■あらすじ
●アモルト神父…悪魔祓いが出来るよ
●トマース神父…神父の補佐が出来るよ
●ジュリア…修復の仕事が出来るよ
●エイミ―…ママに反抗できるよ
●ヘンリー…悪魔を受け入れることが出来るよ
悪魔祓いをしているアモルト神父。
「悪魔よ、おめーは下っ端だから、か弱き子供にしか取り付けねーんじゃろ?
ホンマに上級悪魔なら、わしの連れてきた豚に取り憑いてみろや」
「ムギギギ
豚にだって取り憑けるさぁ」
豚に取り憑いた悪魔はその場で射殺。
アホなんか?悪魔
…と言う悪魔祓いを勝手にやったら、上から怒られました。
旦那に死なれ女手一つで子供を育てているジュリアは、修道院の修復作業のためスペインまでやってくる。
姉のエイミーは反抗期真っただ中。
弟のヘンリーは父の死のショックで緘黙。
工事中の修道院でガス爆発が起き、工事人たちは「こんな危険なところで作業なんかやっとれるけぇ」と逃げ帰りよる。
同じころヘンリーの身体に異変が起きた。
悪鬼の表情で「神父呼んでこいや」と言うヘンリー。
ジュリアは近所のトマース神父を呼ぶが、
「お前ちゃうんじゃ、ヴォケ」
仕方なくトマースはアモルト神父に救援要請。
アモルトはトマースと協力して悪魔を祓おうとするが、
悪魔はアモルトとトマースの心の弱い部分に付け込み彼らにゆさぶりをかけるのだった。
アモルトたちは悪魔の名前がアスモデウスであると突き止める。
そして奴の望みがアモルト神父に取り憑き、ヴァチカンを内部から破壊することであることも察知。
アモルトはかつてパルチザンで生き残ったことに負い目を持っている。
そして自分の悪魔祓いが失敗した(精神疾患で片づけたら自殺されてしもた)事にも負い目を持っている。
トマースは愛した女性を信仰のために捨てたことに負い目を持っている。
お互いに告白しあって懺悔は終えたはずなのに、
悪魔は弱いところを突いてきよる。
自殺した少女の幻覚。
捨てた女の幻覚。
アモルト神父はアスモデウスを自らの肉体に憑依させる。
トマースはジュリア一家を逃がし、
アスモデウスと戦うアモルト神父に加勢。
全身全霊の祈りの果て、悪魔を祓うことに成功。
ヴァチカンはアモルト神父に、
「これからも悪魔祓いやってな」
とお願いするが、神父は、
「トマースも一緒じゃなきゃヤダ」
「ほな二人でしたらええわ」
ヴァチカンの悪魔祓いコンビがここに生まれたのだった。
■おしまい
■感想
ラッセル・クロウがエクソシストって、むっちゃ肉体派で執念深そう…。
ラッセルの執念深さが余すところなく描かれた『アオラレ』は、こちら。
悪魔なんかそうそう人に憑くもんちゃう。
大概が精神疾患。
でも、ごくごく稀にマジで悪魔が取り憑く事もある。
わしはそれを祓う。
…が主義なアモルト神父が、過去に見誤った一件が心の中で重しになってはるん。
カワユス
トマース神父は、せっかく悪魔祓いに馳せ参じたのに
「おめーなんか役不足なんだよ」
ってつれない態度とられちゃう。
カワイソス
悪魔に取り憑かれるヘンリーが痛々しくてかわいそうだった。
ジュリアも気の毒やん?
おねえちゃんのエミリーは、反抗期真っただ中でいけ好かない娘っ子みたいだけど、悪魔に取り憑かれた時の例のポーズで歩くところとかは「お、出たか」でした。
なんでも、この作品。
SNSでバズったらしいんやけど、なんでやろ?
特別怖くもないし(そこが良かったん?)。
バディもの好きだけどハードなホラーは苦手…なんかそういう方々が押し寄せた?
でも同じようなバディもの、しかも豚使うブーな『プリースト』は、こんな人気出てたっけ。
ラッセルが人気なのねーと思っとこ~。
もっと活躍するかと思ったジュリア一家がどんどん空気になっていくのは、物語の構成上仕方ないのかな。
この映画のテーマは。
悪魔もいろいろ
考えてきよる!
これ!
実在の神父さんの書いた本が元だそうです。
「悪魔祓い系」は、
「そこまで怖くないけど面白い」ものが多いので、
よろしかったら。
あんま怖くないから、初心者でもOK。
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