皆さんお久しぶりです。実に3ヶ月ぶりですね。今回は久々の記事一発目ということで、9月からサービスが始まったばかりの出来立てホヤホヤスマホアプリ『アズールレーン(以下、アズレン)』のレビューと、これから始めようという方に向けたちょっとした手引きをお届けします。
胸部装甲を薄くする国際条約でもあるんですかね？
自律(オート)戦闘を繰り広げている一幕。敵の攻撃を能動的に避けてくれるわけでもなく、完全に機動戦士ランダム状態。運が悪ければ敵の攻撃をことごとく受けちゃってガッツリ削られることも。
キャラの入手が割りかし簡単なのも大きなポイント。建造と呼ばれるいわゆるガチャは日々の任務をこなしていれば無課金でもそれなりの回数を回せますし、そもそも高レアリティキャラを入手すれば勝ち確定というわけでもないです。序盤のステージで落ちる低レアリティなドロップキャラもガッツリ育成すれば一線級ということがママあります。
<これから始める方への手引き>
①リセマラは要らない
いわゆるティア表という奴。数字が小さければ小さいほど評価が高いことになります。先行スタートしている中国のwikiからお借りしたもののようです。
通称金ブリ、紫ブリのお二人です。それぞれ金ブリはSSR、紫ブリはSR以下のキャラの限界突破の汎用素材にすることができます。
少し見辛いですが、右上の消費というところ。ここ63になってますね？これがこの艦隊が一回戦う度に消費する燃料になります。
下の日常開発と銘打ってある委託は、なんと燃料消費なし。いつも燃料繰りに頭を悩ませる指揮官の強い味方です。
情報化社会の凄さというか、正直既にあちらこちらに攻略情報が溢れていますが、その中でもこの記事は、特にガチ初心者に向けての記事となります。なんたって私もまだ始めてからまだ一週間も経ってませんからね。既に始めているよ！より詳しい情報をよこせ！って方はこちらの有志wikiへどうぞ。
各種ゲームサイトもアズレンの攻略ページを作っていますが、有志wikiが一番正確で詳細な情報を載せていると思います。私も日々お世話になっています。
昔はゲームの攻略情報といえば攻略本一択でしたが、今やどんなゲームでも、攻略本やゲーム攻略サイトよりも有志wikiの方が圧倒的な情報量と精度を誇るのは時代の変化を感じますね。ちなみにこの有志wikiは、先行リリースされた中国のwiki管理者と提携しているらしいです。ひたすらつよい。
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<そもそもアズールレーンとは>
まぁ言っちゃえば、艦これを果敢にリスペクトした作品ですかね。いわゆる二匹目のドジョウというやつです。
各種軍事艦を美少女として擬人化したキャラを育成して遊ぶという点では全く同じです。艦これをさして知らない私ですら「…君、艦これに居なかった？」というアズレンキャラがちょこちょこ見当たります。例えばこの子とか↓
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うん。やっぱり似てるわ。もうこれに関しては否定のしようがないですね。アズレンの情報が公開された当初、艦これを愛する提督さんたちを中心にABCD包囲網を敷かれて、叩かれに叩かれたのもやむなし。まぁ別に兵器を可愛い女の子にするするという試みに関しては、艦これが先駆けというわけではないのですが。まぁこれだけ似てたなら…ねぇ？
決号@OP_Downfall
2000年代の兵器擬人化作品は制服兵器兵站局↓フミカネ氏のメカ娘雑誌MCあくしず↓萌え萌え2次大戦鋼鉄少女↓艦これ↓戦艦少女↓アズールレーンという流れで登場してきたのですが、艦これやアズレンのユーザーの殆どは艦これ以前を知らないようで残念ですね…
2017年10月17日 12:00
ただ、ゲームシステムはかなり違っています。艦これが腰を据えてやるタイプのシミュレーションゲームであるのに対して、アズレンは艦これのシステムを一部引き継ぎつつ、よりライトに仕上げています。
まず、育成をしつつ、ステージを攻略していくという点は同じです。
こんな感じで性能やら武装やらスキルやらを鍛えていきます。ちなみにこれはウチの第一艦隊においてお姉ちゃんと共に前衛のエースを張っているインディアナポリスちゃんです。つよい。前衛×3、後衛×3を編成してあげればとりあえずいっぱしの艦隊の出来上がり。
