プリースト 悪魔を葬る者(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

韓国版エクソシスト

 

 

韓国に悪魔がいる!

JKに取り付いた悪魔を祓うために、

2人のエクソシスト(一人見習い)が立ち上がる!

豚が気の毒プギー!!

 

 

 

奥様ご存知?韓国にまで悪魔がいるんですって。

 

 

JKヨンシンに乗り移った悪魔をキム神父が祓うことになりました。

 

 

儀式のために、とりあえず、医者は必須。これは協力してくれる人います。OK。

 

 

補助をする人も必要。

神学校に通ってる生徒の中から「メンタルが強い」「行動力がある」ここまではわかる。

「霊感が強い寅年生まれ」…わからんが韓国ではそうらしい。

条件を満たしたチェが選ばれます。おめでとうおめでとう。

 

 

ヨンシンは病院の高層階から飛び降り、ほぼ脳死状態で家で介護されております。

悪魔が取り付いてヨンシンの意識を奪い好き勝手やろうとしているのでしょうか?

 

 

盂蘭盆の日(色々混入してる…)。

チェは儀式に必要なものを取り揃え、ヨンシンの家にキム神父とともに推参。

 

 

 

 

部屋の中では意識のないヨンシンの横で祈祷師たちが、鐘やらをジャンガジャンガ鳴らして踊り狂ってます。

たいへんうるさい。

おや~?祈祷してる女たちが、悪魔の呪いを受け下半身血まみれになってしまいましたよ~。

「今日はこれくらいで堪忍しといたる!」と祈祷師達撤退。

 

 

男の悪魔なので女性ホルモンを振りまいて男であることを眩ましましょう、プシュプシュッ。

鼻の下に歯磨きをつけて部屋に乗り込んだら、くっさー!

オウェェェェェェってなるくらい、くっさー!

でも、協力するって言っちゃった以上あとには引けません。

それにキム神父がヨンシンに悪さをしているという噂があるので、逐一録画してこいと先生には言われてます。

 

 

悪魔祓いが始まりました。

悪魔を呼び出し、豚さんに乗り移らせるブヒ。

 

イエローハーツ豚豚豚豚豚豚豚豚豚豚イエローハーツ

 

 

結界の中に入ってくるなよ!キムに言われ、結界の外で準備を整えるチェ。

隠しカメラはあっサッリ見破られてます。(もう少し考えろ、チェ)

 

 

なんちゃらかんちゃら~~~と呪文を唱え悪魔と戦うキムとチェ。
猫がにゃーと集まってきますにゃー。
わ~~い猫ちゃんだ~、喜んでると大量のネズミやハエやGが、ワラワラと押し寄せてきよる。

この界隈のGが全部来ます。
ヒィィィィ!



ヨンシンがゲッフーと血反吐を吐きます。
チェはフランシスコの鐘をチンコロリーンと鳴らし、悪魔逝ねーーーと念じますが、キムがヨンシンの首を絞めて殺そうとしてるじゃないですか。


「それはあきません!」
思わず結界を越えてしまったチェ。
悪魔に見つかり「ようこそ」って言われちゃいました。


悪魔に魅入られたチェは、恐怖を感じます。
幼いころ、犬に襲われたチェと妹。
チェは妹を置いて自分だけ逃げてしまった、その結果妹は死亡…という負い目を背負って生きてきました。
内なるチェが「逃げたらええやん」と囁きかけたので、(悪魔の手中に嵌った?)チェは、ほなさいならーーーと悪魔祓いの現場から逃走。

 

 

バイバイランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングバイバイ

 


路地一本抜けたらそこは繁華街。
行き交う人。
いつもの「日常」。
呆然と「日常」に紛れ込み歩くチェ。



暗くて細い路地に、あのときの妹とチェが立っていました。
幼いチェは、靴を片一方失くしてます。
でも今のチェは…両方の靴を履かずに逃走。
あの時から何も変わってないじゃないか、俺は!!!
妹が笑いかけました。
恨んでなんていなかった…妹は。


再びキムのもとへ戻るチェ。


悪魔との戦いが再始動。
「お前はもう補佐ではない、一緒に悪魔を呼び出すぞ」
硫黄を焚き、歌います。

 


悪魔を呼び出し豚に封印するために、ヨンシンには犠牲になってもらわないといけない…。
「私がしっかり捕まえているから…」
キム、チェ、そしてヨンシン。
3人が力を合わせ悪魔を豚に封印することに成功しました。


真っ白なブタちゃんが真っ黒で邪悪な豚に変わったプギー!

