佐世保 少女殺人事件に思う~「なぜ人を殺してはならないのか、3つの回答水準」~ | 死に対して自由な心を求めた僕と彼女と妹の物語『フライザイン』の世界

死に対して自由な心を求めた僕と彼女と妹の物語『フライザイン』の世界

世界150の哲学、思想をもとに基礎知識ゼロでも分かる読みやすい物語にしました。あなたの感想お待ちしています。




長崎・佐世保で起こった高1少女殺害事件。
故郷の長崎で起きた事件ということもあり、
私にとっては一層、重い問題に感じられます。

以前、哲学者の永井均教授が

「なぜ人を殺してはならないのか、3つの回答水準」

について語って記事が新聞に載っていました。
「3つの回答水準」とは以下のものです。

 1.道徳的水準:
   「ダメなものはダメだ」とげんこつを食らわせる

 2.社会科学的水準:
   「殺したら自分も殺されるでしょ? 自分が殺されたく
    ないなら殺してはいけない」と社会のルールの起源を
    説明する

 3.哲学的水準:
    なぜ生命は尊厳なのか、という哲学的な問いの水準

 最終的には哲学的な問いとなるのですが、
 現代の日本人は苦手とする分野です。

昨日(8月7日)の読売新聞でも

「なぜ人を殺してはいけないのか」という特集が組まれ、
 元高校教師の「夜回り先生」こと、水谷修さん、

 元法務教官の魚住絹代さん、

 宗教学者の山折哲雄氏の3人が意見を述べていましたが、
 山折哲雄氏は、

「死を教えぬ教育 弱い」

 という見出しで、

 日本の教育では死とは何かを教えない、

「この根本的な問題をないがしろにしたまま、今、道徳を

 教科化しても、効果はないと思う」
 
と語っていました。

「死の準備教育」は死の恐怖を免れていると思われる若者にこそ必要とされ、

アメリカ・イギリス・ドイツでは小学生時代の比較的早い時期からおこなわれており、

日本における教育現場への導入の遅れが指摘されています。



この重要かつ難解な問題を、どうしたら分かりやすく伝えられるかに

ついて、私は26年学び、この度、一つの物語にしました。

実はこの物語にでてくるこの地図に、150もの哲学、思想が収まっています。







これだけ聞かれると、ちょっと難しいように感じられるかもしれませんが、基礎知識ゼロの
時計店で働く30代の女性を初め、多くの方から、試作品レベルでも
次のような分かりやすかったと好評をいただいています。

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 とても解り易い話でした。
 自分も生簀の魚と同じです。
 生簀でずっと生きられない不安を抱えて
 毎日生きているんですね。

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 登場人物のその場の情景が目に映る様に描写されていて
 まるでスクリーンを見ているようです。

 特にシンイチのや妹の心の動きまでも
 映像となって頭に浮かびます。
 春の日記。(※登場人物が胸の内を綴って日記のことです)
 まさに自分の事の様です。

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 とても明快で解り易いです。
 頭がすっきりしてきます。


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 春奈さんの気持ち理解できます。
 傍らに誰か居ても 一人孤独です。

 自分の本当の心を誰にも話せない
 理解し合えないのですから。
 世間はナイフの林、傷付かない様に歩くのは
 大変神経使います。

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 簡単に解り易く書いてありますのでよくわかります。
 哲学は事難しくこねくり回した無い様だとしか
 記憶していませんでしたが、この様に簡潔だと理解し易いです。

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 フライザイン、凄く良かったです!
 毎日楽しく読ませていただきました。
 とても深い内容でしたが分かりやすく書かれてあったので読みやすかったです。
 忘れがちなこの問題から目を逸らさず、暗い森の出口へ向かって進んでいきたいと思います。
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物語の一部分だけあげてみますと、

      * * *

「そなた、『フライザイン』を知っているか?」
 突然、こんなことを聞かれるなんてありえない。お互い自己紹介すらしてないのに。
〈知らない。知ってるはずがない〉
誰だってそう思うだろう、九十九%以上。
 でも、なぜか僕は知っていた、『フライザイン』は人類三千年の謎=しかも、どんな人にとっても一番大事な謎=を解く鍵、らしいことを。

 全身に降りしきる雨を受け、悲鳴をあげる肺に手を当てよろめき走りながら、僕はこの衝撃の出会いを思い出していた。
 同時に、わずか一カ月で最大の謎が解けた奇跡のような現実に身体を震わせている。僕は古今東西の英知を集めた『しあわせの地図』を手にしたんだ。この地図さえあれば、幸せの花を見つけられる……。
 
      * * *

星空を見るのが好きだった私。
ある日、それは恐怖に変わった。
あまりにちっぽけな自分に気づいてしまったから。
大宇宙のチリにうごめく私。
いてもいなくても何も変わらない。

変わり映えのしない日常にあるのは、
支えきれない苦痛。
出どころ不明な不安。

なのに、
人は、なぜ生きるの?
ねえ、あなたは答えてくれますか?

どうせ死ぬのに、なぜ生きるの?

      * * *

 ストーリーは、

  余命一カ月を告げられた愛する人のために
  「死に対して自由な心」を探す哲学少女と
  妹の自殺未遂をきっかけとして
  「どうせ死ぬのになぜ生きる」
  という大問題の答えを探し始めた青年の物語
   です。


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では、物語の中でお会いいたしましょう。