皆さんこんにちは。いつもブログを見ていただきありがとうございます。

いつも時流のストライクゾーンをボール1個半ほど外した時期に記事を投稿することが多い本ブログですが、今回は真ん中もど真ん中、今最も熱いゲームといっても過言では無い「モンスターハンターワールド」について語っていこうと思います。

ちなみに、モンスターハンターシリーズをやったことはあります。が、PS2でdosをちょこちょことやり、その後PSPでMH3Pの村クエをクリアしたのを最後に離れてから実に6年ぶりのモンスターハンターというロートルぶり。最早初体験と言っても過言じゃ無いのでは…?

ということで今回はモンハンがPSから任天堂に移ってこの方モンハン触ってないよ〜という自分と同じくらいフルブランクな方へ雑多にファーストインプレッションを語っていきたいと思います。

なお、当然のごとくド素人目線の話になります。各武器やシステム、モンスターについてそこそこには語りますが、身のある話が出来るかというと怪しいもんです。武器の扱い方や立ち回りが知りたい方はこちらがおススメです。

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<1.複雑化した操作体系>
ベータを体験した時から思ってたんですが、プレイし始めて最初に感じるのはこれでしたね。クッソ武器増えたなと。

私が最後にやったMH3Pでは12種類しか無かったのに、MHWでは実に14種類…あれ、あんまり増えてない……?

そう、実は6年前と比べても武器の数自体はあまり増えてないんですよ。操虫棍とチャージアックスが増えただけ。他の大剣やらスラッシュアックスやらボウガンやらは昔からあったんですね。

けど、確かに感じるあのゴチャゴチャした感じ、原因は複雑化した操作体系にあると思われます。武器の扱いが複雑化した結果、昔から存在した武器まで別物のように感じてしまう。○と△でガチャガチャやって、敵の攻撃は×で避けてればとりあえず楽しくプレイ出来た時代は終わったんやな…って。

どの武器にも一つか二つは(MH3Pから)見慣れないアクションが追加されている上に、その新アクションこそ本来の性能を発揮する上で重要になって来る。例えば太刀だと見切り斬りや気刃兜割、スラッシュアックスだと属性解放突き、弓なら竜の一矢とチャージステップを、それぞれどれだけ活用出来るかが武器のパフォーマンスに大きく影響します。

そして、これらの新アクションはもちろん格好良さにも直結します。とにかくMHWは全体的にド派手になっています。段差や坂からの特殊な攻撃もそうですし、そこから派生する乗り攻撃もそう。カッコいい。

操作も複雑になったが、その分カッコよさと上手く扱えた時の気持ちよさもマシマシになった」これがMHWでいくつか武器を扱っての感想です。アクションゲームとしては着実に進化してますね。

ただ、欠点もまたその複雑さにありまして、ゲーム内の情報だけで武器をキチンと扱うのはまず無理という有様。直感的な操作とは程遠く、詳しい仕様や有用なコンボルートをネットで調べて覚える所がスタートラインという。

まぁ一本のゲームとしてのレベルデザインは割りかし破綻してますねよねこれ。私は色々調べたりするのが好きなのですんなり馴染めましたが、その手の細々した作業が嫌いな方は無駄に複雑な操作性にイラつくことでしょう。

未だに減らないもんですね。ゲーム内だけでは全てを理解させてくれない作品。というより、その手の配慮が行き届いているゲームの方が稀なのかもしれません。

「ゲームは洗練されたデザインが全て!」という方にはあんまり合わないと思いますMHW。

ちなみに私が触った武器の所感は以下の通り。

ⅰ.)操虫棍
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最初に触ったのがこの子。初心者に最も向かない武器の一つだと思います。少なくとも私は断念しました。今思うと何で初っぱなこんなヤベー奴に手を出したんだろうなって。

もちろん操虫棍が弱いわけではないです。彼自身は全武器中ナンバーワンの機動力と手数にそぐわない高火力を兼ね備えたポテンシャルの持ち主です。

が、何と言ってもその跳躍の制御の難しさ。跳躍はギミック無しで飛び上がるので、上手く使えば任意に乗り攻撃を発動できるぶっ壊れアクションなのですが、ただでさえカメラが近いモンハンで空まで飛ばれたら敵が見えない。ヒョイっと躱してホイホイ乗ってるハンターは心眼とか使ってるんだと思います。二次元の機動でヒーヒー言ってるロートルには厳しいっす。

あと、地味にエキス管理も難しい。狙った場所に虫を当てるのも普通に難しいのですが、一連の行動の中に組み込むとなると更に難易度が跳ね上がります。各種エキスは時間経過で消えちゃうので、いつのまにか切らしてたり、逆についつい過剰に採取しちゃったりするんですよ。

以上の2点に起因する扱い辛さに振り回され、プケプケにボコボコにされてから操虫棍は使っていません。使いこなせればメチャ爽快だとは思うんですけどねぇ…

ⅱ.)チャージアックス
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今使っているメイン武器の一つ。剣モードと斧モードをリンクさせる瓶ゲージの管理と、各種強化へ繋ぐためのコマンドが中々に面倒で敬遠されがちな近接武器です。

