いつもいいねボタンを押していただき、
本当にありがとうございます。
英語発音のもつ素晴らしさを
全力でお伝えするしいのです。
今回はレッスンから離れた
本当はダサい私について書きます。
レッスンを期待していただいていた方、
次回はレッスンをやらせていただきます☆
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「オカンと私」
なんであんたは産むん
３人産んだら男の足を引っ張るだけや
オカンから
３人目を授かったときに言われた言葉
私にはネイリストになりたくて、
第二子がまだベイビーの時に
ネイリストを目指した時期があります。
お金がなかったのと、
手に職をつけたくて。
そして何より
私がネイリストを目指した最大の理由
働きづくめのオカンに、
ネイルをしてあげたくて。
通信教育でネイルを学び、
資格も取得して...
専門学校での試験。
周りを見渡せば、
１０代 の子達がキラキラしていて、
授業の一環なのか何なのか、
試験というのに楽しい日常会話が飛び交う。
誰一人として、
離乳食や授乳トラブルの話をしている子は居ない。
ましてや、
パンパンにはれ上がるお乳を
実技と筆記のどのタイミングで搾乳すべきか？？
いつトイレに駆け込むのがベストタイミングなのか？
そんな話をしている人なんて皆無状態。
そうか。
私はネイリストになりたくて、
授乳と授乳の間に紙に赤ポリッシュを塗り、
転勤族で友達のいない環境の中、
ハンドちゃんだけと友達になり、
せっかくできた友達にさえ
甘皮が生えてこないと文句を垂れる。
主人には無理だ、やめとけ。
と言われ続け、
それでも夜中にこっそり練習に励む。
検定試験をドキドキして申し込み、
この日だけはと主人に頭を下げ、
子供達の体調を整え、食事を３食分準備し、
いざ試験日へ!!
そこで目の当たりにした現役の学生との温度差。
なにこれ。
きっとその学生たちはその検定が
必要単位の一部ようで、楽勝ムード。
実技の試験中、
この日への想いが強すぎて、
過剰なプレッシャーで震える手。
どうもうまくいかない。
たしかに。
私とは違うんだなぁ。
この歳でネイリストなんて…。
場違いだし、間違いかなぁ…。
それでも諦められないのは、
やってあげたい人が居たから。
報告したい人が居たから。
帰省時には、
毎回検定通りのネイルセットを
カバンにパンパンに詰め込んで、
いつでもやってあげられるように、
オカンの好きな色を何色か準備して。
でも自分の技術に自信がなくて…。
オカン、ネイルしようか？
そんな短い言葉が言い出せず、
ネイルセットと共に帰省すること３回目。
よし！！大丈夫、やろう!!
なんとかなる。
意を決し、
オカンの爪を見ると、
所々剥がれかかったピンクのマネキュアの下に、
堂々と存在アピールするドス黒い爪。
どこかにぶつけた時とは全然違う
ドス黒い爪を見て心がザワザワした。
遅かった。
癌の闘病中で抗がん剤治療中のオカンの爪は、
ピンクのマネキュアで隠しきれないほどに
薬の影響で色が変色していた。
気が引けた。
私がやろうとしていたのはジェルネイル。
遠く離れているオカンに何かあった時、
指に血中の酸素濃度を測る機械って、
ジェルネイル禁止だったよね…。
いや、マネキュアでも大丈夫。
準備はしてきた。
それでも、気が引けた。
一番の原因は、
自分がある程度の形を求めている間に、
進行していたオカンの病状を直視できない自分。
自分の知識不足、
自分のタイミングの悪さに
気持ちが動揺した。
なんでもっと早くしなかったんだろう。
オカンは私にネイルのスキルなんて求めてないでしょ。
何やってんだ私、ほんとダサい。
私の最大の後悔。
その後、
第３子の妊娠に対してオカンは、
なんであんたは産むん？
３人産んだら男の足を引っ張るだけや
と。
抗がん剤でしわがれになった声で、
私に言い放った強い言葉が、
脳裏に焼きつき、
日課だった毎日の電話ができなくなった。
それがオカンとの最後の会話。
ほんとダサい私。
その後ネイルをきっぱりと辞めた。
なぜ辞めたのか？
それは、
自分のためではなく、
オカンのためのネイリストだから。
オカンにネイリストになりたいと
言ったのに、ならなかった罪悪感。
あんなに練習してたのに、
一気に冷めていく感情とネイル熱。
自分は何も達成できないという劣等感。
それでもネイルを続けるべきか？
他にも喜んでもらえる人っているんじゃないか？
オカンへの罪悪感に折り合いをつけたくて、
ネイリストへの続行の着地点を模索する日々。
それでもどうしても乗り越えなれない感情の壁。
第三子の出産を反対したままのオカン。
私のネイリスト宣言を受け止めたままのオカン。
私はオカンに話します。
オカンはまだ怒っているかなぁ。
やっぱり３人って大変ね。
ほんまオカンの言う通りやわ、完全白旗。
今、全く違うジャンルの仕事をしていることを
どう思ってんのーー？
あんたはまだまだやって、
やっぱり反対しているよねー。
私の知識はまだまだ完璧ではありません。
発音を学び始めたのはアラフォーになってから。
間違いもあるし、ダサい失敗話なら腐るほど。
完璧である必要がある発信者。
でも完璧をゴールに見据え、
ダサくても、英語まだまだでも、
今の知識で私にできることって絶対ある。
完璧にってやってたら、
鈍臭い私のスピードじゃ一生レベル。
遅かったと二度と思いたくない。
オカンのニヤリと首をすくめて笑うあの笑顔が
懐かしいと思う感覚にようやくなりました。
もう５年かぁ。。。
あんたはまたそんなんやって…って
反対してるだろうけど、今回は諦めなれないな…。
オカンのためのネイリストじゃなくて、
自分のやりたいことの為にやってみるよ。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
P.S. ネイルをきっぱり辞めたと言いながらも、
いまだに捨てられないもの。やっぱダサい(⌒-⌒; )
・夜な夜な練習していた紙
・ネイリストを目指して通信で書いた目標の紙
2012年に書いたもので、紙が黄ばんでいますね（笑
他にもハンドちゃんなども多数保管中（苦笑
※ハンドちゃんとは、
ネイルの勉強で使用する手のマネキンです。
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