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ただ、戦闘はシューティング風味になっています。ここが艦これとの相違点ですね。
シューティングとしてはまぁ普通ですね。あるいはお手軽って感じです。基本、左下にあるスティックで移動するだけです。敵の魚雷やら大砲やらは避けられますが、出の早い速射砲的な武器はまぁ避けられません。シューティングの腕だけでクリアするのは土台無理なつくりになってます。そもそも後衛は動かせないですし。時間制限ありますし。
攻撃は自動で最寄りの敵を狙ってくれます。ただ、右下にある3つのアイコン、大砲による砲撃、魚雷による雷撃、飛行機による迎撃はプレイヤーが任意のタイミングで発動できます。大砲は手動で照準をつけてファイア。雷撃は自機から放射状に発射されますし、飛行機は勝手に敵を攻撃してくれます。
耐久や火力も自艦隊の育成状況によってガラッと変わりますし、あくまで育成がメインで、シューティング要素はオマケ程度だと考えるべきだと思います。「シューティングが抜群にうまくないとクリア出来ない！」ってステージは今の所ないですが、「育成をガッツリしておかないとクリア出来ない！」ってステージは山ほどあります。やっぱり育成こそがメイン要素ですな。そもそもシューティングがメイン要素だったらオート戦闘なんて機能つけませんしね。
砲撃やらも溜まり次第使っちゃいますし、あくまで余裕のある戦闘での操作を省いてくれる機能になります。アズレンでは、レアなキャラや装備が落ちる特定ステージを、オート戦闘で安定して回せる編成を作るのが1つの目的となっていますね。
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とはいえ、艦これほどのガチ育成ではなく、とりあえずステータスを伸ばして、あとはスキル同士の兼ね合いを考えたバランスの良い編成をしておけばそれなりにクリアは出来ます。(制空権だとか考える必要は)ないです。
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手間暇かけて育てたキャラがロストすることもありませんからね。資源管理の厳しさはそれなりにあるものの、そこを考慮しても、玄人提督にはやや物足りないかと。なお、ガチ提督のアズレンへの感想はこちらに詳しく書いてありますんで、よろしければご参照をば。
まとめると、よく言えばサクサクプレイ出来る、悪く言えば手応えのない作りになっているのがアズレンです。ガチなものを求めている人より、合間合間にチョコチョコプレイしてキャラを愛でたい人にオススメできるでしょう。スコアランキング戦の上位でも狙ってるんでなければさして課金も必要ないですし。
<これから始める方への手引き>
さて、ここからはこれからアズレンを始める方への簡単なガイド、というか注意事項になります。上記有志wikiにある初心者への手引きとあわせてご覧ください。
①リセマラは要らない
まずはこれですね。私も割とリセマラはやる方なんですけれど、このゲームに限ってはリセマラに精を出すよりさっさと始めた方が絶対に良いです。
「またまた〜。そんなこと言っちゃって。本当はガッツリリセマラしないと快適にプレイできないんでしょ〜？？」とお疑いのあなた。気持ちはわかります。たまにありますもんね。wikiとかにはリセマラは不要だって書いてあるのに、実際は一人は強キャラが居ないと進行に手こずるゲーム。
が、アズレンに関しては本当にリセマラは要らないのですよ。理由はいくつかありますが、最も大きいのは育成してナンボのゲームだということです。育成さえすればその辺のノーマルやレアのキャラですらSSRに引けを取らない強さになりますが、その育成に長い時間がかかるのです。
アズレンのキャラの構成要素は主にレベル、スキル、装備の3つになります。レベルは適当な戦闘や委託と呼ばれるキャラ派遣をこなしていれば上がりはするものの、これには燃料=スタミナが消費されます。無限に課金しない限りは1日に手に入る燃料はおおよそ決まっていますから、時間に物を言わせてパワーレベリングすることが出来ないのです。
また、装備は委託やドロップなどで集めていくことになりますが、これも強い装備を手に入れてハイ終わり！じゃなくて、素材と金を使って強化しなければなりません。スキルを強化するための素材も同様です。
