アロマとクレイの処方箋
国際中医師が伝える日々の食事と過ごし方
Liang かなやゆうこです。
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あるメーカーの
アロマの原液塗布・飲用について
ご質問をいただくことがあります。
これまで
ブログには書かず
私の意見を
直接その方にのみ
お伝えしてきたのですが
多くの方が疑問に思われていることなのだと
痛感していますし
実は
私は、その精油の使用経験もあるので
今回は
この場で
お話してみたいと思います。
信頼していた鍼灸師さんが
鍼の治療よりも
手軽で
効果を感じやすいことから
本業よりも
アロマを使うようになったと聞いて
まず
興味を持ったんですね。
どんな製品なんだろう??って。
で、その精油を実際に使わせてもらうことに
なりました(社名は控えます)。
私の感じたところでは
企業理念もしっかりしていて
社会的な貢献も視野に入れた
活動をしており
製品に関しても
そのメーカー独自の
厳しい基準を設けていて
非常に質の良いものだろうと言うこと。
で、実際使ってみての感想ですが
(原液では使わず希釈して使用)
香りもとても良く、精油の作用も
実感できたので
製品自体はとても良いものなのではないかと
思っています。
ですがですね
広めている方々の
認識や
精油の使い方が荒っぽいなと
言う印象は拭えませんでした。
なぜ原液塗布が可能なのかと言う質問に
お決まりのように返されるのが
とても質の良いものだから
これは
ありとあらゆるところで
散見される表現です。
ほぼこれ一択です。
怖いくらいに。
品質が良いから
使用期限も無いと
言われました。
極端な話にはなりますが
私たちは
キノコは加熱して食べますよね?
もし
このキノコは非常に質の良いものだから
生で食べても大丈夫よ!
あと、品質がよいから
消費期限もないのよ!
って言われたら
どう感じるでしょ?
あなたは
食べますか??
その会社の
イベント時には
受付近くのテーブルに
精油の瓶が並んでいて
皆がそれを手に取り
手のひらにダイレクトに精油を落とし
両手で軽く擦り合わせ
首の後ろに塗っていました。
またそのメーカーが勧める
いわゆるアロマトリートメントでは
何種類もの精油の原液を手に取り
体に直接塗布します。
皮膚の弱い人にも
同じような使い方をするのか
質問したところ
植物オイル500円玉程度を手に取り
その上に精油を落とすよう
説明はされました。
うちの娘は肌が弱いので
1%程度に希釈して使ってみたのですが
それでも皮膚刺激を感じていましたので
使用をやめた経験があります。
あ、あと
舌下に精油を垂らすという
摂取の仕方も勧められていました...
いずれも
その危険性に関する説明や注意喚起などは
特にありませんでした。
これらを通して感じたことは
精油を広める人たちの
基本的な精油の禁忌などに対する
意識が
残念ながら低いのではないか
と言うことです。
精油には禁忌があり
それを理解した上で
それでも
ここのメーカーの精油には
かくかくしかじかの理由で
その禁忌は適用されない
確かなデータもある
みたいなことがあれば
ある程度納得は
できるのかもしれません。
ですが
その部分が見えてこないのです。
その精油メーカーにも
実は
いわゆる科学の専門家がいて
日々様々な研究を重ねているようです。
なので
おそらくですが
彼らなりの安全基準があるのだと思います。
ですが
原液塗布や飲用(水に精油を垂らして飲用したり、料理にも使われています)に関する
注意喚起が十分でないため
ここの精油を原液塗布や飲用に使うのは
危ういと言わざるを得ないのでは
ないかと言うことです。
そんなわけで
アロマ業界のプロフェッショナルからは
その危険性を指摘されている。
それに対して
メーカーからの納得できる説明が
見えてこない。
いつも思うのですが
この両者が意見交換をする場が
あればいいのになーと。
いつか実現するといいなーと
思いつつ...
そんなわけで
私見にはなりますが
しっかりとしたエビデンスや
根拠が見えてこない時点で
今の私の判断としては
そこのメーカーの精油は
使わないと決めているわけではありませんが
使う時は
必ず適正に希釈して使う
ことにしています。
どなたかが
根拠ある説明をして
皆が納得して
新しい使い方を認めるような未来も
もしかしたら
あるかもしれませんが
今のところの
私の考えは以上になります。
もしも根拠やエビデンスをご存知の方が
おられたらぜひ教えてくださいね。
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