無機物になりたい。
何ものにも関わらず、
ただそこに存在し、
いつしか風化して、
人の心にも残らない。
そういう無機物になりたい。
っていうか、
それ、生まれ変わりの範疇に入れてええのん?
いじめとか
マスコミの攻撃とか
SNSアタックとか、
メンタルズタボロにされてても
「今すぐ地球が滅びてしまえばいいのに」って思わんのがえらいわ。
えらいのか?
『棘の家』
読みました。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1H64LR3
事なかれ主義の教師・穂刈の娘が自殺未遂を起こした。
原因、いじめ。
穏やかだった日は終焉を迎える。
いじめの首謀者の名前を知った穂刈は、
ついついマスコミに彼女の名前を漏らしてしまった←バカなの?
加害者の一家はマスコミとSNSの猛攻を受けてしまう。
そしていじめの首謀者である女子がKILLされてしまった。
現場の防犯カメラに映っていた穂刈の息子。
穂刈は息子への疑惑を晴らすため奔走するが…。
被害者だったのに加害者になってしまったのねん。
みんな容赦ないのねん。
中山さんの一連の
「何かの作品と繋がってる」
シリーズではなく、
単品。
いじめ、
自殺未遂、
教師の葛藤、父親の葛藤、
…等々詰め込んでるが、
「よう考えよし」
と言う暴走が目に付いて仕方なかった。
ノリノリで書いてた『作家刑事毒島』と違い、
なんとなくもやもやした気になるのはテーマが重いから?
「ちょっとその結末は」的な、
無理くりどんでん返しに持ってきてない?感…。
穂刈の妻には、イライラを通り越して空恐ろしさすら感じてしまった
刑事さん以外でまともなん、
いじめの首謀者の女児のパパ上だけやん…。
そして、そこはかとなく、
「母親は子供のことになったら猪突猛進ですさかいなァ」
と言う嘲りと、
「せやけど母親言うても女ですさかいなァ」
と言う軽侮が散見されてて、
ヤナカンジー!
この家庭、
きちんと再生するんかいな、
( ゚д゚)ハッ!
ここから始まるのが『棘の家』ってことか!
あんま琴線に引っかからなかったです。
でも、刺さる人には刺さると思います。
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