なんといってもこいつの特徴は溜めたエネルギーを一気に解放する必殺技「超高出力属性解放斬り」。これで一度でもフィニッシュを決めてしまうと次から無闇矢鱈に狙うようになってしまい、結果的に事故が増えるという脅威の中毒性。私が乙るのは大抵これです。気持ちいいから仕方ないね(ガンギマリ)

真面目な話、剣モードでの抜刀移動速度はそこそこで、盾強化していればガード性能が高くなるのでかなり戦いやすいです。剣まで強化すれば弾かれなくなるので更に戦いやすくなります。無理に解放斬りさえ狙われなければ安定感は高いです。

が、やはりその煩雑な感じがウケないのか使用率は真ん中ちょっと上の6位で2%らしいです。


正直カウンターとってからが本番の太刀より、適当に攻撃当ててゲージ溜めればいいチャージアックスの方がよほど初心者向けだと思うんですけどね。私の一番のお気に入りで、今は変形斬りのガードポイントを有効活用できるように修行してます。


ⅲ.)弓
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神経張ってないとすぐ異界送りされるアンジャナフ狩りのために作った弓。マルチはともかく、ソロはかなり気楽に狩れるようになりました。

最適な射程を保つのは難しいですが、そこそこの射程なら簡単にキープできます。クイックショットと剛射で近接も戦える。曲射を当てればスタンが取れる。竜の一矢を当てれば尻尾が切れる。チャージステップのお陰で射程調整と溜めが同時に行えるという万能ぶり。全方面に隙のない作りになっています。

更にガンナー装備と剣士装備の垣根が撤廃されているので、わざわざ防具を新しく作らずに済むというのもグッドポイント。思い立ったら武器さえ作ればそのままクエストに行けるのは素晴らしい。

総じて隙のない性能ですね。ただ、ビンを結構消費するので初めの頃は少し辛いかも…と思ったけど別にビン必須ってわけでもないですね。あった方が楽ですが。


ⅳ.)双剣
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機動力の高いオドガロンさんを相手取るために使い始めた武器。チャージアックスはどうしても一手一手が重く、オドガロンさんの得意技「突進→バックステップ×3」についていくのがしんどい。その点、双剣は◯ボタンで発動する移動斬りの使い勝手がとにかく抜群。早め早めに動いてれば安定して戦うことができます。

ただ、防御技を全く持ってないので、攻撃されないことが前提の立ち回りが要求される。高難易度モンスター特有のエゲツない広範囲攻撃が来た時にプレイヤーの真価が問われそう。
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とまぁ、それなりに使った武器の感想はそんな感じですね。あとは太刀やライトボウガンをトレーニングエリアでちょこっと触ってみた程度でしょうか。武器を変えると別ゲーになるのはモンハンあるある。折を見てなるべく多くの武器を触って行きたいですね。



<2.あまり変わらないモンスターたちのアクションと変わりまくった生態>
モンハンの根幹を成す柱の一つが武器ならもう一柱は間違いなくモンスターでしょう。って事で次はモンスターについて語っていきます。

まず、面子は当然ガラリと変わっています。今のところ過去作に登場していた見覚えのあるモンスターはリオレイア・リオレウス夫妻、あとはディアブロスくらいなもんで、他は大体新顔さん。

ただ、わりかし見覚えのあるモーションが多いので、そこまで違和感はありませんでした。二本足飛竜、四本足鳥竜って感じで骨格ごとに基本の動きがセッティングされている気がします。尻尾回転やブレスの前動作は何となくわかるようになってる。

今のところ一番の難物は前動作の少ないプチ突進でしょうか。よく動くようになったせいで、予兆かどうかが若干分かりづらい。まぁ正面に立つなってのは鉄則ですから。

ちなみに、これまでそれなりに戦ってきたモンスターの感想は以下の通りです。

ⅰ.)トビカガチ
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一発一発の攻撃はそこまで痛くないものの、全体的にモーションが早く、今作における近接武器使いの壁として機能しています。怒り状態のビリビリは属性やられを誘発しやすいので、ビリビリ→尻尾ビターンorダイビング→スタンのコンボから乙されたルーキーも多いのではないでしょうか。

「しっかり見て、しっかり避けて、余裕のある時だけ殴れ」「状態異常を解消できる手段を忘れるな」「怒り状態には注意しろ」「狭い場所で戦うな」などなどのモンハンの基礎群をみっちり叩き込んでくれる先生的ポジションですね。体力はそこまで高くないので、多少攻撃チャンスを逃そうと、きちんと落ち着いて戦えば勝てるように設定されている所も先生感ありますあります。

余談ですが、トビカガチの素材から作れるオトモ防具は神がかったキュートぶりを誇りますので、オトモ愛好家の方は是非一度作って見てください。この防具考えた人は天才だと思います。

ⅱ.)アンジャナフ
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古代の恐竜感溢れるアンジャナフさん。一撃一撃が痛い上に、怒り状態になると動きが早くなるという典型的なパワータイプのモンスター。装備強化の大切さと、吹っ飛んだ後の無敵時間を上手く活用することの有意義さをルーキーに教えてくれる初心者の壁その2。