この豚を水深15メートル以上(だいたいこれくらい)の川にドボーンすること!
チェが豚を動けないようにして聖なる布で包み、漢江に捨てようと走り出しますが。


ここで韓国アカン警察登場!
肝心な時は初動捜査がまるでなってないのに、こういうときだけは速い!

ヨンシンを殺した殺人犯としてキム神父は逮捕。
チェも捕まりそうになります。


悪魔が「車衝突しろプギー」「電柱倒れろプギー」と、チェの邪魔ばっかしやがります。
町は大混乱。

悪魔が悪魔らしい力を発揮。


チェもキムも身体が腐ってきました。

梅毒だそうで…。

1時間たっても悪魔を処理出来なければ、一緒にいる悪魔祓いが取り憑かれるのです。
タクシーをぶっ飛ばして漢江に架かる橋に行くチェ。

 

 

しかし悪魔も最後の力を振り絞って、投げさせようとしません。
もう少し…あともう少しなのに…ちっくしょーーーー!
チェは悪魔豚を抱いて川に飛び込みました。
「プギー?何考えてるプギー、待てプギー」



キムの腕に出ていた斑点が消滅し、キムはチェが悪魔を封印したことを知ります。
救急車で運ばれるヨンシンの指がかすかに動き、
そして川岸に、チェが這い上がってきます。


一人前の悪魔祓いが誕生しました…。

       おしまい
 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

欧米では、悪魔に取り憑かれたら黒目がちになることが多いのに、
韓国では白目です。

儀式時のBGMは、バッハ。

文化の違い。

 


日常…と言うより華やかな都会のすぐ裏手に、あんなGだらけの集合住宅があることが大変恐ろしい。
もちろん地下道やらからも集まってきたんでしょうが…。

 

 

欧米のエクソシストは、なんやかんや言うても荘厳じゃないですか。なのに韓国ではフツーのおっさん。

焼肉食うとるし。

 

 

 

悪魔に乗り移られたヨンシンの迫真の演技!

悪魔に乗り移られた豚の迫真の演技!!

 

 

悪魔さぁ、ヨンシンの時はパワーをそこまで発揮してないのに、豚に乗り移った途端、よらば切るぞ!千切っては投げ千切っては投げ…そんな力があるなら何故もっと早く見せぬ?

豚はオスだったんか?

 

 

韓国映画は「警察を馬鹿にしなくてはいけない」というルールでもあるかの如く、こんなエクソシストモノですら、アカンっぷりを発揮。

 

 

ラスト、ヨンシンが生きてますって言いたかった(=悪いのは悪魔だけ)のかもですが、まだ悪魔は祓われてませんよ-、ニヤリと微笑むヨンシン…。
或いは悪魔に憑かれたチェ…って言うラストかな~と期待してたけど、あっさり悪魔アデューしはりました。


そんな情けない子やから、韓国に飛ばされますんや!
 

 

エクソシストモノと言うより、エクソシストっぽいアクション。

妹の霊や、こんばんは~ってやってくる犬や、

恐怖をそそる演出をしてるけどいまいち怖くない…のは、

やっぱり、韓国アカン警察が何もかもぶち壊してるせいだと思うねん。

 

 

悪魔ってものは人の手を離れた…人知を超えた存在なのに、

豚に入れられるって…。

屈辱!

 

 

それなりには面白いし、飽きませんでした。

若干の物足りなさはあります。

天井に張り付いたり、背面歩きしたり…・そう言うアクロバティックなことをこの悪魔さんはしはらへん。

そこ見せ場じゃないの。

 

見せ場は全部豚が持っていきました。

プギー!

ポチッと押すブヒィ!

     ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村