結局あれやこれやは、基本全部ステージを回り、手に入れるものなのです。この作業はどんなレアキャラを手に入れようが省けるものではありません。手に入る燃料に限りがある以上、さっさと育成にかかった方が良いでしょう。
また、これに加えて、ガチャの確率がかなり緩いというのも挙げられます。SSRが7%もの確率で出るという事より、低レアリティのキャラ=SRやRどころか最低レアのノーマルキャラですら、育成や編成次第では大いに役にたつという事の方が大きな要因です。
論より証拠、まずは某大型掲示板のアズレンスレのテンプレから貰ってきたこの画像を見てください。
いわゆるティア表という奴。数字が小さければ小さいほど評価が高いことになります。先行スタートしている中国のwikiからお借りしたもののようです。
アズレンを始めた方にはぜひ保存して欲しいこの画像なんですが、ポイントはT1やT2などのいわゆる有用なキャラに、SSRだけではなく、低レアリティキャラが多く食い込んでいることです。
この傾向は特に前衛艦隊において顕著で、T2に含まれる27キャラのうち、実に1/3近い8人は現状の日本版でRとして手に入れられるキャラです。
実際やってみて感じますが、キャラを手に入れるのは割と簡単ですね。私はまだ始めて1週間程度ですが、前衛のT2までのキャラのうち半分と、後衛のT2までの23キャラのうち1/3くらいは既に入手しています。
建造以外にも、ステージ攻略中にドロップしたり、R以上のキャラの売却「退役」や、PVP相当の「演習」で貰えるポイントで交換できたり、とにかくキャラの入手手段が豊富。これだけ試行を繰り返せればそりゃいい艦船も集まるわなと。
とにかく多くのキャラ、それもノーマルのキャラにすらたくさんの使い道があるのは素晴らしい。極悪難易度の降臨キャラ以外はロクに使えないソシャゲにはぜひ見習って欲しい。現状使い道が少ないキャラも改造(超覚醒みたいなの)が実装されるという希望がありますし。
ということで長々語りましたが、アズレンにリセマラは要らないです。割と簡単に手に入るキャラの多くに使い道があり、育成こそが本番ですので。まぁ、演習でスタートからぶっちぎっていきたいリセマラ大好きな方は一応リセマラを検討する価値がないこともない…かな？
あ、一個だけリセマラが必須のパターンが。ずばり、「このキャラに惚れ込んだ！何が何でも手に入れたい！！」という方はリセマラせざるを得ないですね。死ぬ気でぶん回して下さい。
ただ、一旦ステージでドロップした後じゃないとガチャから出ないキャラや、期間限定でしか手に入らないため現状入手不可なキャラが少しだけ居ます。リセマラに取り掛かる前に、必ずwikiで確認するようにしましょう。特定キャラたちをゲットした後に初めて手に入る図鑑報酬ってパターンもありますから油断ならない……
②ブリは売るな！食わせるな！
次にこれ。めっちゃ大事です。
通称金ブリ、紫ブリのお二人です。それぞれ金ブリはSSR、紫ブリはSR以下のキャラの限界突破の汎用素材にすることができます。
限界突破はレベルを上げることにより可能になる、いわゆる覚醒に近い要素。限界突破すると船のステータスが上がったり、一回の攻撃ごとに撃ってくれる弾数が増えたりと、基本的にいいことづくめです。唯一の難点は燃料の消費が増えるくらいことでしょうか。
ただ、限界突破するためには素材を用意しなければなりません。同じキャラを用意できればそれで良いのですが、手に入るキャラは建造にしろドロップにしろ基本的にランダム。積極的に限界突破したい高性能のキャラを狙って何人も揃えるのはキツイものがあります。
そこで登場するのが上のブリのお二人。全てのキャラの限界突破に使えるので、限界突破のために地獄の沼周回や沼建造をやる必要がなくなるのです。つよい。
ブリのスキル欄にもバッチリその旨が書いてあるのですが、私は「多分経験値が美味い強化素材かなんかやろ」と思ってサクッと食わせちゃいました。もったいねぇ……文字を読まないアホはこれだから……
まぁ紫ブリは割とたくさん手に入るのですが、金ブリはマジで貴重です。貰える機会がログイン報酬とポイント交換、あとは任務ぐらいしかありません。ホント、金ブリだけは売らないようにしましょう。SSR限界突破の為の超貴重な素材です。
③委託と寮舎をフル活用しよう
これもとても重要ですね。このゲーム、先に進めば進むほど燃料がカツカツになってきます。