そう、もちろん私が初めて3乙を経験したのもアンジャナフさんです。半端に強化したカガチシリーズでボコボコのボコ。その後、フル強化するのに加えて栄養剤グレートを併用することにより何とか討伐出来ました。無闇に攻撃しないのは大事ですねほんと。出てくる時期はイャンクックなのに危険度はティガレックスというギャップに苦しむ古参ハンターも多いのではないでしょうか。

ⅲ.)リオレイア
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モンハンの顔であるリオレイア。強いは強いんですが、討伐を依頼される時期的にアンジャナフのフル強化装備を用意できる相手であるため、そこまで脅威には感じませんでした。

これはアンジャナフとも共通することですが、怖い遠距離攻撃が突進とブレスくらいしかないため、弓やボウガンで行くと割と楽に倒せるかと。今作はどっちかというと近距離で立ち回る方が大変な敵が多いイメージです。

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とまぁ、そこそこ倒したモンスターたちの感想だとこんなところです。他にも発売前配信動画に出ていたパオウルムーだとか、レイギエナだとか、モンスターはかなり増えていて新鮮です。前作経験者の方だとまた感想も変わってくるでしょうが。


<アクション面のまとめ>
モンスターのモーションに懐かしさを感じることはあっても、斬新すぎてついていけないと感じることは今のところありません。武器の扱いについても、モンスターのモーションが同じ以上、操作に慣れさえすればどうしようもないってこたぁない。総じて、アクションの根っこはモンハンというゲームの基本はそのままに作受け継がれているという印象を受けました。

もちろん決して改善されていないわけではありません。わけのわからない判定で亜空間から殴られたと感じる事はほぼありません。モンスター除けの手段が豊富に用意されているので、アクションゲーム特有の対複数バトルでストレスがマッハする事態も今の所な
い。年月の経過に相応しいブラッシュアップはしっかりと行ってあります。

ただまぁ、良きにつけ悪しきにつけモンハンですね。モンスターを狩って、装備作ってアイテム整えて、またモンスターを狩って…というルーティンは変わる事はありませんので、この繰り返しにそもそも馴染めない・すでに飽きたって人はあまり合わないかと。ストーリーに力が入っていたり、サブクエストが充実したりを求めるのはお門違いなのです。


<3.探索から始めるスローライフ>
先述したように、ゲームシステムは殆ど変わらないです。けど、唯一とても大きな変化がありました。それが探索の実装。といっても、3P以降の作品で似たようなものは存在していたらしいのですが。

ぶらりとマップに赴き、気の向くまま素材を集めたりモンスターと戦ったり出来る。時間制限はなく、好きな時に行って好きな時に帰ってこれる。その場でクエストを受けて仕事を始めてもOK。緩い。すごく緩い。そう、これですよ。私が求めてたものは

今回のマップは凝りすぎるくらいに凝っています。構造は複雑で、正直50時間近くなってもマップを仔細に把握できるとは言い難いです。

だが、その複雑さが良い。全体的に乱雑な印象を受けるマップが逆に探検してる感を演出してくれます。特に最初の古代樹がもう目を回す程複雑で最高。立体交差に立体交差が重なってて、えげつないほどの床面積を誇っています。特定の時間や天候でしか出現しない環境生物を探す楽しみもあり、気付いたら1時間以上探索してたりしますね。





……とはいえ、これはあくまで私個人の感想。「モンハンはモンスター狩ってナンボでしょ。」という人には文句なしのクソマップでしょうね。追跡の手間はかかりますし、最短ルートが把握しづらいのもBAD。

導虫とかいう有能なガイドが居たり、キャンプ間をファストトラベル出来るようになっていたりと一定の配慮は感じますが、狭いエリアでの戦いを強いられることが増えるのは如何ともしがたし。楔虫や閃光羽虫やサルノコシカケなど、狩りにすんごい役に立つギミックも多いんですけどね。

バウンティ=防具強化アイテム調達のための並行型タスクが設定されていることやアイテム消費のペースなどを考慮すると、今作はそこそこに探索して欲しいのかなという製作の意図を感じます。それが楽しいと感じるか、煩わしいと感じるか。今作の評価の分かれ目の一つでしょうね。好きなんですけどね、私は。


<総括:いつものモンハンに確かにプラスされているα>
ということでここまでサラッとまとめてみました。50時間近くプレイしてまだ上位入りたてのペーペーハンターの感想ですが、いかがなもんでしたか。

6年ぶりのモンハンということで期待半分、不安半分でしたが、今のところ非常に満足しています。探索が入った事によりルーチン感が薄れたのが原因でしょうか。やってることはほぼほぼMH3Pと変わらんのですけどね。

それだけに割と最近までガチでやってた人に安易に勧めるのはちょっと躊躇われるところ。見た目変わったりしてるけど、良くも悪くもモンハンですから。今作は。

と言うことで今回はここまで。次回をお楽しみに〜