロッカーだの言っておりますが、iPhone的な正式名称はコンテンツブロッカーですね。iOS9からiPhoneに実装された機能です。

私が入れてるのは二つ。一つは280blocker。もう一つはAdblockです。
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その筋の人の間ではかなりメジャーな物のようです。現在は無料ではなくなって居るのでご注意を。まぁ通信量が節約されることを考えれば元を取るのも容易いでしょうが。
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詳しい使い方はこちらをどうぞ。基本は購入して、起動して広告をブロックするようにして、iPhone側の設定→Safari→コンテンツブロッカーで動作を許可するだけです。

ウェブブラウジングの際にSafariしか使わないならこれ一本で十分です。目に見えて動作が軽くなる上に、何より不快な飛ばしリンクを踏まずに済む。

Adblockの方はSafari以外のブラウザでネットを見る人に向けたコンテンツブロッカー。ちょっと仕組みが違うんですが、それはこちらを見てもらった方が早いかと。雑に説明すると、VPNって番人をスマホとネットの間に立てて、広告を弾いて居る感じですね。

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上記リンクよりお借りしてます。主な用途としては某大型掲示板を見るための専ブラとかになって来ますかね?時々セールになっていますが、その手のブラウザをよく使っている方はセールを待たずに購入してしまって構わないと思います。
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これを使えばSafariも含め、ほぼ全てのブラウザで大体の広告を弾く事ができます。全てをシャットアウトしたい方は280blockerの開発者様が提供して居る1blockerとかになってくるでしょう。が、分かりにくい設定はNGな方はこの二つさえ抑えておけば十分です。


<広告ブロッカーは是なのか非なのか>
ということでシンプルなお話でした。iPhone使ってる人は280blocker入れましょう。他のブラウザを使う方はAdblockも入れましょう。この二つです。

そして最後に倫理的な問題について。この手の話題になるといつも聞くのが「サービスを無料で使っている対価として広告を受け入れろ。」という台詞。
この辺は未だ明確な答えが出ていない問題です。なので、私はみなさんに広告ブロックを押し付けたりはしません。ただ現状のカオスな広告群に我慢ならない方、快適にブラウジングしたい方だけが使って貰えればそれで十分です。

「サービスを受ける対価=広告」は確かに一理あります。我々は大多数のページを無料で使っているのが現状ですし、サーバー維持費を始めとする諸費用がWEB広告によって賄われているのも理解できます。システムの穴を突くなという事ですね。

ただ私は、明確に契約が為されているわけでも無い上にそもそも法整備がロクに進んでいない現状を悪用したのはウェブ広告業界の方だと思って居ます。

法の監視が無いのを良いことに、ただひたすらうるさく目障りに進化してきたのが今日のウェブ広告です。何を差し置いても人の目が引けて、アクセス数だけ稼げれば良い。クリック詐欺まがいのアダルト広告だろうが、エログロをふんだんに含んだ漫画の広告だろうが知ったことでは無い。利用しているユーザーがどう感じるかなど一切勘定に含まれていません。今の所自浄作用が働く気配も全く見られないので、いっそこのまま一度無になった方が良いのでは?とすら感じます。

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対価、すなわち契約の事を言うのであれば、そもそも我々はなぁなぁの関係で成り立っているユーザーとサービス提供者でした。まだ皆がガラケーを使っているような時から最近まで、ページが無料だからまぁ広告もあるよねと。済し崩し的に両者の利害が成立し、そのままズルズルと来たのがウェブ広告という分野です。初めからその構造がユーザーに拒否されていたなら、そもそも今の形にすらなっていません。

それがさぁ今になって騒ぎになっている。これは何故なのか。答えは簡単、ユーザーの許容範囲をオーバーしたから。何故ユーザーの許容範囲をオーバーしたのか。広告を出す側のスタンスが変化したから。基本、この構造においてユーザーはトコトン受け身です。出された広告は受け入れざるを得ないですからね。変化の主導権を握っているのは常に広告提供側なのです。

そしてその主導権を使う事によりなぁなぁの関係を自らぶち壊しておきながら、未だに倫理なんていう所に訴えているのはちょっと遅いかなと。もう今はトコトンまでやりあう段階になってます。
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相手が「お前の事情なんか知らんがな」と言うのであればこちらも然り、と言うのが私の考え方です。少なくとも、女性を薬漬けで肉便器にして、産んだ子供は食糧にして、最終的に女性を殺処分する」漫画の広告なんか出してるうちは、私はコンテンツブロッカーを切るつもりは一切ありません。そのせいで無くなってしまうサービスなら所詮その程度だったって事で。過ぎたエログロは不快でしか無いってなーんでわからないかな。

見るページを選ぼうにも今やあらゆるサイトに存在する過激で鬱陶しさ極まりない広告達。
我々には見る広告を選ぶ権利などなく、ただ目の前にあるものを受け入れるか受け入れないかを決める手段だけがあります。どうするかはあなた次第です。

ここまで読んで下さってありがとうございます。次回もお楽しみに〜