私も始めてから3日くらいはだだ余りしてて、「別に低燃費艦隊なんか組む必要ないんじゃね？」とか思ってました。あの時の私に警告してあげたい。「最後は燃料との戦いだぞ」と。
まぁリアルといえばリアルなんですが、結局艦隊運営には資源節約が重要になってきます。金もキューブもないんですが、何より燃料。少し油断するとすぐに不足しやがる。
例えば、現状の私の全力艦隊だとこんな感じ。
少し見辛いですが、右上の消費というところ。ここ63になってますね？これがこの艦隊が一回戦う度に消費する燃料になります。
一回というのがミソで、1ステージあたり3〜7回戦うことになりますので、単純計算だと、この艦隊で1ステージクリアしたら400近く燃料が消し飛びます。
で、これがどのくらい痛い消費なのかと。アズレンの安定した燃料供給手段として、学園の中の海軍食堂という設備があります。これは時間経過により自動的に燃料を集めてくれる優れもの。プレイヤーレベル依存で任意に強化できるのですが、うちの海軍食堂今ランク7の状態です。上限が10なんでそれなりに強化して行ってる感じです。
ただし、その状態をもってしても、1時間に供給してくれる燃料はわずか72。上記の艦隊が1ステージ回るのに必要な燃料を集めるのに実に5時間以上かかる計算になります。つらい。
しかも、キャラのレベルが上がり、限界突破を行う度に消費燃料は増えていきます。私の艦隊ならマックスまで増えれば75から80くらいまで増えるでしょうかねぇ。つらい。
よって、時間はかかるものの燃料消費の抜群に少ない委託を活用して、レベル上げや資源集めなどは行っていかなければなりません。
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資金を集めてくれたり、経験値をいっぱいくれたり、種々の強化アイテムをくれたりと、委託によって得られる報酬は様々です。完了させるのに時間がかかることと、委託に出している船は攻略に使えないことがネックですが、それを上回るリターンがあります。委託の活用こそアズールレーンの真髄といっても過言ではないでしょう。
④戦力が揃ってきたらハードをこなして改造図を集めておこう
これも私が失敗した部分ですね。ハードはノーマルを全部クリアしてからやるもの、というイメージがあったので始めてから暫くは放置していました。実際は、次の海域を余裕でクリアできるなら普通にクリア可能。って感じの難易度でした。
ハードモードのドロップ品は基本、そこまで大幅にノーマルから変わるわけではないのですが、改造図はハードモードでしか落ちないんですよね。改造と呼ばれる強化とは一線を画す大幅なアップグレードに必要なのが改造図なのですが、ほぼ別物といっていいほど強化されるだけあり、なかなか必要枚数が多い。そして、ハードに挑める回数は日毎に制限されている。
ボコボコに殴られるくらいなら燃料が勿体ないので行く必要はないんですが、3章4章と進められているなら、1章2章のハードモードをボチボチやるくらいの戦力は揃っているんじゃないでしょうか。いざ改造したいキャラが出てきたときのために、そこそこ集めておくことを勧めます。
<まとめ:ぬるっとプレイしたいあなたに>
ここまでそれなりに効率よく進めていくためのアドバイスを書いてきましたが、別に必ずやらなきゃならないというわけでもないんですよね。
アズレンの本質は、毎日ダラダラと可愛いキャラクターを強化していって、強くなったキャラを愛でて楽しむというところにある、つまりステータス萌えとキャラ萌えをお手軽に兼任できるところにあると私は思います。
無論、やろうと思えば演習で上位入りを目指したり、最速で低燃費艦隊を作って効率よく周回していったりと、色々タスクがあることにあります。が、そこを目指しちゃうと時間もお金もかかり出すんですよね。せっかく少ないプレイ時間でダラダラと遊べるセッテイングにしてあるんだから、別にそんなに急ぐこともないんじゃない？と感じるわけですよ。
私は毎日資源を貰えるボーナス付きのセットを買うために課金しましたが、これにしたって別に必須じゃない。
今時課金or膨大な時間or幸運が無いとなかなか楽しめないゲームは少なくありません。まぁ基本無料ですししょうがないね。
そんな中、今のところ必要以上に欲しがらなければ極めて温く遊べるこのゲームは貴重だなと。身も心も削るゲームに皆疲れてんだなと。つくづく思うわけです。
アズレンの未来に想いを馳せながら記事を締めさせて頂きます。次回もお楽しみに〜